A24が仕掛けた新たな恐怖! ヒュー・グラントの恐怖演技が出色

宣教のため訪れた2人の若いシスターを出迎えたのは並外れた頭脳を持つ男。その男の屋敷に足を踏み入れてしまった2人には背筋も凍るような異様な事態が待っていた。彼女たちは閉ざされた屋敷の中で、進行を貫くか否か、異端者(HERETIC)が迫る究極の選択に対し最終決断を下すことに…。

注目のスタジオ、A24が仕掛ける脱出サイコスリラー。監督・脚本を務めるのは『クワイエット・プレイス』の脚本で注目されたスコット・ベックとブライアン・ウッズのコンビ。主演は『ノッティング・ヒルの恋人』『ラブ・アクチュアリー』などロマコメ映画の主人公のイメージで知られる英国スター、ヒュー・グラントで、その恐るべき熱演で新生面を見せてくれる。彼と対峙する若いシスターに扮するのは『ブギーマン』のソフィー・サッチャーと『フェイブルマンズ』のクロエ・イースト。撮影を『お嬢さん』などパク・チャヌク監督作で知られるチョン・ジョンフン、音楽を『ミッション:8ミニッツ』のクリス・ベーコンが担当。
あらすじ:2人の宣教師が招かれた家の中で何が起きたのか?

若いモルモン宣教師のシスター・パクストン(イースト)とシスター・バーンズ(サッチャー)は2人組になって、無視されたり馬鹿にされたりしながらも、布教のため毎日のように道行く人々に声をかけたり、興味のありそうな人の家を訪問したりしていた。純粋なパクストンは時おり落ち込むこともあったが、冷静なバーンズに「あなたは最高」と励まされ、元気を取り戻していた。

そんな2人はある日、教会からの指定で森に囲まれた一軒家を訪ねることに。宗教に興味があるというその家の主人リード氏(グラント)は、雨に打たれるから家の中で話そうとシスターたちを促す。2人は教義で男性だけの家には入ることができないと伝えると、リードは「奥で妻がブルーベリーパイを焼いている」と説明し、その匂いを嗅いだ2人は安心して家の中に足を踏み入れるのだった…。

2人が神の教えについて説明を始めると、気さくに見えたリードは、天才的な頭脳を持ち、あらゆる宗教に精通している素顔を表出する。そして次第に不穏な空気が漂って来たことを感じたシスターたちは、嘘をついて家を出ようとするが、玄関のカギは閉ざされており、助けを呼ぼうにも携帯の電波が繋がらない! やがてリードは恐ろしい本性を晒し、追いつめられた2人に究極の選択を迫ってくるが…。
『異端者の家』
2025年4月25日(金)公開
アメリカ=カナダ/2024/1時間51分/配給:ハピネットファントム・スタジオ
監督・脚本:スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
出演:ヒュー・グラント、ソフィー・サッチャー、クロエ・イースト
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