最初は「なんとなく気になる」程度だったのに、いつの間にか毎日調べてしまう──。そんなあなたへ、テレンス・ラウとフェンディ・ファンの素顔やオススメ作品などその魅力をたっぷりとお届けします!(文・小酒 真由子/デジタル編集・スクリーン編集部)
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様々なジャンルで魅せる多彩な輝き
テレンス・ラウ/劉 俊謙

生年月日:1988年9月26日 出生地:香港

新たな香港映画ブームを巻き起こした『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の信一役で日本でも熱い注目を浴びるテレンス・ラウ。信一は混沌としたディストピア、九龍城砦の良心と未来を象徴する人物だったが、彼自身も今の香港エンタメ界の良心と未来を体現する気鋭の俳優だ。

香港演藝學院に在学中から舞台劇で頭角を現した彼の映画デビュー作は2019年の『夢の向こうに(幻愛)』。精神の病を抱えながら幻想と現実の間で愛を模索する主人公に扮した彼は、観客の目を引きつけて離さないスリリングかつエモーショナルな演技を見せ、香港電影金像奨・台湾金馬奨の新人賞などに次々とノミネートされた。

テレンスは作品ごとに全く違うイメージに成り代わる憑依型の役者だ。香港ドラマ「二月二十九日」ではタイムリープについて研究する偏屈な哲学者を演じ、アニタ・ムイの伝記映画『アニタ』では妖艶なレスリー・チャンのオーラを再現。そして、パンデミック中の台湾を描いたドラマ「此の時、この瞬間に」では恋人をほしがっている冴えない配達員に扮したが、かつてホウ・シャオシェン監督が『悲情城市』でトニー・レオンに口のきけない役を用意したように、この役は台湾人とアクセントが違うテレンスのために耳が不自由な設定に書き換えられたという。このように言葉の壁を超えて次々とオファーが舞い込む彼は『鯨が消えた入り江』だけでなく『トラブル・ガール』「次の被害者」シーズン2といった台湾作品にも出演している。

さらに今年、ドラマ版も好評を博した馬伯庸の人気小説が原作の中国映画『長安的荔枝(原題)』では彼が奴隷の林邑奴役を演じることが話題に。中国で7月25日公開予定のこの大作でどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。

スポーツやダンスで鍛えた見事な体幹

小学生から水泳が得意で演技を学ぶ前は体育教師を目指していた。台北藝術大學舞蹈研究所ではわずか3ヶ月ながらモダンダンスを専攻していたことも。普段から体操、バスケなどのスポーツやダンスを愛好して身体を鍛え、しなやかなスタイルを維持してアクション演技もバッチリこなす。

▼ダンスをするのが大好きなテレンス
劉俊謙Instagram(@lauchunhim.terrance)より

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尊敬する俳優はレスリー・チャン

彼のように舞台、映画、テレビ全てで活躍する俳優は香港では珍しく、そういう意味でも役者としてのポテンシャルが高い。最も尊敬する俳優はレスリー・チャンとのこと。『アニタ』でレスリーを演じる時は彼のインタビューをたくさん見て彼を知る裏方のスタッフたちにも話を聞いたそう。

レスリー・チャン

恋人は共演作の多いセシリア・チョイ

『夢の向こうに(幻愛)』で相手役を務めたセシリア・チョイと交際スタート。二人は学生時代にモデル業や台湾留学を経験するなど共通点が多く、その後もドラマや舞台、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』『スタントマン 武替道』でも共演。皆が羨む芸能界の模範カップルだ。

セシリア・チョイとテレンス・ラウ

▼恋人のセシリア・チョイと
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テレンス&フェンディは性格までソックリ!

実は内向的だというテレンスにとってフェンディは数少ない友達の一人。顔が似ていると言われる2人は身長も服のサイズもほぼ同じ。さらに性格もよく似ているそうで、MBTI性格診断はどちらもINFP(仲介者)。控えめに見えて心は熱く、繊細で創造力と共感力に溢れたタイプだという。

▼一緒にいるとまるで兄弟のようなふたり♡
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