カバー画像:『プレデター:バッドランド』より ©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
プレデターの若者を主人公に、これまで“狩る者”だったプレデターを、“狩られる者”として描く─そんな大胆な発想から生まれたのが人気シリーズ最新作『プレデター:バッドランド』。宇宙で最も危険な惑星〈バッドランド〉で、プレデターの若き戦士デクが対峙することになる“最強の獲物”とは? 彼が出会ったアンドロイドの目的とは? さまざまな謎を孕みながら、未知の生物たちと激闘するサバイバル・アクションが展開。プレデターの若者の成長ドラマであり、プレデターとアンドロイドという異色コンビのバディムービーでもある。
上半身だけのアンドロイド、ティアを演じるのは『名もなき者/A COMPLETE UNKNO
WN』の人気女優エル・ファニング。本作では口の悪いアンドロイド役でコミカルな魅力を見せてくれそうで期待大。プレデターのデク役は、ニュージーランド出身俳優ディミトリウス・シュスター=コロアマタンギが演じる。
監督は、シリーズの最近作2作『プレデター:ザ・プレイ』『プレデター:最凶頂上決戦』でファンを熱狂させたダン・トラクテンバーグ。『プレデター:ザ・プレイ』からは共同脚本家パトリック・アイソン、撮影のジェフ・カッターも再結集。本作で『プレデター』のさらに新たな可能性を開き、シリーズを新たな次元に導いてくれるのに違いない。
あらすじ
若きプレデターの戦士デクは、狩りの能力を何よりも尊ぶ戦闘一族から追放され、一族に自分の力を証明するため、最悪の地〈バッドランド〉で最も凶悪な獲物を狩ることを目指す。彼は、上半身だけのアンドロイドのティアと出会い、一緒に旅をすることになるが、ティアの目的が何かは不明。また2人は、その地で狩りをしているのは彼らだけではないことに気づく。はたして最凶の獲物とは?デクはそれを狩ることができるのか?
CHECK POINT
1)異色のバディムービーに!
本作は、デクとティアが渋々コンビを組むバディムービー(相棒映画)でもある。2人はプレデターとアンドロイド、獰猛な生き物と精密な機械という、まったく異質の存在。しかもデクは無愛想で無口、ティアは陽気でおしゃべり。そんな資質も性格も正反対の2人が、どんなバディぶりを見せてくれるのか楽しみ。

2)プレデター側の深いドラマが?
主人公は、プレデターの若き戦士デク。シリーズで初めて、主人公をあるプレデター個人に設定し、ひとりのプレデターの若者の体験として物語を描いていく。彼の種族や、父や兄との関係など、プレデターについての様々な新事実が判明しそうだ。デクが、通常はプレデター戦士が装着する“マスク”をしていない理由も気になる。

3)人間不在?相棒はアンドロイド
プレデターの主人公の相棒は、人間ではなく、アンドロイド。主要登場人物に人間がいないのもシリーズで初めて。監督の発言によれば、相棒をアンドロイドにしようと思った瞬間、このシリーズにはすでに製造会社が存在することを思い出し、「エイリアン」シリーズのアンドロイド製造会社ウェイランド=ユタニ社製にしたそう。

4)舞台は初登場の惑星! 固有生物にも期待
舞台は地球ではなく、生存不可能といわれる“最悪の地”(バッドランド)。地球外惑星が舞台になるのは、第3作『プレデターズ』『プレデター:最凶頂上決戦』に続く3度目。第3作の惑星は地球のジャングル風、『〜頂上決戦』は岩石惑星風だったが、今回は予告編でもジャングルあり岩山あり景観も多様。初登場のクリーチャーも続々出現しそうだ。

5)“ジャングル”も登場! お約束も踏襲
“シリーズ初”をたっぷり盛り込みながら、その一方で、これまでのシリーズのお約束を継承。全作ではないがジャングルが戦場になるのも定番。また、プレデターの愛用の武器も、右腕のガントレット、リスト・ブレイド(鉤爪状の刃物)、独特な刃型のダガーナイフなど、シリーズでおなじみのアイテムが続々。

6)新潮流の中心・トラクテンバーグが監督!
監督ダン・トラクテンバーグは『10クローバーフィールド・レーン』(16)、ドラマ「ザ・ボーイズ」(19)等を経て、『プレデター:ザ・プレイ』(22)でエミー賞監督賞と脚本賞にノミネート、『プレデター:最凶頂上決戦』(25)に続いて本作へ。彼はこのシリーズの企画がもう1つあると発言しており、そちらも期待大。

現在の「プレデター」をリードするトラクテンバーグ監督(写真はサンディエゴ・コミコン・マラガより)
Photo by Borja B. Hojas/Getty Images for SDCCMalaga
登場人物
デク(ディミトリウス・シュスター=コロアマタンギ)
プレデターの若者。自分の力を証明するため、最強の獲物を探す

デク(ディミトリウス・シュスター=コロアマタンギ)
ティア(エル・ファニング)
破損のため上半身しかないアンドロイド。デクに協力を申し出る

ティア(エル・ファニング)
11/7(金)公開『プレデター:バッドランド』
アメリカ/2025年/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ダン・トラクテンバーグ
出演:エル・ファニング
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