2024年に日本で公開・配信・放送された映画やドラマなどに複数出演して熱演、好演を見せ、注目度が飛躍的に上昇となった新世代スターたちを総ざらい!これからのエンタメ界をリードする存在になること必至の顔ぶれです。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
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ポール・メスカル
Paul Mescal

画像: ポール・メスカル

ポール・メスカル

アンドリュー・ヘイ監督の『異人たち』で主人公の男性が恋に落ちる同じマンションに住む謎めいた青年をミステリアスかつ繊細に演じたかと思えば、リドリー・スコット監督の大作『グラディエーターⅠⅠ 英雄を呼ぶ声』では筋骨隆々で勇猛な戦闘士を体当たりで熱演し、振り幅の大きい演技力を発揮したポール・メスカル。後者では2度目のアカデミー賞候補の可能性も噂され、瞬く間に注目度ナンバーワンの若手俳優に躍り出た。

マイク・ファイスト
Mike Faist

画像: マイク・ファイスト

マイク・ファイスト

 2021年の『ウエスト・サイド・ストーリー』のリフ役で注目されたマイクは、『チャレンジャーズ』でジョシュ・オコナー扮するテニス選手パトリックの手強い対戦相手で恋のライバルともなるアート役を熱演し、強い印象を残した。日本では遅れて公開された『ザ・バイクライダーズ』では取材者としてライダー集団に溶け込むダニー役を静かな佇まいで演じた。次はTVミニシリーズ「エデンの東」でフローレンス・ピューと共演する予定だ。

シドニー・スウィーニー
Sidney Sweeney

画像: シドニー・スウィーニー

シドニー・スウィーニー

ドラマ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」(フレッド・ヘッキンジャーの姉役!)「ユーフォリア/EUPHORIA」で知られていたシドニーがいよいよ映画界でもブレイク。『マダム・ウェブ』で謎の男に追われる少女の一人ジュリア役でマーベル映画に進出したかと思えば、『恋するプリテンダー』ではグレン・パウエルと共演し見事なロマコメ・ヒロインぶりを披露! ノリの良さが伝わってくるような個性も貴重な新世代スターだ。

フレッド・ヘッキンジャー
Fred Hechinger

画像: フレッド・ヘッキンジャー

フレッド・ヘッキンジャー

ジョセフ・クィンと共に『グラディエーターⅠⅠ 英雄を呼ぶ声』で双子の悪皇帝の弟カラカラを狂的なまでの熱演で演じたフレッド・ヘッキンジャーは、すぐさま次回作『クレイヴン・ザ・ハンター』で今度はアーロン・テイラー・ジョンソン扮するクレイヴンの弟ドミトリ(カメレオン)役で登場。前者ではキャンペーン来日でフレッシュな素顔も見せてくれたフレッドは、ここでもポール・メスカルの弟的な存在で愛されキャラ感が爆発!

ケイリー・スピーニー
Cailee Spaeny

画像: ケイリー・スピーニー

ケイリー・スピーニー

グレン・パウエル同様、24年に3作が日本公開され、あっという間に人気女優になったケイリー。ベネチア国際映画祭女優賞を受賞した『プリシラ』で大スター、エルヴィス・プレスリーの妻となった少女の憂鬱と旅立ちを繊細に演じ、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』では戦場で成長する新米カメラマンを好演、さらに『エイリアン:ロムルス』では凶暴なエイリアンと戦う小柄でパワフルなヒロインまで八面六臂の大活躍!

ワン・イーボー
Wang Yibo(王一博)

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ワン・イーボー

古装ドラマ「陳情令」で知られる存在だったが、2024年は映画3作が連続日本公開され、新たなファンと広い知名度を獲得。トニー・レオンと共演した『無名』では戦時下、日本スパイと対峙するトニーの部下役でクールな魅力を発揮したかと思えば、続いて中国版「トップガン」的な『ボーン・トゥ・フライ』でテストパイロット役を胸熱に演じ、『熱烈』では話題のブレイキン・ダンスバトルを披露。何をやっても絵になるところがさすが。

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