衝撃的な夫婦喧嘩を描いた『ローズ家の戦争』が再映画化!現代的な視点でアップデートされた本作は、共感必至のラブ・ストーリーに?(文・編集部(作品紹介)、大森さわこ(ジェイ・ローチ監督インタビュー)/デジタル編集・スクリーン編集部)

味付けの異なる『ローズ家の戦争』は現代的なラブ・ストーリー

画像: 味付けの異なる『ローズ家の戦争』は現代的なラブ・ストーリー

運命的な出会いで結ばれたはずの2人。しかし、風向きが変わった途端、その関係は音を立てて崩れ落ちていく︱︱。本作は、ウォーレン・アドラーの小説を原作に、マイケル・ダグラスとキャスリーン・ターナーが共演した『ローズ家の戦争』(89)を現代的な視点を取り入れ再映画化したもの。ある夫婦の立場が大逆転したことから巻き起こる、結婚生活の思わぬ結末をシニカルなセリフの応酬とハイセンスなビジュアルと共に描き出す。表裏一体の愛と憎しみ。「愛のもつれ」と言えば綺麗に聞こえるが、その先に待つものとは。

主演は『女王陛下のお気に入り』(18)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したオリヴィア・コールマンと、「SHERLOCK シャーロック」や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)のベネディクト・カンバーバッチ。2人は初共演と思えぬコンビネーションで、情熱的に始まった結婚生活に徐々に歪みが生まれていく様を“どちらにも共感ができて、どちらも憎たらしく見える”という絶妙なバランスで体現した。脇を固めるアンディ・サムバーグ、ケイト・マッキノン、アリソン・ジャネイら個性的な俳優陣とのアンサンブルも注目だ。

監督は、『オースティン・パワーズ』(97)や『ミート・ザ・ペアレンツ』(00)などのコメディから、TV界の性的搾取を描いた『スキャンダル』(19)まで幅広いジャンルで快作を放ってきたジェイ・ローチが務め、脚本は『女王陛下のお気に入り』や『哀れなるものたち』(23)でアカデミー賞候補にもなったトニー・マクナマラが手掛けた。現代的なジェンダー観やワークライフバランス問題など社会の変化に合わせた視点のアップデートを施し、『ローズ家の戦争』を“いま”のラブ・ストーリーとして味付け。自分に重ねながら、愛する人を思い出す、そんな作品に料理している。

STORY

瞬く間に、熱い恋に落ちた2人

画像: 瞬く間に、熱い恋に落ちた2人

同僚に苛立ち、食事中のレストランの厨房に飛び込み包丁を手に取ろうとした建築家のテオ。彼をなだめたのは、アメリカでレストランを開く夢を持つシェフのアイビーだった。2人は意気投合し、すぐさま情熱的な恋に落ちる。︱︱それから10年後。ロンドンからカリフォルニアへ渡った2人は、双子の子どもと共に幸せな日々を過ごしていた。

一夜の“嵐”ですべてが一変!

画像1: 一夜の“嵐”ですべてが一変!

しかし、記録的な嵐がカリフォルニアに襲来。テオの自信作である“帆”が特徴の海洋博物館が大崩落&その模様を収めた動画がバズり散らかし、テオのキャリアは失墜。一方、子育ての合間に開業したアイビーのレストラン“カニカニ・クラブ”は交通封鎖の影響で大賑わい。客の中にいた著名な評論家による絶賛記事が掲載されるや、超人気店になる。

画像2: 一夜の“嵐”ですべてが一変!

ん?なんだか怪しい雲行き…

画像: ん?なんだか怪しい雲行き…

仕事が忙しくなったアイビーに代わり、職を失ったテオが子どもたちの面倒を見ることに。立場が変わり、徐々に溝が深まる2人。言葉がトゲトゲしくなったり、思いやっているつもりがむしろ相手の神経を逆なでしてしまったり。アイビーは最後のチャンスと信じて、テオに“理想の家”を創る事を提案。しかし、これが新たな火種に……。

いよいよ本格バトル開始。この2人、修復不能!?

画像1: いよいよ本格バトル開始。この2人、修復不能!?
画像2: いよいよ本格バトル開始。この2人、修復不能!?

『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』
全国公開中
アメリカ=イギリス/2025/1時間45分/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ジェイ・ローチ
出演:オリヴィア・コールマン、ベネディクト・カンバーバッチ、アンディ・サムバーグ、ケイト・マッキノン

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