アベンジャーズが不在の世界で、世界を揺るがす脅威に挑むサンダーボルツ*。そのメンバーはいずれも札付きのワルばかり!(文・平沢薫/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『サンダーボルツ*』より © 2025 MARVEL

異色の〈超クセ強な無法者〉たちの新チームが誕生!

 サンダーボルツ*のメンバーは、アベンジャーズのようなヒーローではない。エターナルズのような人間を超える存在でもない。彼らは全員、多数の暗殺や破壊活動など、法律に触れる行為をしてきた人間ばかり。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーたちも窃盗などで刑務所に入っていたが、サンダーボルツ*の面々の犯罪は、彼らよりも凶悪。手段を選ばないメチャクチャな戦い方をするサンダーボルツ*は、超クセ強な無法者たちのチームなのだ。

画像: (右から)エレーナ・ベロワ、アレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアン、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー、ジョン・ウォーカー/USエージェント、アントニア・ドレイコフ/タスクマスター、エイヴァ・スター/ゴースト

(右から)エレーナ・ベロワ、アレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアン、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー、ジョン・ウォーカー/USエージェント、アントニア・ドレイコフ/タスクマスター、エイヴァ・スター/ゴースト

エレーナ・ベロワ
YELENA

凄腕の暗殺者にしてナターシャの妹

ブラック・ウィドウ/ナターシャの妹として育った凄腕の暗殺者。幼い頃からナターシャと同じソ連の極秘スパイ養成所レッドルームで過酷な訓練を受けた。幼女時代にアメリカ潜入作戦用の擬似家族の一員となり、ナターシャを姉、レッド・ガーディアン/アレクセイを父として育ったため、2人に愛情を抱いている。組織の洗脳が解けた後は、ナターシャやアレクセイと共に行動し、レッドルームを破壊した。ナターシャの死を知り心に傷を受けている。

演:フローレンス・ピュー 登場作品:『ブラック・ウィドウ』「ホークアイ」

能力
暗殺や諜報活動の達人。優れた格闘能力、武器や乗り物の操縦にも熟練している。

アレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアン
RED GUARDIAN

エレーナたちの“父”でスーパーソルジャー

 元々はソ連がキャプテン・アメリカに対抗して生み出した超人兵士。アメリカ潜入作戦では、幼いナターシャとエレーナと共に家族を偽装し、2人の父親として生活しており、今もエレーナとは親密な間柄。冷戦時代はスパイとして活躍したが、米国潜入任務後は、長年に渡り収容所に投獄されていた。ナターシャとエレーナに救出され、彼女たちのレッドルーム破壊作戦に協力した。

演:デヴィッド・ハーバー 登場作品:『ブラック・ウィドウ』

能力
長い投獄生活のために技術が鈍っているようだが、基本的には超人的身体能力を持つ。タスクマスターと互角に戦ったこともある。

バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー
BUCKY

サンダーボルツ*をまとめる孤高の超人兵士

悪の組織ヒドラに改造された暗殺者だったが、アベンジャーズの一員に。初代キャプテン・アメリカとは少年時代からの親友で、一緒に第二次世界大戦に従軍。しかし負傷してヒドラに人体改造/洗脳され、暗殺者ウィンター・ソルジャーとして利用されていた。洗脳が解けた後は、キャプテン・アメリカの右腕として活躍。三代目キャップ(サム)とも紆余曲折を経てよき友人になる。『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』では下院議員を目指していたが・・・。

演:セバスチャン・スタン 主な登場作品:「キャプテン・アメリカ」シリーズ、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」

