本年度のアカデミー賞を鮮やかに彩った珠玉の作品たち。それらの作品に共通しているのは観る者の記憶に深く刻まれる俳優たちの圧倒的な熱量。ケイト・ハドソンが主演女優賞にノミネートされた『ソング・サング・ブルー』の魅力を読み解きます。(デジタル編集・スクリーン編集部)

ヒュー・ジャックマン×ケイト・ハドソン 2ショット・インタビュー

画像: Photo by Bryan Derballa/Getty Images for IMDb

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多くの人が“これは自分に必要だった映画です”と言ってくれます(ヒュー・ジャックマン)

人を勇気づけるような映画に関わることができて本当に幸せです(ケイト・ハドソン)

──驚くことにおふたりは本作が初めての共演なんですよね。

ヒュー「そう。以前一度だけ、ブロードウェイのミュージカルで共演する話があって、打ち合わせをしたんですが、実現しなかったんです。僕らがこれまで共演したことがないというのは、ある意味で驚きです。というのも今回共演してみて、最初からスムーズにぴったり息が合ったから。まるで天命みたいでした。だからまた共演したいです。二人は永久にどこかでつながっているように感じています」

ケイト「私も同じです。きっといつかまた共演の機会があると思っています」

ヒュー「ケイトから仕事の話があれば“イエス”以外の答えはない、とケイト自身に言われました」

ケイト「それが私たちの力関係ってこと(笑)」

ヒュー「エージェントには『ケイトから電話がかかってくるまでは仕事を入れないで』と言ってあります(笑)」

──おふたりとも歌手としても活躍されていますが、初めて一緒に歌ったときの感想は?

ケイト「とっても居心地がよくて最高でした。ヒューは偉大なエンターテイナーですから。彼と一緒に歌うというのは、心地よい波に乗っているような気持ちになります。楽しくて、とても簡単で。ヒューと私はたとえ観客が二人しかいなくても、ステージで歌って幸せを感じられる。二人ともその精神を持っている。それが私たちの真実なんです」

ヒュー「まるで自分を鏡に映すような感じだったよね? マイクは生まれながらのエンターテイナーではありますが、僕と似たところがあって、自分がパヴァロッティみたいな偉大な歌手だとは思っていません。僕も同じように感じます。僕はまあまあ上手く歌えますが、自分が偉大な歌手だとは思っていません。マイクはクレアの声に呼応することで上手く歌えました。僕もそんな感じです。ケイトがいたから上手く歌えました。初めてスタジオでケイトに会ったとき、“ここで完璧な歌を聞かせなきゃいけない”という使命感がありました。彼女は天才的に歌が上手い。ケイトがアルバムのプロモーションのために歌うのを聞いたときに感じたことです。だから僕らはクレアとマイク同様、一緒に歌うことで高め合う喜びを分かち合いました」

──本作のテーマについてはどのように考えていますか?

ヒュー「多くの人が“これは自分に必要だった映画です”と言ってくれます。人間として、インスピレーションを得て前進するためには、こういう物語が必要なのです。この物語が本当に美しく、心を打つのは、最終的に成功するかどうかにかかわらず、互いを信じて夢を追い続ける姿が描かれているからです。どんな逆境に立たされても、彼らは決して諦めずにともに歩み続けます。だからこそ、観た人は皆『こういう映画を求めていたんだ』と言ってくれるのだと思います」

ケイト「この映画が完成して、見終わったときに感じたことは、いかにふたりが純粋であるかということ。悲観的なところがなくて、それこそ私たちが今、必要としているものだと痛感しました。私はこの映画に出演できて心から感謝しています。心から楽観的になれる映画というのはそれほど多くありませんから。監督は長い間、この映画についての構想を温めていました。2009年に(原案となる)ドキュメンタリーを見て、悲劇的な話を、人を勇気づけるような映画として作り上げる可能性を見つけました。だからこの映画に関われて本当に幸せです」

『ソング・サング・ブルー』
2026年4月17日(金)公開
アメリカ/2025/2時間12分/配給:ギャガ ユニバーサル映画
監督:クレイグ・ブリュワー
出演:ヒュー・ジャックマン、ケイト・ハドソン、マイケル・インペリオリ、エラ・アンダーソン、キング・プリンセス

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