「午前十時の映画祭16」の上映作品を眺めていくと、名優や人気スターの主演作や名匠、巨匠の必見作がいくつも見受けられます。そこで今回のラインナップから注目したいスター&監督をピックアップしてみましょう。ここから新たに見たくなる作品、逢いたくなるスターが見つかるかもしれません。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:© 1960 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

劇場の大画面で逢いたい伝説級のBIGスターたち

もはやレジェンドとなった映画史に輝くスターが残した名画、いまも第一線で活躍を続けるBIGスターの若き日の雄姿を大画面で観ることができるチャンス!

オードリー・ヘプバーン(『許されざる者』1960)

画像: 『許されざる者』(60)のオードリー © 1960 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

『許されざる者』(60)のオードリー
© 1960 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

毎回主演作がセレクトされる人気女優オードリー。今回は映画祭初上映となる『許されざる者』(60)が満を持しての登場。オードリー唯一の西部劇出演作で、彼女が演じるレイチェルは、テキサスの開拓民一家で母親、三人の兄たちと暮らす養女。この一家に思わぬ風評が持ち上がった頃、あるネイティブアメリカンが一家の前に現われ、レイチェルが白人にさらわれた彼の妹だという…。オードリーにとってそれまでのイメージを覆す役ながら、監督のジョン・ヒューストンもオードリーの演技を絶賛。撮影中に落馬し骨折するというアクシデントに見舞われたが、彼女は最後まで難役を演じきる役者魂を見せた。

トム・クルーズ(『ミッション:インポッシブル』)

画像: 『ミッション:インポッシブル」のトム © 2026 Paramount Pictures

『ミッション:インポッシブル」のトム
© 2026 Paramount Pictures

還暦を過ぎてもなおハリウッドのアクション・スターの第一人者として活躍を続ける大物アクター。そんなトムが体を張ったアクションを自ら演じる人気シリーズの第1作『ミッション:インポッシブル』が映画祭に初登場。おなじみトム扮するイーサン・ハントが何者かの罠にはめられ、秘密諜報部隊IMFの裏切り者とされてしまう。そんなイーサンの反撃をスリリングに描く本作で、CIA本部に天井から逆さづりになって侵入し極秘リストを盗み出す作戦を決行するシーンはトムのアクロバティックなスタントで映画史に残る名シーンとなった。

ジャッキー・チェン(『ポリス・ストーリー/香港国際警察』)

画像: 『ポリス・ストーリー/香港国際警察』のジャッキー © 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.

『ポリス・ストーリー/香港国際警察』のジャッキー
© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.

70年代からカンフー・アクションを主に、神業的アクションを繰り広げ、アジア発のワールドワイド・スターに駆けあがったジャッキー。その彼が自ら監督も兼任して命がけのスタントを展開する連続活劇の傑作『ポリス・ストーリー/香港国際警察』が映画祭初上映される。急勾配のバラック街を大滑走するカーチェイスから、ショッピングモールでの大乱闘まで次々と過激なアクション・シーンを自ら演出した上にスタント演技もこなすジャッキーの離れ業は、あまりに自然でその天才ぶりが把握できないほど。ジャッキー最盛期の凄さをぜひ目撃してほしい。

三船敏郎(『用心棒』『椿三十郎』『レッド・サン』)

画像: 『レッド・サン』の三船 © 1971 STUDIOCANAL - Oceania Produzioni Internazionali Cinematografiche S.R.L. - Diagonal Films. All Rights Reserved

『レッド・サン』の三船
© 1971 STUDIOCANAL - Oceania Produzioni Internazionali Cinematografiche S.R.L. - Diagonal Films. All Rights Reserved

黒澤明監督作品に次々主演し、日本映画界の至宝といわれた名優。昨年も代表作の一つ『七人の侍』が上映され、大きな反響を呼んだが、今回も同じく黒澤監督の傑作時代劇『用心棒』と続編にあたる『椿三十郎』が上映され、侍姿の三船に再び注目が集まりそうだ。特に『用心棒』で三船はベネチア国際映画祭の男優賞を受賞。日本が誇る「世界のミフネ」としてその名を轟かせた。そして国際的な知名度をいかして製作された『レッド・サン』も今回の映画祭で初上映。米のチャールズ・ブロンソン、仏のアラン・ドロンが共演する異色西部劇で三船の存在感が発揮される。

「午前十時の映画祭」とは

特に素晴らしい傑作娯楽映画を全国の映画館で1年間にわたり連続上映する映画祭。上映期間は1作品2週間(1週間の場合もあり)で、参加映画館をA・B2つのグループに分け、同グループ内で同期間、同作品を上映(両グループが同じ時もあり)。「午前十時の映画祭」の名称だが開映時間は午前10時に限定せず、作品ごとに各劇場の判断で異なる午前中の上映開始となる。また鑑賞料金も各劇場で独自設定となるので劇場サイト等で確認を。

開催期間 2026年4月3日~2027年3月18日

This article is a sponsored article by
''.