能力
ヒドラの人体改造によりキャプテン・アメリカと同等の超人的身体能力を持つ。左腕の義手はかつてはヒドラ製だったが、現在はワカンダ製で最新科学技術を搭載。

ジョン・ウォーカー/USエージェント
JOHN WALKER

全てを失った元キャプテン・アメリカ

かつての二代目キャプテン・アメリカ。陸軍士官学校を卒業し、3度の名誉勲章を授与されたエリート軍人で、初代キャプテン・アメリカの引退後、政府から二代目キャプテン・アメリカに任命された。しかし、テロリスト弾圧の任務が難航し、そのプレッシャーと、怒りに飲み込まれやすい性格から、公衆の面前でテロリストを惨殺してしまい、二代目キャプテン・アメリカの地位を剥奪され、陸軍を不名誉除隊になった。同事件の後、ヴァルにスカウトされ、USエージェントに。

演:ワイアット・ラッセル 登場作品:「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」

能力
テロリスト集団が持っていた超人血清を自分の意思で注射し、キャプテン・アメリカ同様の超人的身体能力を得た。お手製の盾を使った攻撃も。

エイヴァ・スター/ゴースト
AVA

 “触れ合えない”苦痛を抱えるスパイ

物質をすり抜ける特殊能力を持つスパイ。6歳の時、科学者だった父親の量子実験中の事故により、両親は死亡し、自分は体の量子が結合と分離を繰り返す特殊な状態になる。孤児になった後はS.H.I.E.L.D.に保護され、その能力を使って“ゴースト”というコードネームでスパイ活動をするようになった。現在は、初代アントマン=ピム博士の妻ジャネットに量子エネルギーを授けられ、一時的に身体の状態が安定している。

演:ハナ・ジョン=カーメン 登場作品:『アントマン&ワスプ』

能力
特殊なスーツで身体の量子の状態を制御して、身体の無形化、透明化が出来る。

アントニア・ドレイコフ/タスクマスター
TASKMASTER

相手の動きを瞬時にコピーする「人間兵器」

 レッドルーム出身で、覆面を被り、人間的な感情を持たない人間兵器。ブラック・ウィドウと同じ、ソ連のスパイ養成機関で訓練され、洗脳された暗殺者だが、それだけでなく、感情をコントロールするチップを首の後ろに埋め込まれ、感情のない人間兵器として利用されてきた。ナターシャやエレーナとの戦いの中で洗脳が解け、自分がレッドルームの支配者ドレイコフの実の娘だと知り、父と組織に決別する。

演:オルガ・キュリレンコ 登場作品:『ブラック・ウィドウ』

能力
観察するだけで、相手の身体の動きや武器の使い方などを完全にコピーして、同じ戦闘能力を発揮することが出来る。

チーム関係者

ヴァル(ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ)
VAL

サンダーボルツ*を集めたCIA長官

その行動の目的は不明。かつてエレーナには「ブラック・ウィドウはホークアイのせいで死んだ」と虚偽の情報を伝え、二代目キャプテン・アメリカの地位を剥奪されたウォーカーに、コードネーム“USエージェント”と新たなユニフォームを与えた。
本作ではCIA長官として登場する。かつてのアベンジャーズ・タワーの現所有者。

画像: ヴァル(ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ)

ヴァル(ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ)

演:ジュリア・ルイス=ドレイファス 登場作品:「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」など

ボブ
BOB

名前以外不明の青年

「特報」で、サンダーボルツ*の面々が集まった場所に、おそるおそる姿を表す謎の男性。誰なのかと問われて「ボブ」と名乗るが、正体はまったく不明。パジャマの
ような格好なので、その建物に住んでいるのか? 先日発表されたマーベルの新作映画『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』のキャストにはボブ役の俳優も名前がある。

画像: ボブ

ボブ

演:ルイス・プルマン 登場作品:初登場

『サンダーボルツ*』
2025年5月2日(金)公開
アメリカ/2025年/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ジェイク・シュライアー
出演:フローレンス・ピュー、セバスチャン・スタン、デヴィッド・ハーバー、ジュリア・ルイス=ドレイファス、ワイアット・ラッセル、ハナ・ジョン=カーメン、オルガ・キュリレンコ

© 2025 MARVEL

This article is a sponsored article by
''.