カバー画像:『レンタル・ファミリー』より ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
イントロダクション
東京に移住して暮らすアメリカ人の俳優が引き受けた「レンタル家族」という聞きなれない職業。他人の人生に入り込み、仮の姿の家族の一員や友人として与えられた役割を演じるうちに、彼はそれまで想像もしていなかった“人生”を体験することに。ユニークな仕事とその仕事を育む日本の特殊な文化の中で彼は何を見つけたのか ──?
『ザ・ホエール』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザーが、異郷の地で自分を見失いかけていた男を演じる感動作。監督にあたったのはトロント国際映画祭でEmerging Talent Awardを受賞したアメリカを拠点に活躍する注目の日本人監督HIKARI。彼女にとって本作は長編第2作にあたる。
出演者も、「SHOGUN 将軍」の平岳大、「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」の山本真理、『カンゾー先生』『悪人』などで知られるベテランの柄本明、本作がデビューの新人ゴーマン シャノン 眞陽ら日本の俳優がフレイザーを囲み、脚本をスティーヴン・ブレイハット、撮影を石坂拓郎、編集を2度のアカデミー賞候補となったアラン・バウムガルテンが担当するなど日米合同のスタッフが、100%日本ロケで東京や島原、天草などを背景にした美しい日常風景を表出する。
あらすじ
CMの仕事を得てから東京に移住して7年になるアメリカ人俳優のフィリップ(フレイザー)は、その後目立った活躍もなく、日本に居心地のよさを感じながら自分を見失いかけていた。ある日フィリップはエージェントからある葬儀で弔問客を演じる仕事を受けたことで、レンタルファミリー社を経営する多田(平)にスカウトされ働き始める。結婚式の新郎や、孤独な老人の話し相手、一緒にゲームをする友人役など様々な依頼を受けるうちに、最初は気乗りしなかったこの「レンタル業」に意味を感じ始めるフィリップ。
そんな時、シングルマザーの瞳という女性から、娘・美亜(シャノン)のために“外国人の父親”を演じてほしいという依頼を受けるが、親になったことがないフィリップは美亜との関係を築くのに苦労する。さらにかつての大物俳優、長谷川喜久雄(柄本)を取材する架空のインタビュアーの役を彼の娘からオファーされるなど、忙しくなってくるが、心を通わせるようになった喜久雄から故郷・天草に行きたいと懇願される。一旦は断ったフィリップだが、契約違反を承知で喜久雄を家から連れ出し天草への旅に同行することに…。

本当に存在する「レンタルファミリー」
現在日本にはレンタルファミリーのような会社が約300社も存在すると監督のHIKARIは語る。
俳優たちが親、友人、配偶者など様々な役を演じ、時間単位で貸し出されるのだが、この仕事の調査を始めた監督は「利用者の全員がつながりを求めていた」という。
「対面でセラピストと話すことを望まない日本人」がこのビジネスを利用するのかもしれないと分析する。「だから人々は誰かを雇って気軽に悩みを共有したり、ただ話したりすることを選ぶんです。俳優たちは資格を持ったセラピストではないが、サポートと視点を提供してくれます」
登場人物
フィリップ・ヴァンダープルーグ(ブレンダン・フレイザー)
日本に移住したが売れない米国俳優。レンタルファミリー社で働き始め、人生が変わる。
多田信二(平岳大)
レンタルファミリー社の経営者でフィリップをスカウトする。自宅には妻子がいるが…。

右:フィリップ・ヴァンダープルーグ(ブレンダン・フレイザー)、左:多田信二(平岳大)
中島愛子(山本真理)
レンタルファミリーに勤務するフィリップの先輩。フィリップの相談相手にもなる。
中央:中島愛子(山本真理)
長谷川喜久雄(柄本明)
記憶を失い始めた日本の元名優。ある理由で故郷の天草に帰省したいと強く望んでいる。
左:長谷川喜久雄(柄本明)
川﨑美亜(ゴーマン シャノン 眞陽)
シングルマザーの瞳の11歳の娘。フィリップを父親として紹介され、絆を深めるが…。
左:川﨑美亜(ゴーマン シャノン 眞陽)
『レンタル・ファミリー』
2/27(金)公開
アメリカ、日本/2025年/1時間50分/ウォルト・ディズニー・ジャパン配給
監督:HIKARI
出演:ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、柄本明、ゴーマン シャノン 眞陽
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