海がつなげた、運命のバディ モアナ×マウイ

『モアナと伝説の海』 © 2025 Disney
『モアナと伝説の海』
美しい海に囲まれた南国の島で暮らす少女・モアナ。海に選ばれ、愛された特別な存在である彼女は、混沌に陥った世界を救うため、盗まれた女神の《心》を取り戻す壮大な冒険に出る。そのカギを握るのが、自在に姿を変えられる半神半人の英雄・マウイだった。
いずれ島のリーダーになる重圧を感じながら懸命に応えようとするモアナと、お調子者で自由奔放、“ファンサ”大好きなマウイは当初こそぶつかってばかりだったが、航海の中で共に認め合い、力を合わせていく。非協力的だったマウイが最強の味方になっていく展開が熱い!
ここが最強バディPOINT
空を飛べるマウイと海のパワーを使えるモアナの連携や合体技の数々は、安心して見られる抜群の強度を誇る。なお、続編『モアナと伝説の海2』では、さらなる名コンビっぷりを披露! 再会時の心温まる表情にも注目してほしい。
ダメだと思っていた自分を、互いに救いあう ヴァネロペ×ラルフ

『シュガー・ラッシュ』 © 2025 Disney
『シュガー・ラッシュ』
ゲームの世界で「悪役」を演じることに疲れた乱暴者のラルフ。不具合のせいでバグキャラとして不要の烙印を押された少女レーサー、ヴァネロペ。現状打破を夢見たラルフが他のゲームに“脱走(ターボ)”したことで知り合った2人は、衝突を繰り返しながらもはみだし者同士絆を育んでいく。
時を同じくして、各ゲームに消滅の危機が迫り……。孤独感にさいなまれた結果、良くも悪くも自分本位だったラルフが、自分に似た境遇のヴァネロペと過ごすなかで成長し、他者のために自己犠牲の精神を発揮するクライマックスは感動的だ。
ここが最強バディPOINT
力のコントロールが効かず自己嫌悪に陥ったラルフに、活躍の場を与えるヴァネロペ。2人が車やコースづくりに励み、周囲を見返すためにレースの猛特訓をするシーンは、バディという理解者に出会えた喜びにあふれている。
笑って、ぶつかって誰よりも強い味方になる“オハナ” リロ×スティッチ

『リロ&スティッチ』 © 2025 Disney
『リロ&スティッチ』
マッドサイエンティストに生み出された凶暴なエイリアン、スティッチ。処分を免れるために宇宙基地を脱走したスティッチは地球に流れ着き、両親を亡くして同級生とも馴染めない少女・リロと出会う。最初は保身のために身を寄せるスティッチだったが、リロの優しさに触れて「家族(オハナ)」になりたいという気持ちが芽生え——。
愛を知り、自らにプログラムされた「破壊兵器」という宿命に抗おうとするスティッチの健気さと、時に拒絶してしまっても最終的には努力を信じて根気強く付き合うリロ。2人の友情は名バディと呼ぶにふさわしい。
ここが最強バディPOINT
可能性を諦めずに「触ったもの全部を壊すんじゃなくて、たまには何か作ってみたらどう?」と言うリロに感化され、変わろうとするスティッチ。居場所を見つけた“その後”の姿は感涙ものだ。なお実写版ではリロの姉・ナニも大活躍!
支え合うことで見つけた、本当の夢 ティアナ×ナヴィーン

『プリンセスと魔法のキス』 © 2025 Disney
『プリンセスと魔法のキス』
亡き父との夢だったレストランの開業資金を稼ぐため、アメリカ・ニューオーリンズの町で日々懸命に働くティアナ。彼女はある日、親友で富豪の令嬢シャーロットに頼まれて舞踏会で得意料理を振る舞うことに。するとそこに魔法でカエルに姿を変えられたナヴィーン王子が現れる。
呪いを解くために親切心でキスをしたティアナだったが、まさかの自分もカエルに! 2人は仕方なく協力し、元の姿に戻る道を探すのだった……。真面目過ぎるティアナが、世間知らずのナヴィーンに料理を教えるシーンほか、心を通わせていく姿が微笑ましい。
ここが最強バディPOINT
自立した人物であるがゆえに周囲に頼れないティアナと、放蕩者の裏で「自分は誰にも期待されない」と孤独を抱えたナヴィーン。従来のプリンセスものとは180度異なる人物像の2人が、バディから両想いになっていく過程が新鮮!
守ることと、信じること傷ついた心を、ふたりで立て直す ベイマックス×ヒロ

『ベイマックス』 © 2025 Disney
『ベイマックス』
事故で最愛の兄を失い、傷心の天才少年ヒロ。彼のもとにある日、ずんぐりした形状のケア・ロボット、ベイマックスが現れる。人々の心と身体を守るために兄が生み出したベイマックスの扱いに悩むヒロだったが、兄の死の真相を突き止めるために力を借りることに。
大人びた頭脳を持つが心は孤独なヒロと、運動能力が皆無でよちよち歩きのベイマックスのコントラストがユニーク。ヒロがベイマックスにカスタマイズを施しながらも、「人を傷つけられない」設定を頭ごなしに否定せず、長所と捉えてグータッチを教えるなどの歩み寄りが沁みる。
ここが最強バディPOINT
最初こそズレたコンビだったが、やがて無二のバディとなっていくヒロとベイマックス。絶体絶命の窮地に陥った際、「私はいつも一緒にいます」と穏やかに語りかけ、自らの安全を省みずに救う姿が切なくも温かい。
