カバー画像『ターミネーター4Kレストア版』より © 1984 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
イントロダクション
1985年5月25日、全米で大評判の映画が日本公開され、大ヒットを記録。革新的なアクションとストーリー、心に刻まれるテーマが話題を呼び、アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭でグランプリ受賞。主演のアーノルド・シュワルツェネッガー、監督のジェームズ・キャメロンのネームバリューを上げると共に、共演のマイケル・ビーン、リンダ・ハミルトンも人気者となり、作品自体もSFファン、アクション・ファンのみならず、幅広い層から評判を呼び、いまやエバーグリーンな名作として知られ、米国議会図書館で「文化的、歴史的、美的に重要な作品」としてアメリカ国立フィルム登録簿に保存される栄誉を得て、多くのクリエイターや観客に影響を与え続けている。今回上映される40周年記念レストア版は、35㎜オリジナルネガから4Kフィルムスキャンを行い、キャメロンが自ら音と映像を監修したもの(一部劇場では2Kコンバートでの上映)。
製作は一時キャメロン夫人でもあったゲイル・アン・ハードで、彼女とキャメロンと共同で脚本を執筆。特殊効果は『遊星からの物体X』などの名匠スタン・ウィンストンが担当。いつまでも耳に残る音楽を担当したのはブラッド・フィーデルによるもの。本作の大ヒットによってシリーズ化され、現在までに5本の続編と、TVシリーズ「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」が製作されている。
また今回の公開ではジェームズ・キャメロン監督からのコメント映像を特別上映。「最も美しい『ターミネーター』を映画館で観られます」と監督は語っている。
あらすじ
21世紀の未来で繰り広げられている人類VSマシンの存亡をかけた果てしなき戦い。人工知能スカイネットは人類側のリーダーであるジョン・コナーを歴史上から抹殺するべく、彼が誕生する以前の1984年のロサンゼルスに冷酷無比な殺人用サイボーグ、ターミネーター=T-800を送り込む。その目的はいずれジョンを出産する女子学生、サラ・コナーを抹殺すること。ジョンがこの世に生まれないよう先手を打とうとしたのだ。
84年のロサンゼルス。闇夜に突然現われた屈強な男は未来からやってきた殺人サイボーグT-800だった
タイムスリップによって84年の世界に現われたT-800は、サラを探し出そうと同姓同名の女性のもとを次々訪ねては殺害していく。彼の真のターゲットであるサラは、レストランのウェイトレスとしてアルバイトしていたが、彼女の前に現われたのは、未来からやって来た戦士のカイル・リースだった。彼は未来のジョン・コナーの部下で、T-800から母を守るため戦士カイルを送り込んだのだ。だがサラの元にT-800は確実に近づきつつあった。理由を知ったサラはカイルと共に逃亡を開始するが、不死身のT-800は容赦なく2人に襲い掛かってくる。
T-800を追って現われたカイル・リースは、人類と機械が戦争を起こし荒廃した未来の戦士
不死身のT-800はどこまでも執拗にカイルと共に逃走するターゲットのサラを追い詰めてくる
登場人物
未来から来た殺人マシンと戦士が、
人類の希望となる「母」をめぐって終わりなき戦いを繰り広げる!
T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)
T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)
2029年、人類と機械が戦争を起こし、荒廃した世界から1984年のロサンゼルスにやって来た殺人サイボーグ。その目的は未来の人類の希望となるリーダー、ジョン・コナーの母親サラを抹殺するためだったが…。
カイル・リース(マイケル・ビーン)
カイル・リース(マイケル・ビーン)
T-800を追って、未来の指導者ジョン・コナーが1984年の世界に送りこんだ戦士。ジョンの母サラをT-800より先に発見し、彼女の命を守るため奮闘するが、次第にサラとの間には使命を超えた感情が生まれていく。
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)
未来の戦士、ジョン・コナーの母となる女性で、1984年の世界ではまだアルバイトをしている女子学生。T-800に命を狙われているとも知らず、やはり未来から来た戦士カイルに危機一髪の瞬間を救われるが…。
『ターミネーター』4Kレストア版
2025年9月26日(金)公開
アメリカ=イギリス/1984年/1時間48分/ローソン・ユナイテッドシネマ配給
監督・脚本/ジェームズ・キャメロン
出演/アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マイケル・ビーン、ポール・ウィンフィールド、ランス・ヘンリクセン
© 1984 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.