『ローズ家〜崖っぷちの夫婦〜』の主人公となったローズ夫妻は、アツアツの時代も、冷え切った時も「リアルな夫婦像」を笑いと戦慄の中に描いていますが、古くから映画に登場する夫婦たちは、実話でもファンタジーでも時に理想的だったり、時に反面教師的だったり、観客の感情を大きく揺さぶってきました。見る者に希望と教訓を与えてくれるそんな夫婦たちをピックアップしてみましょう。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
						
					
					
					
				
				
				
				
				
				
				
				
長い人生、ずっと同じ相手を好きでいることは可能?
身体の衰えが目立ってきた偏屈な夫を支える気丈な妻 『黄昏』(81)

『黄昏』
Photo by John Bryson/Getty Images
緑豊かな湖畔の別荘にやってきたノーマンとエセルの老夫婦。エセルが夫の誕生日にあわせ2人の娘チェルシーとその恋人親子を呼び寄せたところから始まる家族再生の物語。ヘンリー・フォンダ演じるノーマンは大学教授だったが最近衰えが目立ち、ご機嫌斜め。キャサリン・ヘプバーン演じるエセルは軋轢のあった偏屈な夫と娘を和ませようと心を砕く。
倦怠期の夫妻がカウンセリングに出向くが… 『31年目の夫婦げんか』(12)

『31年目の夫婦げんか』
『31年目の夫婦げんか』
U-NEXTで配信中
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アーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)とケイ(メリル・ストリープ)のソームズ夫妻は結婚30年を超えて倦怠期を迎えている様子。2人で過す時間が少ないと嘆くケイに対し、アーノルドは無関心。そこでケイはカップル向けのカウンセリングに申し込み、尻込みする夫と診察を受けるが…。ありがちな問題だが、どう乗り越えるかは各々の夫婦次第?
 
				
				
 
							 
							 
							