殺しは“アマチュア”のCIA 分析官が国際テロ組織相手に妻の敵討ちに挑む復讐劇『アマチュア』が4月11日(金)より全国公開される。この度、主演のラミ・マレック、レイチェル・ブロズナハン、本作の監督ジェームズ・ホーズが来日。ジャパンプレミアに登壇した。

レッドカーペットで7年ぶりにファンと交流したラミ・マレック

満開に咲いた桜が舞い散るレッドカーペットにラミ・マレック、レイチェル・ブロズナハン、そしてジェームズ・ホーズ監督が登場すると、会場に駆け付けたファンからは割れんばかりの拍手と歓声が。3人は、本作のポスターや手描きの似顔絵、手作りのグッズなどファンが持参した思い思いのグッズに丁寧にサインをして回り、ファンとの交流を楽しんだ。

画像1: レッドカーペットで7年ぶりにファンと交流したラミ・マレック
画像2: レッドカーペットで7年ぶりにファンと交流したラミ・マレック

スパイ映画としては斬新な主人公や人間関係が魅力だと語ったマレック

続いて行われた舞台挨拶では、マレックが「日本の皆さんに会えて本当に光栄です。映画を愛する人間として、満員の劇場というのは嬉しいものだね。この特別な瞬間を皆さんと共有できて幸せです」とあいさつ。ラミは『ボヘミアン・ラプソディ』での来日をきっかけに日本が大好きになったそうで、今回の来日も本人たって希望で実現したという。

マレックは日本のファンを前に「再び、しかも今回は大好きな二人と一緒に日本に来ることができて嬉しいよ。前回の来日は忘れられない思い出になったんだ。日本の皆さんが映画を楽しんでいる様子を目の当たりにして、改めて映画や音楽、アートが持つ力を感じました。そして今回また同じくらい素晴らしい作品をもってここに来れて、大好きな日本の方々へ新しい作品を共有できるなんて、本当に恵まれているなと感じています」と嬉しそうに語った。

画像: ラミ・マレック

ラミ・マレック

また、いよいよ今週金曜日に公開を迎える本作について「このジャンルの映画にはなかなか出てこないキャラクターや人間関係が出てくるし、キャラクターの持つ力が非常に強い作品です。この作品を作る旅路の中では常に、脆さを持っていて共感できる、誰もがつながりを感じられる人物を演じたいと思っていました。僕の一番の願いは、この映画や登場人物に個人的なつながりを感じてもらいたいということ。そして監督が非常に見ごたえのある爆発的なアクションもたくさん用意してくれているので、ぜひ深い人間性とスリリングなストーリーを楽しんでください」と熱い想いを明かした。

初めての来日となるレイチェル・ブロズナハンは、「私は日本に来るのが初めてなので、こうして皆さんと出会えて本当に嬉しいです。そしてこの映画をみなさんと共有できることがとても光栄です」と嬉しそうに語り、チャーリーの最愛の妻であり、チャーリーを復讐に駆り立てるサラというキャラクターを演じたことについては「サラとチャーリーの関係を何よりも良いものにすることが一番大事だと思いました。チャーリーにとってこの夫婦関係がどんなものなのかを見せることで、その後のチャーリーに誰もが感情移入できるようにしたかったんです」とコメント。

画像: レイチェル・ブロズナハン

レイチェル・ブロズナハン

また、役作りについて聞かれると「私が撮影に参加した時点では既にもう何か月も撮影が行われていたので、ラミの助けも借りながら美しいロンドンの町で素敵なラブストーリーを創り上げていきました。きっと私は一番楽に撮影させてもらったんではないでしょうか」と明かし、マレックと監督の笑いを誘った。

同じく初来日のジェームズ・ホーズ監督は、「この映画を撮っているときにはヨーロッパの各都市へと旅をして、プロモーションではロンドン、ニューヨーク、そして日本へと旅をしてきました。その最後の地点となる日本でこんなにもあたたかい歓迎を受けてとても嬉しいです。ぜひ映画を楽しんでください」と喜びを明かした。

画像: ジェームズ・ホーズ監督

ジェームズ・ホーズ監督

この作品に参加することを決めた理由について聞かれた監督は「理由は二つあります。ひとつは、脚本がとても予想外で以外なスパイものだったこと。そしてもうひとつは、ラミ・マレックです。この二つのコンビネーションなくしては参加しなかったかもしれない。ラミがもたらす知性と脆さ、そして彼の貢献がなければこの映画は成立しなかったと思います」と語った。

舞台挨拶にはスペシャルゲストの三宅健も登壇!

来日キャスト陣を歓迎すべく、スペシャルゲストの三宅健が春の日本を象徴する桜をあしらった花束を持って会場に駆け付けた。マレックとは同世代の三宅は、「実はラミさんがフレディ・マーキュリーを演じた『ボヘミアン・ラプソディ』を観てとても感動して、映画館に2回見に行ったんです。そのラミさんとこうして直接お会いできてとても嬉しいです」と、マレックとの初対面に喜びをかみしめた。

画像: 三宅健

三宅健

また、殺しの能力0、戦闘経験も0のアマチュアながら持ち前の頭脳と知識を武器に戦うという“スパイ映画史上もっとも地味な主人公”チャーリーが繰り広げる予測不可能な復讐劇について「この映画は、主人公が頭脳を武器に敵に挑む姿がスパイ映画としてとても新鮮で斬新だなと思いました。僕は以前ある女優さんに『知識は目に宿る』と教えてもらったことがあるのですが、チャーリーの目にはまさにそれを感じました。ヨーロッパの各都市で繰り広げられる大迫力の展開にハラハラドキドキさせられっぱなしでした!」と熱く語ると、マレックは「完璧だよ!このプロモーションツアーの最初からずっといてくれればよかったのに!」と答え、会場は温かい笑いに包まれた。

また、俳優としても活躍の幅を広げる三宅から、世界的な演技派俳優として名を馳せるマレックへ「たとえば演じる役が自分の中にはない感情や考えを持っていた場合、どのようにその感情を作って表現していますか?」と質問が投げかけられると、マレックは「人は誰しも深い感情や人間性を豊富に持っているものだと思っていて、そこにどうアクセスするかにかかっているのだと思います。個人的には私生活の要素を役作りの手がかりにはしないようにしているのですが、それなりに僕たちも人生経験があるので、経験してきたことが自分の選択や演技に影響を与えることもあります。自分の中にもチャーリーと同じような脆さがあって、それを監督がうまく引き出してくれていると思います」と丁寧に言葉を紡ぎながら回答した。

さらに、作中でも趣味のパズルに熱中するチャーリーにちなみ、三宅からマレックへ日本の伝統的なパズルである寄木細工の秘密箱がプレゼントされた。73回動かしてようやく開くという高難易度の寄木細工を手にしたマレックは日本語で「ありがとうございます!!」と大喜び!「とても貴重なものをありがとう。まだ時間に余裕あるのかな?早速トライしてみたいんだけど…」と嬉しそうに寄木細工を眺めるマレックは、「本当に美しくて、エレガントさと職人技を感じます。とても洗練されていて、日本の文化が反映されているね」と感想を語りながら監督やブロズナハンにも見せたりと大喜びの様子で、会場はにこやかな雰囲気に包まれた。最後に、本作の公開を楽しみに待つ日本のファンに向けて、マレックが日本語で「日本の皆さん愛してる!!」と熱いメッセージを贈り、イベントは幕を閉じた。

画像: 舞台挨拶にはスペシャルゲストの三宅健も登壇!

『アマチュア』
4月11日(金)全国劇場公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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