2027年はDC2大巨頭そろい踏み!さらに「ゴジラ」「SW」「アベンジャーズ」も!?
痛“怪”作ビル・スカルスガルド×サム・ライミの『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』の試写をみてノリノリで原稿を書いている途中(9月4日)、大きなニュースがとびこんできました。ジェームズ・ガン監督が自身のSNS(X)で、映画『スーパーマン』の続編は2027年7月9日公開と発表しました。これにより今後のDC映画の公開スケジュールはこうなります。
●2026年6月26日『スーパーガール』(監督:クレイグ・ギレスピー)
●2026年9月11日『クレイフェイス』(監督:ジェームズ・ワトキンス)
●2027年7月9日『スーパーマン続編/マン・オブ・トゥモロー』(監督:ジェームズ・ガン)
●2027年10月1日『ザ・バットマン:パートⅡ』(監督:マット・リーヴス)
※公開日は全米での公開予定日です
2027年は同じ年にスーパーマンとバットマンの映画が公開されるという画期的な年になります。さらに2027年は
●2027年3月26日『ゴジラ×コング:スーパーノヴァ』
●2027年5月28日『スター・ウォーズ/スターファイター』
●2027年6月25日『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』
●2027年11月24日『アナと雪の女王3』
●2027年12月17日『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』
●2027年12月17日『ロード・オブ・ザ・リング:ザ・ハント・フォー・ゴラム』
※公開日は全米での公開予定日です
の公開が予定されています。早くも気分は2年先です(笑)。
今年はまだまだSF超大作もあるしホラーユニバースの話題作もある!!
とはいえ直近の映画でも面白い作品は盛りだくさん。今年の後半は10月『トロン:アレス』、11月『プレデター:バッドランド』、12月『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』とSF映画の超大作が連続公開。またホラー映画も10月の『死霊館 最後の儀式』をはじめ注目作がやってきます。この「死霊館」シリーズはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に匹敵するぐらいのホラーユニバースですが、もう一つホラー界のMCUを目指す(?)動きがあります。それがツイステッド・チャイルドフッド・ユニバース(ゆがんだ子ども時代世界)/TCUです。イギリスの独立系映画スタジオ ジャグド・エッヂ・プロダクションが仕掛けるシリーズ。
その第一弾が『プー あくまのくまさん』でした。そう、あの“クマのプーさん”が殺人鬼になるという設定でホラー仕立てにした映画です。この映画会社はパブリック・ドメイン(著作権保護期間がきれ誰でも自由にその作品を扱える)となった童話ものを次々とホラーとしてリメイク構想を打ち立てました。そのほとんどが過去ディズニーでアニメ化されている名作なので、必然的にディズニーのクラシック・キャラを主役にしたホラー映画シリーズとなります。

邪悪なピーター・パンが子どもたちを恐怖のどん底へ!?
『ネバーランド・ナイトメア』11月7日(金)全国公開
配給:ライツキューブ
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『プー あくまのくまさん』の後『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち(ティガーまで参戦)』『ネバーランド・ナイトメア(あのピーター・パンが子どもをさらう恐怖の怪人に)』『子鹿のゾンビ(バンビが突然変異で怪獣化)』をリリース。幸いな(?)ことにこれらは日本でもすべて劇場公開。なお日本では『子鹿のゾンビ』が9月に公開され、『ネバーランド・ナイトメア』が11月公開です。筆者はすでに『ネバーランド・ナイトメア』を試写でみたので現時点でコンプリートです。
正直1作目の『プー あくまのくまさん』はアイデア倒れといいますか、着想は面白いけれどホラーとしての出来はそこそこでしたが、『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』はSFホラー映画として充実。『子鹿のゾンビ』は嬉しくなるような怪獣映画・動物パニック物。そして『ネバーランド・ナイトメア』はあのピーター・パンが「IT」シリーズに出てくるペニーワイズばりに大活躍します。(これが一番血まみれで残酷)。そしてこれらの作品は同じ世界観という設定らしく、つぎにピノキオが主人公の映画が公開され、その次にはこれらのキャラがアベンジャーズのように集結する映画が作られるそうです。TCUはプーさんを中心に組み立てられるのでプーニバースとも呼ばれます。この先どんな童話がホラー化されちゃうか楽しみですね。