知ってから観るともっと楽しい! 『ラブ・アクチュアリー』のトリビア4
何度観ても、私たちに様々なサプライズと感動を運んでくれる『ラブ・アクチュアリー』。ここでは、今作にまつわるトリビアをご紹介。読むと、また観直したくなること間違いなし!
1. ジュリエットのウエディングドレスは特注!
ジュリエット(キーラ・ナイトレイ)とピーター(キウェテル・イジョフォー)のウエディングシーンで、ジュリエットが着用している美しい純白のドレスはキーラの為に特別に作られたもの。カーティス監督が『ベッカムに恋して』のへそピアス姿を見て『ラブ・アクチュアリー』にキーラをキャスティング。同作のドレスも、よく見たらおへそが見えるデザインになっているとのこと。ちなみに、カーティス監督は冒頭の結婚式のサプライズ演出シーンで、トロンボーン奏者役でカメオ出演もしている!
2. あの“愛の告白シーン”のフリップはアンドリューの手書き!?
親友ピーターの妻ジュリエットに密かに恋をしているマーク(アンドリュー・リンカーン)が2人の住む家に行き、玄関先で手書きのフリップで想いを伝えるシーンは今作の中でも印象的な名告白シーン。実はこのフリップはアンドリューの手書きで、「自分で書いてみてもいい?」とリクエストしたものの、結局は美術部のものを彼がなぞることになった。ちなみにこのシーンはボブ・ディランの「サブタレイニアン・ホームシック・ブルース」のMVからヒントを得たそう!
3. 大量の蚊に刺されてしまったコリン・ファース
婚約者に浮気された作家のジェイミー(コリン・ファース)と家政婦のオーレリア(ルシア・モニス)が風で飛ばされてしまった原稿を集めるために湖に飛び込むシーン。撮影に使用された湖は、実際には深さがわずか45センチしかなく、二人は水の中でひざまずきながら歩いて、深い水の中にいる演出をしなければならなかった。また、この湖には蚊がたくさんいて、ひどく刺されてしまったコリンは、肘がアボカド大に腫れ上がり治療が必要となったそう。
4. 撮影時はリアルに失恋したばかりだったふたり!
イケメン同僚のカール(ロドリゴ・サントロ)に長年片思いしているサラ(ローラ・リニー)。撮影当時、ローラとロドリゴはそれぞれお付き合いをしていた人に振られてしまい、失恋中だったそう。とうとうキスシーンを撮影する日になっても現実が辛くて2人ともバンにぐったり。撮影前に「僕の心は傷ついたよ、失恋したんだ」と本音をこぼしたロドリゴ。そんな彼にローラは「今日は一日中、お互いの気持ちを高め合いましょう」と励ましたそう。映画では念願叶った2人の愛らしく甘いキスシーンだったけれど、その裏には優しさが溢れていた!
『ラブ・アクチュアリー4Kデジタルリマスター』全国公開中/配給:シンカ
STORY|ロンドンではさまざまな愛が交錯する。ダウニング街の官邸に新しい首相が到着。彼は新米の秘書に心ひかれる。恋人に裏切られたジェイミーはフランスのコッテージに行き、そこでポルトガル人の女性との距離を縮める。妻を失い、義理の幼い息子を育てるダニエルは、彼の恋の悩みを知る。19人の人物の思いが語られていく。
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