『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(2011/アメリカ)
“二日酔いの悪夢”が今度はバンコクで勃発!

世界的大ヒットとなったコメディ『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』の続編。前作のラスベガスの騒動から一転、舞台をタイ・バンコクに移し、さらにスケールアップした“二日酔い騒動”が繰り広げられる。歯科医ステュの結婚式がタイで行われることになり、仲間たちが現地に集結。しかし飲み会の翌朝またしても記憶を失ったまま目覚め、行方不明の花嫁の弟と消えた一夜の記憶を求めてバンコクの街を奔走することに。ブラックユーモアと予測不能な展開が満載で、全米コメディ映画史上最高(当時)のオープニング興収を記録した。
監督:トッド・フィリップス
出演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ

『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』
デジタル配信中
ブルーレイ&DVD発売元/販売元:ハピネット・メディアマーケティング
権利元:ワーナー ブラザース ジャパン
© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

ロケ地:バンコク
本作の屋外シーンの大部分は実際にバンコクで撮影。特に注目は、映画のクライマックスを飾る屋上バーのシーン。撮影場所となったのは高級ホテル「ルブア・アット・ステート・タワー」にあるレストラン&バー「シロッコ」。地上約247メートルの高さにある、世界的にも有名な高層ルーフトップバーで、映画公開後は“ハングオーバー・バー”として世界中のファンが訪れる聖地になった。
『ホームステイ ボクと僕の100日間』(2018/タイ)
森絵都の小説「カラフル」を基にした青春ファンタジー

日本の森絵都による小説「カラフル」をベースに、現代タイ映画界をけん引するスタジオ“GDH 559”が映画化した青春ファンタジー。死んだはずの“ぼく”は、自殺した高校生ミンの身体に“ホームステイ”し、100日以内に彼が命を絶った理由を突き止めるよう告げられる。タイの文化や社会背景に合わせて物語が再構築され、“命の尊さ”という普遍的なテーマとラストの真相が深い余韻を残す。主演は『バッド・ジーニアス』のティーラドン・スパパンピンヨー、ヒロイン役に当時BNK48のチャープラン・アーリークン。原作小説は2022年に長尾謙杜主演のAmazon Original 映画としても実写化。
監督:パークプム・ウォンプム
出演:ティーラドン・スパパンピンヨー、チャープラン・アーリークン

『ホームステイ ボクと僕の100日間』
DVD発売中&デジタル配信中
発売・販売元:ツイン
© 2018 GDH 559 CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED

ロケ地:バンコク
物語の舞台は現代のバンコクで、実際の学校で撮影されたリアルな学園風景からタイの学園生活の空気感を垣間見ることができる。また物語のカギを握る舞台となるのが、バンコクのシンボル的存在であるチャオプラヤー川に架かるメモリアル・ブリッジ(ラーマ1世橋)。主人公二人のデートシーンや“管理人”とのやりとり、そしてクライマックスに至るまで繰り返し登場し、物語の転換点を象徴する重要な場所となっている。
『フェーンチャン ぼくの恋人』(2003/タイ)
“タイ版『小さな恋のメロディ』”とも称された初恋物語

2003年のタイ国内で年間興行収入第1位となる大ヒットを記録し、“タイ版『小さな恋のメロディ』”とも称された青春ラブストーリー。バンコクで働く青年ジアップが、幼なじみノイナーの結婚式の招待状を受け取り、故郷へと車を走らせる道中、子ども時代の甘酸っぱい初恋の記憶に浸っていく。ノスタルジックな田舎町の風景や学校生活を瑞々しく切り取り、大人になった主人公が過去を振り返る構成により、“初恋の記憶”を呼び起こす普遍的な物語となっている。大学の映画仲間6人が共同でメガホンを取り、タイ映画界に新風を吹き込んだ記念碑的な作品となった。
監督:ニティワット・タラトーンら6名
出演:チャーリー・タライラット、フォーカス・ジラクン
『フェーンチャン ぼくの恋人』
U-NEXTで配信中

ペッチャブリーの街並み
photo by Getty Images
ロケ地:ペッチャブリー MAP D
子ども時代のジアップとノイナーが暮らす小さな町のシーンは、タイ中部のペッチャブリー県で撮影された。バンコクから車で3時間ほどという比較的近い距離にありながら、古き良き街並みが今なお残る地域で、映画が描きたかった「1980年代の田舎町」の雰囲気を見事に再現。幼なじみ二人の並び立つ家(理髪店)なども実際の町並みを活かして撮影され、リアルな“田舎町の空気”が息づいている。
『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』(2023/タイ)
“二人で一つ”だった双子姉妹が初めて同じ男性に恋をする

1999年のタイ東北部・イサーン地方を舞台に、双子の姉妹と一人の少年とのひと夏の友情と淡い恋を描いた青春物語。生まれてから何でも分かち合ってきた一卵性双生児の姉妹ユーとミーが、初めて“共有できない感情=初恋”に出会う。新進気鋭の双子姉妹監督がメガホンを取り、モデルとしても活躍する主演ジラポーンシンが、ユーとミーの微妙な性格の違いを一人二役で演じ分ける。ノストラダムスの予言、Y2K問題、当時のポップカルチャーなどが物語の背景として機能する“1999年のタイ”の空気感も見どころ。製作・配給を手掛けるのは“アジアのA24”とも言われる “GDH 559”。
監督: ワンウェーウ・ホンウィワット&ウェーウワン・ホンウィワット
出演: ティティヤー・ジラポーンシン、アントニー・ブィサレー

『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』
Blu-ray&DVD好評発売中
Blu-ray:5,000円(税抜)/DVD:4,000円(税抜)
発売元:リアリーライクフィルムズ
©2023 GDH 559 Co., Ltd. All Rights Reserved / ReallyLikeFilms

紅い睡蓮の海
photo by Getty Images/RooM RF
ロケ地:ナコーンパノム MAP E
本作は双子監督にゆかりのあるタイ東北部イサーン地方のナコーンパノムで撮影。メコン川沿いの穏やかで郷愁を誘う風景が、双子姉妹のひと夏の出来事を優しく包み込む。町のシンボルであるチャオ・ポー・ムエン神社やベトナム記念時計塔なども物語の背景として映し出され、観光ムービーとしての一面も。また蓮の花が一面に咲き誇る実在の名所「紅い睡蓮の海」が双子の大切な思い出の場所として描かれる。


首都バンコクの街並み

