いまから半世紀前の1975年夏。一本の映画がそれまでの全米興行成績を一変させるような空前の大ヒットを記録し、そのムーブメントは世界中に波及していきました。その歴史的ヒット作品『ジョーズ』が誕生して今年で50年。これを記念して当時の反響やその後の映画界に与えた影響などを振り返ってみましょう。（文・米崎明宏／デジタル編集・スクリーン編集部）
『ジョーズ』ストーリー
夏の観光地アミティ島の浜辺で泳いでいた一人の若い女性が、何者かに海中に引きずり込まれ、翌日遺体の一部が砂浜で発見された。島の警察署長、ブロディはサメに襲われた可能性があると聞き、海開きを控えたビーチを閉鎖しようとするが、観光収入を目論む市長たちはこれに猛反対する。
町の有力者たちの反対で閉鎖を逃れたアミティのビーチにサメが出現し、一人の少年が犠牲になった。犠牲者の母親が懸賞金をかけ、集まったハンターたちが2メートルほどのイタチザメを捕獲し、事態は納まったと思われたが、海洋学者フーパーは女性を襲ったのはもっと巨大なサメだと断言する。
フーパーの指摘通り、やはり別のサメが再びビーチに出現。繰り返された悲劇に市長もついに折れ、ベテラン漁師のクイントを雇って“真犯人”を退治する計画が発動。クイントのオルカ号に、ブロディとフーパーも乗り込んでサメが潜む沖に出発するが、敵は想像以上に巨大で賢いホオジロザメだった。
3人の前に姿を見せた体長7メートルを超える巨大サメは、クイントが撃ち込む樽をものともせず、オルカ号を攻撃してくる。クイントが故意に無線機を壊したため陸との連絡も取れず、海上で孤立した3人は、ボロボロになったオルカ号を執拗に襲ってくる悪魔のような巨大サメに最後の死闘を挑むが…。
『ジョーズ』
4K Ultra HD+ブルーレイ：6,589 円
Blu-ray：2,075 円
DVD：1,572 円 （税込み）
発売元：NBCユニバーサル・エンターテイメント
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