(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『バレリーナ:The World of John Wick』 ®, TM & © 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

イントロダクション

キアヌ・リーヴス主演の大ヒット・アクション・シリーズ「ジョン・ウィック」の世界観を基に、新たな復讐の女神が大活躍を繰り広げるノンストップ・キリング・アクションが爆誕。『ジョン・ウィック:パラベラム』(第3作)で登場したジョンの古巣の組織ルスカ・ロマ。孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織だが、伝説の殺し屋ジョン・ウィックを生み出したルスカ・ロマでバレリーナとしての技術と殺しのテクニックを磨き上げ、幼いころ殺された父の復讐に立ち上がるイヴが新たな主人公。組織に背いて1000年の長きにわたって続く暗殺教団の存在にたどり着くイヴは、復讐を成し遂げられるのか。そして彼女の前に現われたジョン・ウィックは敵か味方か…?

ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)

イヴを演じるのは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で披露したアクションが注目を集めたアナ・デ・アルマス。ほかにアンジェリカ・ヒューストン、ランス・レディック、イアン・マクシェーンらシリーズの常連も登場し、キアヌ・リーヴスももちろんジョン・ウィック役で出演する。さらにガブリエル・バーン、ノーマン・リーダス、カタリーナ・サンディノ・モレノなども登場。監督には『ダイ・ハード4.0』のレン・ワイズマンが抜擢され、チャド・スタエルスキは製作として参加している。

ストーリー

暗殺者とバレリーナを厳しい訓練で養成するルスカ・ロマで12年間過ごしてきたイヴ(デ・アルマス)は、子供時代に父親を殺害した仇に復讐することを願っていた。訓練生の間で頭角を現し、暗殺者としてメキメキ腕をあげていたイヴは、仕事の最中に父の仇の手掛かりをつかむ。だが父を殺した暗殺教団とルスカ・ロマの間には長きにわたって「相互不干渉」の休戦協定が結ばれていて、イヴを育ててきたディレクター(ヒューストン)はそれを知っていたが、決して教団を追ってはならないとイヴに厳命する。

ディレクター(アンジェリカ・ヒューストン)

父を亡くした幼い自分をルスカ・ロマに託したコンチネンタルホテルの支配人ウィンストン(マクシェーン)から情報を得て、教団が命を狙うパイン(リーダス)がプラハのコンチネンタルホテルに滞在していることを知り、現地に向かうイヴ。するとパインはイヴに、娘エラを守ることを条件に教団の情報を教えるというが…。

ウィンストン(イアン・マクシェーン)

画像1: ダニエル・パイン(ノーマン・リーダス)

ダニエル・パイン(ノーマン・リーダス)

こうして次第に父の仇である教団を率いる主宰(バーン)に近づいていくイヴ。その存在に業を煮やした主宰は、ルスカ・ロマのディレクターに「休戦協定を破れば戦争となる」と脅迫。するとディレクターはルスカ・ロマ出身の伝説の殺し屋ジョン・ウィック(リーヴス)をイヴの元へ送るのだった…。果たしてジョンはイヴの敵か、味方か?

主宰(ガブリエル・バーン)

チェックポイント

1 )厳しい訓練を乗り越えたアナ

アナ・デ・アルマスは「ジョン・ウィック」シリーズの根幹である過激なアクションを自ら演じる重責を負った。キアヌ・リーヴスは、チャド・スタエルスキのスタジオ、87イレブンの方法論に沿った厳しいトレーニングを行っていたが、アナもこれを乗り越え、確かな実力を示した。それでも要求されるレベルが高くて最初はひるんだことを認めているアナ。「でも非常にインスピレーションをもらえるプロセスで、これまであまり経験したことがない精神的鍛練でもありました。トレーニングのおかげでイヴの変化を理解し、自分自身も向上させ、自信を育てる方法も取得できました」と語っている。

2 )アナのお気に入りのアクション場面は

様々なスタイルのアクションが登場する本作だが、アナ自身のお気に入りはプラハの戦闘シーンで、銃器店にやってきたイヴが手りゅう弾を使って戦う場面だという。「とてもユニークな場面です。イヴは周囲の状況をうまくいかしてどんな物も相手を倒す武器に変えてしまうんです。長時間に及ぶ撮影でしたが新鮮で意外性のあるシーンになったと思います」と明かすアナ。アクションはますます過激になり、別のシーンで火を使うスタントを初めて体験したアナは、恐怖心を克服するためにスタントチームが一丸となって、彼女が安全に火炎放射器を扱えるようになるまで計画的に進めてくれたそうだ。

KEY WORD

【 ルスカ・ロマ 】

孤児を引き取り暗殺者に育成するベラルーシ系の犯罪組織だが、女子はバレリーナとしても訓練される。現在のリーダーとなるのはディレクターと呼ばれる女性。ファミリーとして認められるとタトゥーが彫られる。イヴもその過程でタトゥーを背中に彫られている。ジョン・ウィックもここの出身で、3作目『パラベラム』では一時、関係を断っている。

【 コンチネンタル・ホテル 】

世界有数の犯罪組織が結びついて出来上がった闇組織「主席連合」の下部組織と見られる、殺し屋専用の会員制ホテル。ニューヨーク、ローマ、大阪、プラハ、モロッコなどに支店がある模様。ホテル内での殺しはご法度。ニューヨーク店の支配人はウィンストンスコットが勤め、彼の助手でフロントマンのシャロンが客を出迎える。

画像: 【 コンチネンタル・ホテル 】

『バレリーナ:The World of John Wick』
8月22日(金)公開
アメリカ/2025年/2時間5分/キノフィルムズ配給
監督:レン・ワイズマン
出演:アナ・デ・アルマス、アンジェリカ・ヒューストン、ガブリエル・バーン、キアヌ・リーヴス
®, TM & © 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

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