いよいよ幕を開ける2026年は、例年以上に多彩な注目作が揃った充実の年に。新たな年に観るべき至極のラインナップを紹介します! 2026年はいよいよ映画界最大の“お祭り”ともいえる「アベンジャーズ」の新作がやってきます。一方、DCの新ユニバースはその世界観を急速に拡大。ヒーロー映画の最新情報と今後のゆくえをアメコミ界の第一人者・杉山すぴ豊がナビゲート!(文・杉山すぴ豊/デジタル編集・スクリーン編集部)
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『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』はセイディー・シンクが演じる“重要な役”に注目

画像: 撮影現場のトム・ホランド Photo by MEGA/GC Images

撮影現場のトム・ホランド
Photo by MEGA/GC Images

〉〉夏公開
MCU版スパイダーマンのシリーズ第4弾は“新章”の幕開け
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』
Spider-Man: Brand New Day

トム・ホランド主演によるMCU版「スパイダーマン」最新作。シリーズ第4弾となるが、“新章”の一作目という位置づけで、前作『〜ノー・ウェイ・ホーム』で人々の記憶から消えたピーターの“新たな日々”が描かれる。監督は『シャン・チー』のクレットンに。

監督:デスティン・ダニエル・クレットン
出演:トム・ホランド、ゼンデイヤ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

一方のMCU。まず『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』にはジョン・バーンサル演じるパニッシャーが登場。さらにブルース・バナー/ハルク役のマーク・ラファロ、フローレンス・ピュー演じるエレーナも登場すると見られています。コミックでは何度か暴走するハルクをスパイダーマンが止めようとするエピソードも多いのでついにスパイダーマンVSハルクをスクリーンで観られる? トムホとピューの共演も楽しみです。パニッシャーについては彼がスパイダーマンを悪人とみなして殺そうとするのか、それとも街の危機にスパイダーマンとパニッシャーが手を結ぶのかもしれません。

ヴィランとしてはサソリを模したスーツを着たスコーピオン、弾丸をはじく強固な肌を持つトゥームストーンが出てくる模様。コミックのスコーピオンはヴェノムとも関係があり、何らかの形でヴェノムが出てくる? トゥームストーンも原作では犯罪界の大ボス、キングピンの部下です。キングピンことウィルソン・フィスクはマーベル・ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」等のボス・キャラですよね。今度の映画にパニッシャーも出てきますから、ドラマでキングピン役のヴィンセント・ドノフリオ、そしてチャーリー・コックス演じるデアデビルのジョインも期待したいところ。

本作でファンたちの憶測合戦がくりひろげられているのがある女性キャラの存在。「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマックス役でブレイクしたセイディー・シンクが何らかの重要な役で出るのですが、彼女の演じるキャラが未発表なのです。中でもX‐MENに登場するジーン・グレイ、別バースでトビー・マグワイヤ演じるスパイダーマン/ピーターとMJの間に生まれたメイディ・パーカーの噂があります。前者だといよいよX‐MENとMCUの本格リンク、後者だと再び他のスパイダーマンがいるマルチバース(スパイダーバース)が今度のスパイダーマン映画で描かれることになります。

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』にはクリス・エヴァンス演じるスティーブの登場説も

画像: マーベルのイベントに登壇したロバート・ダウニーJr. Photo by Matt Winkelmeyer/Getty Images

マーベルのイベントに登壇したロバート・ダウニーJr.
Photo by Matt Winkelmeyer/Getty Images

〉〉12/18(金)公開
MCU最大の危機にヒーローが史上空前の大集結
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 Avengers: Doomsday

MCUの金字塔『アベンジャーズ/エンドゲーム』以来となるシリーズ最大のクロスオーバー作品。アベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、X-MENなどが“世界”をまたいで歴史的合流。ロバート・ダウニーJr.が敵役ドクター・ドゥームとして電撃復帰。

監督:ジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソ
出演:クリス・ヘムズワース、ヴァネッサ・カービー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2025 MARVEL

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』については(この原稿を書いている時点で)『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の時に予告が流れると噂されています。本作については既に発表されているキャストに加え、追加のキャラ(キャスト)も沢山いて近日発表とも言われています。ここで注意したいのは、噂として名があがる、追加キャラですが『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』ではなく、2027年の『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』に出てくる可能性もあります。この2作は同時に撮っているはずなので。ストーリーについても様々な憶測がとびかっていますが、一部では『アベンジャーズ/エンドゲーム』の最後でスティーブ・ロジャースが別の人生を歩んだことが、ロバート・ダウニーJr.演じるドクター・ドゥームを生むきっかけとなった。だから本作にクリス・エヴァンス演じるスティーブが出てくる説があるのです。

さらに気になるのはヒュー・ジャックマンが最近のインタビューで“ウルヴァリンが今後のMCUに出ないとは決して言えないね”みたいな発言をしています。これはつまりウルヴァリンとデッドプールが『〜ドゥームズデイ』か『〜シークレット・ウォーズ』に出るよ、というサインではないかと。これもワクワクしますね。

いかがだったでしょうか? 2026年は今後のDCU、MCUの方向を決める重要な作品が公開される年となります。アメコミ映画ファンにとってとてもハッピーな1年になりますね!

2026年以降のスーパーヒーロー関連映画全米公開スケジュール
※すべて全米公開予定日です。

2026年
6月26日公開▶︎『スーパーガール』スーパーマンの従姉妹カーラのスペース・アドベンチャー。
7月31日公開▶︎『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』トム・ホランド版スパイダーマンが存在を忘れられた世界で再出発。
9月11日公開▶︎『クレイフェイス(原題)』バットマンのヴィランとして知られる悲劇の怪物を描く単独作品。
12月18日(※日米同時)公開▶︎『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』マルチバース・サーガの最終章へ向かう、アベンジャーズ再集結の物語。

2027年
6月18日公開▶︎『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』アニメ映画シリーズの第3部にして、マイルス・モラレスの物語が完結へ。
7月9日公開▶︎『マン・オブ・トゥモロー(原題)』DCUの新しいスーパーマンが宿敵レックス・ルーサーと共闘する展開か。
10月1日公開▶︎『ザ・バットマン パート2(原題)』マット・リーヴス監督、ロバート・パティンソン主演の異色バットマン続編。
12月17日公開▶︎『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』マルチバース・サーガを締めくくる、史上最大級のクロスオーバー超大作。

画像: 『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』 © 2025 CTMG, Inc. All Rights Reserved.

『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』
© 2025 CTMG, Inc. All Rights Reserved.

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