2025年に45周年を迎える「映画ドラえもん」シリーズの新作アニメ映画『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(3月7日公開)。“音楽”がテーマの冒険を描いた前作『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』(24)に続く今作では、ドラえもんたちが“絵の世界”に飛び込んで大冒険を繰り広げる。主題歌を担当するのは“ドラえもんの大ファン”を公言しているあいみょん。幅広い世代で人気のあいみょんが愛を込めて書き下ろした楽曲と子どもの頃から大好きな“ドラえもん”への変わらぬ想いを語る!(文・タナカシノブ/写真・野口貴司(San Dorago)/ヘアメイク・松野仁美/スタイリスト・服部昌孝/デジタル編集・スクリーン編集部)

あいみょん プロフィール

1995年3月6日生まれ。兵庫県出身。シンガー・ソングライター。2016年にシングル「生きていたんだよな」でメジャーデビュー。これまで16枚のシングルを発表。2024年9月11日に5枚目のアルバム「猫にジェラシー」をリリース。ラジオ「あいみょんのオールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送)のパーソナリティを担当。2024年9月28日にスタートしたアリーナツアー「AIMYON TOUR 2024-25 “ドルフィン・アパート”」は国内8公演に加え、台北・ソウル公演を含む6都市12公演の追加が決定。2025年4月には台北、ソウルへ、5月より兵庫、神奈川、大阪、埼玉で開催される。

音楽の道に進む前は、絵の世界に行きたかったので、これも運命かなと思ったし、いい作品に巡り会えてすごくうれしいです。

画像: 音楽の道に進む前は、絵の世界に行きたかったので、これも運命かなと思ったし、いい作品に巡り会えてすごくうれしいです。

──“ドラえもんの大ファン”とのこと。「映画ドラえもん」シリーズ44作目となる本作のストーリーをどのように感じましたか?

「ドラえもんの映画が大好きな方はもちろん、ドラえもんの映画を観たことない人にも楽しめる作品になっていると思います。みんなが知っているアイテムも出てくるし、みんなが知ってるドラえもんがここにいる! という感じがしました。今回もドラえもん愛のあるあったかい作品になっています」

──今回、ドラえもんとのび太くんたちは“絵の世界”へ飛び込みます。

「音楽の道に進む前は、絵の世界に行きたかったので、これも運命かなと思ったし、いい作品に巡り会えてすごくうれしいです」

──楽曲はどのように制作されたのでしょうか?

「自分はすごく『ドラえもん』が大好きだけど、主題歌にはオタク加減を出しすぎてはよくないと思って(笑)。絵コンテや台本に描かれていた映画の内容と今までのドラえもんとのび太くんとの歩みをイメージした時に、眼鏡を外したのび太くんの顔に残っている眼鏡の跡さえも、絵になる、描きたくなる、とても愛おしいシーンが思い浮かんで。そこから歌詞がバーっと出てきました。いつものように詩とメロディーが同時に浮かんで出来上がりました」

──主題歌「スケッチ」と挿入歌「君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!」はタイプの違う楽曲という印象です。どのような意図があったのでしょうか?

「挿入歌は『ドラえもん』全開で行こう! と思っていました(笑)。大好きだからこそ書ける『ドラえもん』の曲にしたいと思って書き下ろした楽曲です」

──「映画ドラえもん」シリーズの楽曲なんじゃないかと思うくらい、「ドラえもん」の魅力がギュッと詰まっていました。

「めっちゃ、うれしいです! 自分も大好きな一曲になったし、知っている人なら分かる! というものを詰め込みました。主題歌にも『ドラえもん』が好きな人なら分かるような、ほんのりとドラえもんとのび太くんが薫るような言葉を選んでいますが、挿入歌にはワクワクするようなものをガッツリと入れています(笑)」

──中世ヨーロッパの世界を舞台に、絵の世界に飛び込み大冒険を繰り広げる物語が展開します。絵も大好きなあいみょんさんが飛び込みたい絵の世界はありますか?

