今回は『オッペンハイマー』でアカデミー主演男優賞を獲得したキリアン・マーフィーが初のTOP10入りを果たし、前年、3本の日本公開作に出演したグレン・パウエルは初ランクインで3位という快挙! 安定の人気を誇る俳優陣に負けじと若手スターが台頭し始めていることが分かる結果となりました。(文・清水久美子:2〜20位/デジタル編集・スクリーン編集部)
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10位 デンゼル・ワシントン

画像: 10位 デンゼル・ワシントン

前回ランク圏外からTOP10入り。アクションが最高な「イコライザー」シリーズが2023年にファイナルを迎え、2024年は『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』で悪役を魅力的に演じて観客を沸かせたデンゼル。11年ぶりに来日し、主演のポール・メスカルらと第37回東京国際映画祭にも登壇した。ジャパンプレミアではファンサービスも行い、今まで以上に人気を高めた。今年はスパイク・リー監督による黒澤明監督作『天国と地獄』のリメイク版に主演予定。完成が楽しみだ。

読者のコメント

40代・男性

デンゼルは、『フィラデルフィア』を観て以来、ずっとファンです。

9位 ポール・メスカル

画像: 9位 ポール・メスカル

前回の11位からTOP10入りを果たしたポールは映像作品デビューしてからまだ5年ほどなのに、もはや大スター的な人気ぶり。2024年は『異人たち』と『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』という全くタイプの異なる2作が日本公開されたが、どちらも多くの観客の心を掴んだ。ほかにも、シアーシャ・ローナンと夫婦役を演じた『もっと遠くへ行こう。』も配信された。今後はビートルズの伝記映画のポール・マッカートニー役や、『Hamnet』のシェイクスピア役などが予定されている。

20代・女性

今一番楽しみな俳優の1人です!ハマりすぎて『グラディエーターⅠⅠ 英雄を呼ぶ声』は映画館に3回も観に行きました。

8位 ジェイソン・ステイサム

画像: 8位 ジェイソン・ステイサム

今回も前回と同じく8位のステイサム。2024年は1月5日に『エクスペンダブルズ ニューブラッド』が日本で公開され、1年後となる今年の1月3日に主演作『ビーキーパー』が公開。大ヒットを記録している。年1回の映画公開でもファンを引き付けてやまない彼の次回作は、現場作業員の主人公を演じる、『ビーキーパー』のデヴィッド・エアー監督作『A Working Man』。シルヴェスター・スタローンが脚本を担当するアクション映画で3月に全米公開。日本上陸決定が待ち遠しい。

50代・女性

ジェイソン・ステイサムの作品は見終わってスカッとするので好きです。

7位 キアヌ・リーヴス

画像: 7位 キアヌ・リーヴス

前回は4位だったが今回7位なのは、2024年の目立った活動は『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』でシャドウの声を演じたくらいからなのだろうか。でも、2005年の大人気主演作『コンスタンティン』の続編が進行中だし、今年全米公開のアナ・デ・アルマス主演「ジョン・ウィック」シリーズのスピンオフ『From the World of John Wick: Ballerina』に出演予定だし、キャメロン・ディアス共演のブラックコメディ『Outcome』などの待機作もあるので大いに期待が高まる!

30代・女性

キアヌ・リーブスは東京以外の地方にも来てくれるハリウッドスターで、とてもいい人感が凄い。

6位 マッツ・ミケルセン

画像: 6位 マッツ・ミケルセン

前回の3位からランクダウンではあるが、安定した人気を保っているマッツ。2024年はニューヨークコミコンに「ハンニバル」コンビのヒュー・ダンシーと登壇したり、大阪と東京のコミコンで来日したり、『ライオン・キング:ムファサ』でキロスの声を演じて来日取材に応じたりも。今年はついに主演作『愛を耕すひと』が日本公開され、今後は盟友アナス・トマス・イェンセン監督作『The Last Viking』や、シガニー・ウィーバー共演のホラー『Dust Bunny』などの待機作もある。

20代・女性

マッツの『ライオン・キング:ムファサ』での歌唱……破壊力が凄まじかったです。あまりの良さに魂がこの世とバイバイしてしまいそうでした。

5位 ヒュー・ジャックマン

画像: 5位 ヒュー・ジャックマン

前回は圏外だったが5位に浮上したヒュー。その理由はやっぱり『デッドプール&ウルヴァリン』が2024年に公開したからだろう。2017年の『LOGAN/ローガン』でウルヴァリン役を引退したヒューが復帰し、ライアン・レイノルズが演じるデッドプールと共に再び観客を楽しませてくれた本作は、大勢のファンの心をとらえて離さなかったに違いない。今年はロビン・フッドを演じる『The Death of Robin Hood』の撮影に入ったり、ミュージカル伝記映画『Song Sung Blue』も進行中だ。

40代・男性

ウルヴァリン役でのカムバック、本当に嬉しかった!映画館で思わず泣いてしまったほどです。

20代・男性

年齢を重ねてもとんでもない筋肉を魅せつけてくれてかっこよかったです。デップ—とのコンビ最高でした。

4位 キリアン・マーフィー

画像: 4位 キリアン・マーフィー

意外にも今回が初のトップ10入りとなったキリアン。2024年に日本公開された『オッペンハイマー』が第96回アカデミー賞で作品賞に輝き、本人も主演男優賞を受賞。ようやく彼の素晴らしさに気づいた人が増えたのかも。製作も兼ねた主演歴史ドラマ『Small Things Like These』の日本公開はまだ発表されていないが、2025年公開決定の『28年後...』では製作総指揮を担当。公開時期は未定だが、主演TVシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」の映画版も進行している模様だ。

30代・女性

スクリーンいっぱいに広がるオッペンハイマーを演じるキリアンの表情、演技、本当に素晴らしかったです。

40代・女性

彼の久しぶりの主演映画を映画館で観れたことも、主演男優賞を受賞した時も本当に嬉しかったです。これからもずっとずっと大好き。

3位 グレン・パウエル

画像: 3位 グレン・パウエル

今回、初ランクインで3位という快挙。2022年の『トップガン マーヴェリック』から注目度が高まり、2024年は『恋するプリテンダー』『ヒットマン』『ツイスターズ』とメインキャストを演じた3本が日本で公開され、一気に人気俳優の座をゲットした。作品ごとに違う顔を見せるグレンは今年も待機作が目白押し。マーガレット・クアリーと共演するブラックコメディ・スリラー『Huntington』、『バトルランナー』と『バックドラフト』それぞれのリブート版などの新作が進行中。

60代・男性

グレン・パウエルは今後の映画界で注目です、100年に1人の大スターになるかも。

2位 ティモシー・シャラメ

画像: 2位 ティモシー・シャラメ

前回の1位から1ランクダウンするも、2024年も絶好調だったティモシー。『デューン 砂の惑星PART2』と『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』に主演し(後者の日本公開は2025年2月28日)、両作とも第97回アカデミー賞の作品賞候補に。自身も『名もなき者』で主演男優賞にノミネートされている。今年はA24の新作で、2012年に亡くなった米卓球選手マーティ・リースマンの人生を題材にしたコメディ『Marty Supreme』に主演し、プロデューサーも兼任。日本上陸が待ち遠しい!

10代・女性

イケメンな青年という印象が初めはありましたが、『デューン 砂の惑星 PART2』のティモシーの演技力に驚きました!これからも色々な映画に出て欲しいです。

30代・女性

近年のハリウッドでの彼の活躍ぶりに私までワクワクしています!また日本に来てほしいな!

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