『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が5月17日より先行上映、5月23日より公開される。
本作で、トム・クルーズ演じるイーサン・ハントとコンビを組むヒロイン・グレースを演じたヘイリー・アトウェルの来日インタビューをお届けする。

前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でトム・クルーズ演じる主人公のイーサン・ハントと出会い、IMF(イーサンたちが所属する秘密機関)のメンバーに加わったグレースを演じたヘイリー・アトウェル。
今回、日本プロモーションのために来日したヘイリーのインタビューが実現。
本作の撮影エピソードや人気シリーズに初参加した前作で感じたこと、ファンへの想いなどを語ってくれた。

「トムとマッカリー監督を笑わせることができたら、きっとこのシーンはおもしろくなるんじゃないかと思いながら演じました」

ーー前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』への出演が決まった時はどのような心境だったのでしょうか。

「大人気シリーズなので、出演が決まった時はものすごく責任を感じましたし、“シリーズのファンのみなさんが果たして新キャラクターのグレースを受け入れてくれるのか!?”という不安もありました。
ただ、トムと(クリストファー・)マッカリー監督はこのシリーズのことをよくわかっているので、“グレースがこの作品にどういった新しさを提供できるか”“イーサンとグレースの関係性がどういうものになるのか”“観客は何を望んでいるのか”といったことは二人に任せれていればうまくいくと、そう信じていました。だからこそ、私は自由にいろんなことを試しながら演じることができたように思います」

ーー前作のグレースは、イーサンと黄色のフィアットに乗ってローマの街を暴走したり、落下する列車からイーサンと脱出しようと奮闘していました。今回もイーサンと共に危機的状況に陥ってしまったシーンがありましたが、敵を躊躇なく殺めるイーサンにドン引きしているグレースの表情がとてもおもしろくて思わず笑ってしまいました(笑)。

「あのシーン笑えますよね(笑)。撮影の時、グレースのリアクションだけを撮ることもあったのですが、いまおっしゃったシーンに関しては、トムとマッカリー監督が『いまイーサンは敵を殴っているよ!』『いまは敵がめちゃくちゃ怒っている!』みたいなことを側で言ってくれて、私は彼らの言葉を聞いてリアクションしていたんです。
そんな中で二人を笑わせることができたら、きっとこのシーンはおもしろくなるんじゃないかと、そう思いながら演じていたのを覚えています」

画像1: 撮影=久保田司

撮影=久保田司

画像2: 撮影=久保田司

撮影=久保田司

ーーコミカルなシーンがあるのもこのシリーズの魅力ですよね。

「そう思います。観客のみなさんからしたら笑えるシーンになっていますが、グレース本人はイーサンの“やりすぎな行動”に割と本気で“そこまでやるか?”と思っているところがおもしろいですよね(笑)。おそらくイーサンに出会う前は人が目の前で死ぬ…というか殺されるところを見るなんて経験はグレースにはなかったはずなんです。なぜなら彼女はスリの名人だったから(笑)。
前作でもイーサンのやり方に驚いたでしょうし、最初の頃は“ちょっと待って…この人はいい人なの? 悪い人なの? 私は一緒にいて安全なの?”って不安になったりちょっとしたパニックに陥っていたんじゃないかなと予想します。今回はチームの一員ではあるけれど、それでも“ここまでやる?”って思ったんでしょうね(笑)」

ーー今回はチームの他のメンバーと協力するシーンもありましたが、撮影で印象に残ったことを教えていただけますか。

「前作のグレースはIMFのことを信用していないですし、(サイモン・ペッグ演じる)ベンジーや他のメンバーに対してそこまで仲間意識を持っていません。ところが今回はIMFに入り、イーサンのチームのメンバーになることでグレースに仲間ができます。
その代わり、今度は仲間を失うことへの恐怖心が生まれてしまうんですよね。彼女は以前よりも感情的になりますが、それは自分勝手な欲望や野心に導かれて行動していた頃と同じではないのも重要なポイント。道徳観や倫理観を持つようになったし、仲間を思う気持ちも出てきたので、そんなグレースの心情の変化にも注目しながら観ていただきたいです」

画像3: 撮影=久保田司

撮影=久保田司

画像4: 撮影=久保田司

撮影=久保田司

ーーヘイリーさんは来年で俳優デビュー20周年を迎えるそうですが、応援してくれているファンの存在については現在どのように感じてらっしゃいますか。

「ありがたいことに、グレースやMCUシリーズのペギー・カーターという役をいただいたおかげでたくさんの方に応援してもらえるようになりました。今年、ロンドンの劇場で上演された『空騒ぎ』というシェイクスピアの演劇にトム・ヒドルストンさんと出演したのですが、400年前の古典劇にも関わらず、毎晩2,000人の観客を動員することができました。観客の中にはペギーやロキのファン、グレースのファンが大勢いて、彼らの中にはシェイクスピアの演劇に触れたことのない若い方もいらっしゃいました]

ーー幅広い年齢層のお客様が観劇にいらしていたのですね。

「はい。終演後、お客様から『すごくおもしろかった』という感想をいただいてうれしかったですし、改めてファンの方々のサポートに心から感謝しました。トム(・クルーズ)はよく『映画は僕の仕事じゃない。僕自身なんだ』と言うのですが、私が“俳優”という仕事について思うのは、“演技とは、人と繋がり、物語を語れることであり、人間として生きる上で根源的で大切なこと”だということ。大好きなお芝居をこれからもずっと続けていきたいです」

インタビュアー・文/奥村百恵

画像5: 撮影=久保田司

撮影=久保田司

画像6: 撮影=久保田司

撮影=久保田司

■映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
5月17日(土)~22日(木)先行上映、5月23日(金)公開
■監督:クリストファー・マッカリー(『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』)
■出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、ヴァネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ、マリエラ・ガリガ、ヘンリー・ツェニー、ホルト・マッキャラニー、ジャネット・マクティア、ニック・オファーマン、ハンナ・ワディンガム、アンジェラ・バセット、シェー・ウィガム、グレッグ・ターザン・デイヴィス、チャールズ・パーネル、フレデリック・シュミット
■配給:東和ピクチャーズ
©2025 PARAMOUNT PICTURES.

画像: ©2025 PARAMOUNT PICTURES.

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