カバー画像:『タイタニック』Photo by 20th Century-Fox/Getty Images
1990s:次から次へとオリジナルの大ヒット作が生まれた

『タイタニック』
Photo by 20th Century-Fox/Getty Images
現在は有名なシリーズを中心にヒット作が生まれていく傾向があるが、90年代の首位作品を眺めていくと、毎年のようにオリジナルのヒット作が登場していたことに気づく。この10年間でシリーズ続編として1位になったのは『ターミネーター2』のみだが、これは1作目以上に大きなムーブメントを呼んだ。『ゴースト/ニューヨークの幻』『ボディガード』『スピード』『シックス・センス』のような話題作が毎年生まれていた中、97年公開の『タイタニック』はその内でも20世紀を代表するような大ヒット作となり、読者の圧倒的支持を得たことは特筆もの。
1990年代読者選出ベストワン作品
1990 『ゴースト/ニューヨークの幻』
1991 『ターミネーター2』
1992 『ボディガード』
1993 『パーフェクト・ワールド』
1994 『スピード』
1995 『マイ・フレンド・フォーエバー』
1996 『セブン』
1997 『タイタニック』
1998 『仮面の男』
1999 『シックス・センス』
2000s:ハリポタ、パイレーツなどシリーズ作が人気

『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
ディズニープラスで配信中
© 2026 Disney
21世紀に入るとフランチャイズ作品が熱狂的に受け入れられるようになる。まず「ハリー・ポッター」シリーズが若年層も巻き込んで大人気を博し、同じくファンタジー系の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは大人の観客も魅了した。そんな中、ジョニー・デップ主演の「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズも加わって、これらの大ヒット・フランチャイズが愛される時代が始まった。またクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』も新たなバットマン・シリーズの第2弾。アメコミヒーロー映画の隆盛を先取りする一作となった。
2000年代読者選出ベストワン作品
2000 『グリーンマイル』
2001 『ハリー・ポッターと賢者の石』
2002 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
2003 『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
2004 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
2005 『チャーリーとチョコレート工場』
2006 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
2007 『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
2008 『ダークナイト』
2009 『パブリック・エネミーズ』
2010s:音楽がヒット映画の重要な要素に

『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』

『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』
デジタル配信中
ブルーレイ&DVD発売元/販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2010年代は10年も続いた超人気作「ハリー・ポッター」シリーズの終了から始まり、新たな「スター・ウォーズ」3部作の終了で終わった、と言えるかもしれない。その間に実はマーベルなどアメコミ映画の隆盛もあったのだが、日本の観客がそれ以上に愛したのは「音楽」だった。『レ・ミゼラブル』のような大型ミュージカルはじめ、アニメーションで初の首位となった『アナと雪の女王』も主題歌が大ヒット。『ラ・ラ・ランド』もロマンチック・ミュージカルで、『ボヘミアン・ラプソディ』は大物ミュージシャンの伝記ドラマ。いずれも音楽が重要な要素だった。
2010年代読者選出ベストワン作品
2010 『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』
2011 『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』
2012 『レ・ミゼラブル』
2013 『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
2014 『アナと雪の女王』
2015 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
2016 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
2017 『ラ・ラ・ランド』
2018 『ボヘミアン・ラプソディ』
2019 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
2020s:遅れて来たトム・クルーズ最盛期

『トップガン マーヴェリック』

『トップガン マーヴェリック』
4K Ultra HD+ブルーレイ:7260円(税込)
発売・販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
©2022 Paramount Pictures.
コロナ・ウイルスの世界的流行から始まった2020年代は、劇場から新作と観客が激減した後、それを呼び戻そうとする映画業界の闘いの時代。コロナ禍の真っ最中に公開された『TENET テネット』は大画面でこそ見るべき作品だったし、公開延期に延期を重ねた『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』『トップガン マーヴェリック』もファンが映画館での公開を待ち続けた待望の一作だった。特に『…マーヴェリック』の大ヒットでトム・クルーズ人気が再燃。彼が体を張ったスタントを見せる「ミッション:インポッシブル」シリーズは日本のファンを夢中にさせた。
2020年代読者選出ベストワン作品
2020 『TENET テネット』
2021 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
2022 『トップガン マーヴェリック』
2023 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』
2024 『オッペンハイマー』
2025 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
