映画史に名を刻むSFシリーズ「プレデター」が、新たな血を取り入れて再び世界的な熱狂を生んでいます。11月には進化を続ける本シリーズの現在地を大スクリーンで体感できる今こそ、プレデターに“狩られる”絶好のシーズンです!劇場最新作『プレデター:バッドランド』がいよいよ公開。(文・平沢薫/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『プレデター:バッドランド』©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

イントロダクション

過去作への敬意と新たな血!「プレデター」新潮流

今、「プレデター」シリーズが新たな次元に突入しつつある。それを牽引するのが、直近3作、『プレデター:ザ・プレイ』『プレデター:最凶頂上決戦』、そして最新作『プレデター:バッドランド』を手がけるダン・トラクテンバーグ監督だ。彼は、人類とプレデターの歴史に、遠い昔に地球で行われた、誇りある戦いを甦らせる。その戦いの背後にあった、戦士たちの熱い想いも描きだす。また、旧作への敬意として関連アイテムもそっと散りばめる。こうして、このシリーズの過激なバトルアクションの魅力はそのままに、さらに新鮮な魅力と奥行きを加えることに成功したのだ。

これまでも、プレデターは多彩な魅力を持っていた。シリーズ初期の作品は、プレデターをただ獲物を狩ることに喜びを抱く宇宙生物として描き、それによりバトルアクションの魅力に特化した映画は、独自の魅力を発揮した。一方、番外編第1作『エイリアンVSプレデター』では、プレデターが独自の歴史と文化を持つ種族で、誇り高き戦士であり、時には人間と共闘することも描かれた。

トラクテンバーグ監督は、こうしたプレデターの多様な魅力を踏まえ、そこに“別の時代”という新鮮な視点を持ち込み、さらに戦いの背景に“人間ドラマ”を重ね合わせる。『プレデター:ザ・プレイ』の300年前のアメリカ先住民の少女は、兄に負けない自分の力を証明したい。『プレデター:最凶頂上決戦』のヴァイキングの女戦士は亡き息子のため、日本の忍者は愛する兄のために戦う。

そして最新作『バッドランド』には新たに“プレデターの視点”を導入。プレデターの若者を主人公に、プレデターの観点から戦いを描き出すという、斬新な試みに挑戦する。トラクテンバーグ監督によるプレデターの新時代は、今、始まったばかりだ。

プレデターが主人公、アンドロイドがバディ
『プレデター:バッドランド』(2025)

画像: ©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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「シリーズ初」が山盛り。主人公がプレデターなこと、登場するプレデターに“個人名”があることが史上初。プレデターが“狩られる”側として描かれるのも斬新だ。また、プレデター側の協力者としてアンドロイドが登場するのも、史上初。他にもまだ明かされていない“シリーズ初”がありそうだ。

プレデターとの戦いが、人間側にも通過儀礼に
『プレデター:ザ・プレイ』(2022)

画像: ディズニープラスのスターで独占配信中 © 2025 20th Century Studios. All rights reserved.

ディズニープラスのスターで独占配信中 © 2025 20th Century Studios. All rights reserved.

舞台が、現代でも未来でもない「過去の地球」になるのは、シリーズ初。また、主人公がアメリカ先住民族なのは初めてだ。主人公が女性なのは、番外編第1作『エイリアンVSプレデター』(04)に次いで2作目。主人公のプレデターとの戦いの目的が、生存のためだけでなく、自分の力を証明するためなのも初めて。

ラストも必見な初のアニメーション作品
『プレデター:最凶頂上決戦』(2025)

画像: ディズニープラス スターで独占配信中 © 2025 20th Century Studios

ディズニープラス スターで独占配信中 © 2025 20th Century Studios

アニメーション作品はシリーズ初。多様な職業の地球人が集合するのは第3作『プレデターズ』(10)と共通だが、別の時代で生きる人々(841年のヴァイキング、1609年の日本の忍者、1941年の米軍兵士)なのはシリーズ初。彼らの背景に、親子愛や兄弟愛など、熱い人間ドラマがあるのも魅力。ラストに過去作関連のビッグなサプライズも。

11/7(金)公開『プレデター:バッドランド』
アメリカ/2025年/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ダン・トラクテンバーグ
出演:エル・ファニング

©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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