今回、『バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)』シリーズ関連の貴重なメモラビリアとしてギャラリーに追加するのは、第一作目の撮影の際に実際に使用されていたクラッパー・ボード<Bカメラ>用になります。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)の撮影においては、監督のロバート・ゼメキスのチームが使用していた<Aカメラ>と併せて、ディーン・カンディ(撮影監督)チームの<Bカメラ>が常時稼働していました。このBTTFの<Bカメラ>は、<Aカメラ>が主要アングルで撮影するのとは別アングルからの撮影を担ったり、アップとロングの撮影をそれぞれに行ったり、時に重複しながら、時に使い分けながらと、BTTF一作目の撮影全工程において使用されました。
また、加えてギャラリーにアップするのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイトル(及びロゴデザイン)決定後に生産、クルーとスタッフへ向けて配布された【NIKE】オリジナルのBTTFジャンパー(ウィンドブレーカー)になります。少ロットの限定生産(非売品)であることから、今日ではBTTF/NIKEファン双方によるレアなコレクター・アイテムとなっています。
SCREEN Collectionsでは、BTTFシリーズ関連のマテリアルや実使用のアイテムについて、今後もリクエストに応じて適時紹介していく予定となっております。

ロバート・ゼメキス監督と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作すべてでタッグを組んだ撮影監督のディーン・カンディは、1970年代後半から2000年代初頭に掛けて多くのヒット作・話題作を世に送り出してきた名匠になります。キャリアがブレイクしたのは1978年の『ハロウィン』で、以降、『ザ・フォッグ』『ニューヨーク1997』『遊星からの物体X』等、ジョン・カーペンター監督とのタッグ作品は、その都度注目の的となりました。BTTFシリーズで見せた絶対的な手腕をスピルバーグに認められた後は、『フック』『ジュラシック・パーク』(いずれもスピルバーグ監督作品)の撮影監督も続けて務めています。2014年にはそれまでの功績を認められ、全米撮影監督協会(ASC)から生涯功労賞を授与。今年(2026年3月)で80歳となり、現在は映画業界における技術的アドバイザーとして次世代の育成にも寄与しています。






