「午前十時の映画祭16」の上映作品を眺めていくと、名優や人気スターの主演作や名匠、巨匠の必見作がいくつも見受けられます。そこで今回のラインナップから注目したいスター&監督をピックアップしてみましょう。ここから新たに見たくなる作品、逢いたくなるスターが見つかるかもしれません。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:© 1960 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

名匠たちの傑作を一挙に味わう!

映画ファンなら一度は見ておきたい傑作を生み出してきた世界の巨匠たち。今回も4人の大物監督がその特異性を生かしたカップリング上映などでクローズアップされている。

ピーター・ボグダノヴィッチ(『ラスト・ショー』『ペーパー・ムーン』)

画像: 『ペーパー・ムーン』撮影中のボグダノヴィッチ(左) © 2026 Paramount Pictures

『ペーパー・ムーン』撮影中のボグダノヴィッチ(左)
© 2026 Paramount Pictures

映画批評などを書きながら、68年に監督デビューしたボグダノヴィッチが70年代に発表した代表作を一挙上映。オスカー作品賞&監督賞候補となった『ラスト・ショー』は小さな町の映画館を舞台にした青春映画。もう一つは詐欺師の男と9歳の少女のロードムービー『ペーパー・ムーン』。どちらもモノクロ映像美がノスタルジックな感動を呼ぶ名作。

フランシス・フォード・コッポラ(『ゴッドファーザーPARTⅡ』『ドラキュラ』)

画像: 『ゴッドファーザーPARTⅡ』 © 2026 Paramount Pictures

『ゴッドファーザーPARTⅡ』
© 2026 Paramount Pictures

米映画界が誇る巨匠コッポラのヒット作が今回2作上映される。まず前回上映されたパート1に続くシリーズ第2弾『ゴッドファーザーPARTⅡ』は前作に劣らない傑作として知られるアカデミー賞受賞作。さらに今回ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダーらを主演に迎え贈るアーティスティックなゴシック・ロマン『ドラキュラ』が映画祭初上映。

黒澤明(『用心棒』『椿三十郎』)

画像: 『用心棒』 ©TOHO CO., LTD.

『用心棒』
©TOHO CO., LTD.

前回の「午前十時の映画祭15」で上映された『七人の侍』が大反響を呼んだ“世界の黒澤”。今回もこの巨匠が残した数々の名作の中でも常に人気の高い痛快時代劇『用心棒』と『椿三十郎』を一挙に楽しむことができる。『用心棒』はマカロニ・ウェスタン『荒野の用心棒』を生み出すなど、世界の映画人に影響を与えた傑作。『椿三十郎』はその続編的作品。

本多猪四郎(『ガス人間第1号』『マタンゴ』)

画像: 『ガス人間第1号』4K ©TOHO CO., LTD.

『ガス人間第1号』4K
©TOHO CO., LTD.

『ゴジラ』など日本特撮映画界の伝説的存在、本多監督の2大SF名画が4Kで甦る。『ガス人間第1号』は身体をガス化させる犯罪者を主人公にしたミステリアスなストーリーで、今もファンが多い本多監督の秀作。また『マタンゴ』は無人島で謎のキノコを食した者たちが怪異な姿に変貌するカルト・ムービーで、トラウマとなった観客も続出したほど。

「午前十時の映画祭」とは

特に素晴らしい傑作娯楽映画を全国の映画館で1年間にわたり連続上映する映画祭。上映期間は1作品2週間(1週間の場合もあり)で、参加映画館をA・B2つのグループに分け、同グループ内で同期間、同作品を上映(両グループが同じ時もあり)。「午前十時の映画祭」の名称だが開映時間は午前10時に限定せず、作品ごとに各劇場の判断で異なる午前中の上映開始となる。また鑑賞料金も各劇場で独自設定となるので劇場サイト等で確認を。

開催期間 2026年4月3日~2027年3月18日

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