「これまで絵の世界に飛び込みたいと思ったことはなかったけれど、そんなことができるかもしれない! と思わせてくれるのはドラえもんのステキなところですよね。昔から抽象的な絵がすごく好きなので、岡本太郎とかダリの絵の中に入ってみたいです。映画は中世ヨーロッパが舞台なので、いわば逆未来。せっかくならあの絵が描かれた時の岡本太郎さんに会ってみたいという気持ちにもなりました」

──ちなみに「ドラえもん」の世界に入ることができたら……。やりたいことはありますか?

「モブキャラでいいです!」

──大好きな「ドラえもん」の世界に入れるのに?

「のび太くんの学校の給食のおばちゃんとかがいいです(笑)。そっと居ておきたいって感じです」

── 一緒にやってみたいことがたくさんあると予想していたのですが。それこそ、絵を描くとか。

「一緒にいる自分を想像するだけでワクワクします。叶うなら、ドラえもんに好かれるネコちゃんになりたいです! せっかくならドラえもんに好かれたい(笑)。時々ドラえもんに恋をされたりするのがいいかな」

──アニメだとミイちゃん、原作だとタマちゃんとか、名前のないネコちゃんもいましたよね。ドラえもんって意外と気が多かった気が(笑)

「確かに、そうだったかも。そのうちの一匹で!」

──様々な作品で主題歌を手掛けていらっしゃいますが、楽曲を担当する時に心がけていることはありますか?

「作品あっての楽曲であること。と同時に楽曲自体も作品に影響を与えられるくらいの気持ちで作っています。作品に寄り添いつつも“あいみょん”というアーティストの色は強くということは意識しています。でも、基本的には楽しく、思うままに作るようにしています」

※全文はSCREEN2025年4月号に掲載

『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』

画像: 『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』

数十億円の価値がある絵画が発見されたニュースを横目に、夏休みの宿題である“絵”に取り組むのび太。その前に、突然絵の切れ端が落ちてきた。ひみつ道具「はいりこみライト」を使い絵の中に入って探検していると、不思議な少女・クレアと出会い、“アートリア公国”を目指すドラえもんたちだったが、そこはなんと、ニュースで話題の絵画に描かれた、中世ヨーロッパの世界だった!

『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』
2025年3月7日(金)公開
日本/2025/配給:東宝
原作:藤子・F・不二雄
監督:寺本幸代
脚本:伊藤公志
声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、和多田美咲、種﨑敦美、久野美咲、鈴鹿央士
主題歌:あいみょん「スケッチ」(unBORDE/WARNER MUSIC JAPAN)

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025

2025年3月5日 リリース あいみょん 17th 両A面single「スケッチ/ 君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!」

“ドラえもんの大ファン”だというあいみょんが愛をこめて主題歌&挿入歌を書き下ろし!

「スケッチ」
『 映画ドラえもん のび太の絵世界物語』主題歌
作詞・作曲:あいみょん/編曲:立崎優介 田中ユウスケ

「君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!」
『 映画ドラえもん のび太の絵世界物語』挿入歌
作詞・作曲:あいみょん/編曲:Book Blanket 立崎優介 田中ユウスケ

画像1: 『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』主題歌&挿入歌
あいみょん インタビュー/四次元ポケットに愛を込めて

初回生産限定ドラえもん盤
1,320円(税込)

*ドラえもんとコラボレーションしたオリジナル絵柄のスリーブ仕様

画像2: 『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』主題歌&挿入歌
あいみょん インタビュー/四次元ポケットに愛を込めて

通常盤
1,320円(税込)

*スリーブ仕様

レーベル:unBORDE/WARNER MUSIC JAPAN

01 スケッチ
02 君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!
03 おばけがでるぞ
04 スケッチ(Instrumental)
05 君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!(Instrumental)
06 おばけがでるぞ(Instrumental)

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