「ハリー・ポッター」シリーズは第1作『賢者の石』以降も大ヒットを重ね、最終的に第8作まで製作されています。今回の『賢者の石』25周年を機に、これらの作品ももう一度見返して“ハリー・ポッター・ワールド”を再訪してみませんか?(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』より
HarryPotter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.
HarryPotter Publishing Rights © J.K.R.© 2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

「分霊箱」を探す旅に出たハリーたちに襲い掛かる危機また危機
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』
Harry Potter and the Deathly Hallows Part1(2010)

ホグワーツを離れヴォルデモートを倒すアイテムを必死に探すトリオ

ハリーとヴォルデモートの戦いがついに終幕を迎える最終章は2部構成に。その第1部となる7作目は、ハリーがハーマイオニー、ロンと共にホグワーツを離れ、ヴォルデモートを倒す鍵となる分霊箱を見つけ出す使命を遂行する旅に出る姿を中心に描く。分霊箱とはヴォルデモートが魂の断片を保存している魔法器のこと。分霊箱は7つに分けられ、そのすべてを破壊しなければ、彼は本当に死んだことにはならない。そのうち2つはすでに破壊されたが、残る5つのゆくえは? 

またタイトルにある「死の秘宝」とは「ニワトコの杖」「蘇りの石」「透明マント」の3つを指す。これをすべて手に入れた者は死に打ち勝つことができる(不死身になる)と言われている。

監督はこれが3回目の登板となるデヴィッド・イェーツ。製作のデヴィッド・ヘイマン、脚本のスティーヴ・クローヴスらスタッフも常連が集う中、撮影のエドゥアルド・セラ、音楽のアレクサンドル・デスプラが初参加。俳優陣もダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントら若手もベテランも常連が再集結。

中でもアラン・リックマン扮するスネイプがこれまで見せてこなかった新しい事実を明かすことに。前作で命を落としたマイケル・ガンボン扮するダンブルドアも重要な場面で何度か登場する。

あらすじ

魔法省がヴォルデモートの手に落ち、暗黒の時代が到来する!

17歳になり、長年暮らしてきた伯父一家の家を離れたハリーは、これまで彼を守って来た母の魔法が解けることを機に、ヴォルデモートたちが襲ってくるのを見越した「不死鳥の騎士団」の手で隠れ蓑のウィーズリー家に逃げ延びるが、死喰い人たちに襲われ仲間を一人失ってしまう。

ウィーズリー家はロンの兄の結婚式で大騒ぎの真っ最中。そこに魔法省から大臣がやってきてハリー、ロン、ハーマイオニーの3人にダンブルドアからの遺品を渡す。その意味はハリーたちには不明だったが、結婚式に来たある老魔法使いからダンブルドアの昔話を聞いたハリーは愕然とする。それもつかの間、魔法省がヴォルデモート一味に乗っ取られたという情報が届き、ハリーたちに魔手が迫る。

魔法省が乗っ取られたことで、ヴォルデモートの恐怖政治が始まる。ホグワーツの校長に死喰い人軍団のひとりスネイプが選ばれ、反乱分子のハリーは指名手配される。そして魔法使いとマグル(人間)の純血を守るという名の元、いわゆる“混血狩り”が始まる。

魔法省で忌まわしい“純血裁判”を目にしたハリー、ロン、ハーマイオニーはアンブリッジが持つ分霊箱の一つを奪取し、山中へ逃走する。山から山へと逃げ回りながら、ヴォルデモートを完全抹消する他の分霊箱も探さねばならず、3人は疲労のあまり口論が絶えない。ある時、ハリーと仲違いをしたロンは姿を消してしまう。果たして彼らの運命は…?

Check Point

原作に重要なエピソードが多すぎて1本では納まりきらない!

シリーズ最終巻を1部と2部に分けたのは、製作者ヘイマンの相棒であるデヴィッド・バロンによれば「当初は1本にするつもりだったが、原作に重要なストーリーが多すぎて1本に収めきれず、だからといってエピソードを削除するのは最終章に相応しくない。では原作のどこで2つに分けるのかは全員の意見が食い違った」と苦渋の決断だったことを明かす。脚本のクローヴスは冗談で3部作にしようかと提案してきたそうだ。ヘイマンは「全ての要素を入れると8時間ほどになる。本音を言えば2部作半は必要」と明かしている。

ダンブルドアがハリーたち3人に残した遺品とは、ロンには「灯消しライター」、ハーマイオニーには「“吟遊詩人ビートルの物語”という本」、そしてハリーにはクィディッチの試合で使用される金色のボール「スニッチ」だった。一見何も意味がないように見えるこれらに大きな秘密が隠されていることが後に明らかになる。

また今回はあまりホグワーツが登場せず、ハリーたちが山中やロンドン市内などを逃走するシーンが多めとなり、これまでの「ハリー・ポッター」シリーズとは一線を画すロケーション撮影が行われている。スコットランドの峡谷をはじめ屋外で数週間にわたるロケが行われ、ダニエルによれば「最初の三か月はもっぱら屋外ロケだった」と言う。

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』
デジタル配信中

ワーナー ブラザース ジャパン
ブルーレイ&DVD発売元/販売元:ハピネット・メディアマーケティング

HarryPotter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.
HarryPotter Publishing Rights © J.K.R.© 2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

This article is a sponsored article by
''.