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吸血鬼映画の原典が鬼才の手で新たに甦る!
『ウィッチ』『ライトハウス』などで独自の映像世界を構築する注目監督、ロバート・エガースが子供のころから熱中していた1922年製作のF・W・ムルナウ監督の古典『吸血鬼ノスフェラトゥ』を自らの手で再構築。第97回アカデミー賞では撮影賞、衣装デザイン賞など4部門でノミネートされた。
ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」を非公式に映画化した『吸血鬼ノスフェラトゥ』は79年にもヴェルナー・ヘルツォーク監督・脚本によってリメイクされているが、今回の再映画化はムルナウ版に大きな影響を受けたエガースが自分なりの「ノスフェラトゥ」を作りたいという幼少期からの夢を叶えた一作と言える。

出演は「IT/イット」シリーズのビル・スカルスガルド、『ヴォイジャー』のリリー=ローズ・デップ、『ザ・メニュー』のニコラス・ホルト、『クレイヴン・ザ・ハンター』のアーロン・テイラー=ジョンソン、『哀れなるものたち』のウィレム・デフォー、『デッドプール&ウルヴァリン』のエマ・コリンら。撮影はエガース作品の常連、ジュリアン・ブラシュケが担当している。
あらすじ
離ればなれになった若い夫婦に迫る恐るべき吸血鬼の影

19世紀。不動産業に就いた青年トーマス(ホルト)は、上司から出張を命じられ、ルーマニアのトランシルバニアに住む上客オルロック伯爵(スカルスガルド)を訪ねることに。幻覚に悩まされ精神的に衰弱している新妻エレン(デップ)を友人のフリードリヒ(テイラー=ジョンソン)とアンナ(コリン)夫妻の元に委ね、馬に乗って一人旅立っていくトーマス。その夫の身を案じたエレンはその後も恐ろしい幻覚を見るようになる。
途中で休憩した村で馬を盗まれるなど過酷な旅を経て、ようやくオルロックの古城にたどり着いたトーマスは、出迎えたオルロックの異様な振る舞いに脅える。オルロックは商談の他に何か別の目的があってトーマスを呼び寄せたのか? 一方エレンの病状はますます進行し、あらゆる治療を受けさせたが限界を感じ始めたフリードリヒはフォン・フランツ(デフォー)という風変わりな医師を家に招き、エレンと引き会わせる。するとフォン・フランツはエレンの身に何が起きているかを感じ取るのだった。そしてその頃、トーマスが所持していたある物からエレンの存在を知ったオルロックは、彼女の元へ向かうために陽光を避けて船便に隠れて出発。トーマスはオルロックの真意を知り、故郷に急ぐが…。
『ノスフェラトゥ』
2025年5月16日(金)公開
アメリカ=イギリス=ハンガリー/2024年/2時間12分/配給:パルコ、ユニバーサル映画
監督・脚本:ロバート・エガース
出演:ビル・スカルスガルド、ニコラス・ホルト、リリー=ローズ・デップ、アーロン・テイラー=ジョンソン、エマ・コリン、ウィレム・デフォー
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