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youtu.be圧倒的な歌唱力で、高らかに歌い上げるジュゼッペの
声優を担当しているのは、いったい誰なのか!
監督は、大人も泣ける傑作として知られる『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボと一ちゃん』の髙橋 渉、脚本は三浦直之(「腐女子うっかりゲイに告る」、『サマーフィルムにのって』他)、キャラクターデザインは荒川眞嗣、アニメーション制作はシンエイ動画。子供から大人までアニメファンの期待が高まる制作陣が集結し、劇中で披露される数々の素晴らしい楽曲と共に心温まるミュージカルアニメーション映画『トリツカレ男』が誕生した!
本作の主人公・ジュゼッペは、何かに夢中になると他のことは一切見えなくなるほど没頭することから、街の人たちから“トリツカレ男”と呼ばれている青年。そんな彼が、ある日、風船売りの少女・ペチカに恋をし、夢中になる=“トリツカレる”。
心に悲しみを抱えるペチカのため、必死に奮闘するジュゼッペ。彼の一途な姿は、何かに夢中になる素晴らしさを教えてくれる。
公開された特報映像では、カラフルな街並みで主人公・ジュゼッペが楽しそうに歌っているシーンからスタート。「どんなものでも“夢中”になってしまう」ジュゼッペが、腹筋運動をして鍛えている姿や、潮干狩り、サングラス収集、カメラに夢中になっている姿も。そして、風船売りのペチカと出逢った瞬間、彼女から目が離せなくなる様子が映し出される。“せつなく眩しい、まじりけなしのラブ・ストーリー”が誕生した!併せて解禁となったティザービジュアルでは、「トゥララ・きみに夢中」と、恋するジュゼッペの気持ちがミュージカルシーンの一節とともに表現されたキャッチコピーと、ふたりの出逢いの瞬間が爽やかに描かれている。
いしいしんじ(原作者)&髙橋 渉(監督)からコメント到着!
原作:いしいしんじ
浅草のせまい一室で、誰にも知られず書き連ねたことばのかたまりが、色を、かたちを、音を、動きを与えられ、こうして世に出てゆく。絵コンテ、アフレコなどの制作過程を途中で覗かせてもらい、スタッフの方々のトリツカレぶりに深く感銘をうけた。動かないはずのものに、みな一心に、あらたな命を吹きこんでいた。アニメ愛をつづった手塚治虫の漫画「フィルムは生きている」のタイトルを借りるなら、まさしく「ものがたりは生きている」と思った。

『トリツカレ男』(新潮文庫刊)
原作小説『トリツカレ男』は2001年に刊行され、2006年に新潮社より文庫化。物語の魅力にまさにトリツカレているアツいファンも多く存在し、これまでに4度も舞台化されるなど、長年愛される名作として知られている。
[著者プロフィール]
1966年、大阪生まれ。京都大学文学部仏文学科卒。2000年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』刊行。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、2012年『ある一日』で織田作之助賞、2016年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。
『トリツカレ男』は2001年刊行、2006年新潮文庫に。現在京都在住。
監督:髙橋 渉
エンターテイメントをやりましょう!とプロデューサーから原作小説を渡されてはや4年が過ぎました。
その間、世の中は悲しく、つらい出来事がたくさん起こり、今も続いています。
この映画は奇妙な男ジュゼッペと風船売りのペチカの愛の物語です。
誰かが誰かを想い、助けることは素晴らしいことだと大きくうたう映画です。
個性あふれるスタッフ、キャストの力で作り上げることができました。
こんなにもまっすぐなお話を皆様にお届けできることを嬉しくおもいます。
『トリツカレ男』
2025年 秋公開!
<STORY>
ひとたび何かに夢中になると、ほかのことが目に入らなくなってしまうジュゼッペは、街のみんなから“トリツカレ男”と呼ばれている。三段跳び、探偵、歌……ジュゼッペがとりつかれるものは誰も予想ができないものばかりだ。行き場のないネズミのシエロに話しかけるうちにネズミ語をマスターしたジュゼッペ。昆虫採集に夢中になっていると、公園で風船売りをしているペチカに一目惚れ。今度はペチカに夢中になった。勇気を出してペチカに話しかけたジュゼッペだったが、ペチカの心には悲しみがあった。大好きなペチカのため、相棒のシエロとともに、彼女が抱える心配事を、これまでとりつかれた数々の技を使ってこっそり解決していく。
ジュゼッペの夢中が、奇跡となってあなたに届くーー
原作:いしいしんじ『トリツカレ男』(新潮文庫刊)
監督:髙橋 渉 脚本:三浦直之 キャラクターデザイン:荒川眞嗣
アニメーション制作:シンエイ動画 配給:バンダイナムコフィルムワークス
ⓒ2001 いしいしんじ/新潮社 ⓒ2025映画「トリツカレ男」製作委員会