アスミック・エース配給にて、天野千尋監督作品『マジカル・シークレット・ツアー』が6月19日(金)に全国公開。この度、監督のメイキング写真とコメントが解禁された。独自の視点で切り取る、天野監督こだわりの物語とは──?
画像1: 「主人公がどう変わっていくかの人間ドラマを描きたい」【金密輸】を通して描く3人の女性の物語『マジカル・シークレット・ツアー』天野千尋監督が明かす衝撃の実話からの着想
画像2: 「主人公がどう変わっていくかの人間ドラマを描きたい」【金密輸】を通して描く3人の女性の物語『マジカル・シークレット・ツアー』天野千尋監督が明かす衝撃の実話からの着想
画像3: 「主人公がどう変わっていくかの人間ドラマを描きたい」【金密輸】を通して描く3人の女性の物語『マジカル・シークレット・ツアー』天野千尋監督が明かす衝撃の実話からの着想
画像4: 「主人公がどう変わっていくかの人間ドラマを描きたい」【金密輸】を通して描く3人の女性の物語『マジカル・シークレット・ツアー』天野千尋監督が明かす衝撃の実話からの着想
画像5: 「主人公がどう変わっていくかの人間ドラマを描きたい」【金密輸】を通して描く3人の女性の物語『マジカル・シークレット・ツアー』天野千尋監督が明かす衝撃の実話からの着想
画像6: 「主人公がどう変わっていくかの人間ドラマを描きたい」【金密輸】を通して描く3人の女性の物語『マジカル・シークレット・ツアー』天野千尋監督が明かす衝撃の実話からの着想

本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが【金の密輸】で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナルストーリー。二児の母、大学の研究者、そして妊婦という、一見、犯罪とは無縁そうに見えるものの、実はそれぞれに事情を抱えた3人が偶然出会い、金の密輸という秘密によって絆を深めていく。3人のイリーガルな自分探しの旅が、一筋縄ではいかない現代を生きる私たちに新しい選択肢を見せてくれる、大注目の一本が完成した。

本作のメガホンを取ったのは、『ミセス・ノイズィ』(19)で日本映画批評家大賞脚本賞を受賞し注目を浴び、WOWOWオリジナルドラマ「神木隆之介の撮休」(22)、Netflixシリーズ「ヒヤマケンタロウの妊娠」(22)などで手腕を発揮してきた天野千尋監督。昨年には岸井ゆきの、宮沢氷魚が主演を務める監督作『佐藤さんと佐藤さん』(25)が公開され、痛々しいまでにリアルな夫婦の実像を描いた作品として話題を集めた。天野監督の魅力といえば、現代社会が抱える問題を独自の視点で鋭く切り取るその眼差しにある。

そんな監督の最新作『マジカル・シークレット・ツアー』は、2017年に愛知県・中部国際空港で主婦ら5人が【金の密輸】で摘発された実際の事件に着想を得た天野監督によるオリジナルストーリー。

夫の横領と解雇によって突如窮地に立たされる二児の母・和歌子(有村架純)。他になすすべもなく、シンガポールでの闇バイト【金の密輸】に手を染めることになった彼女は、そこで非正規雇用の研究員・清恵(黒木華)と、キャバクラで働く未婚の妊婦・麻由(南沙良)と出会う。不満を抱えつつも、周りに流されて生きていた日々に少しずつ変化が生まれていく。

天野監督は本作の着想について、自身が育児に追われていた2017年に“金塊を下着に隠して密輸した主婦5人を逮捕”という記事を目にしたことがきっかけだったと明かす。「事件そのものよりもどんな暮らしをしていた人たちなのか、どのように計画したのか、というその背景の部分に興味が湧いて、想像が膨らんでいきました」と、同じ主婦として、彼女たちの“生きてきた背景”に強く惹きつけられたという。脚本は、『佐藤さんと佐藤さん』でもタッグを組んだ熊谷まどかとの共同執筆。完成した脚本についてプロデューサー陣は、「一般の人たちが抱えているフラストレーションとキャラクターの感情が見事に同期している」と高く評価した。

天野監督は、「大前提として、密輸のサスペンスを中心にするよりも主人公がどう変わっていくかの人間ドラマを描きたい気持ちがありました」と、事件そのものではなく、主人公たちがどんな人生を歩み、どんな背景を抱えてそこに至ったのかを描きたかったという。

有村架純演じる和歌子については、「主人公の和歌子は、自分の意志で何かを決めるのが苦手で、何をしたいのかがはっきりと見えていない人。流れのままに何となく生きてきた彼女が、密輸を通じて自分自身のものさしを持ち、人生を選択して生きていく話にしたいと思っていました」と、これまで誰かの価値観の中で生きてきた彼女が、はじめて自分の意志で道を選び取ろうとする、その変化を描きたかったと語る。

黒木華演じる清恵は、天野監督が大学の研究室でバイトしていた際の見聞から生まれたという。「研究者は非正規雇用で任期付きのポストが多く、皆さん“成果を出さないと解雇される”という焦燥感を抱えながら研究していて、研究者の世界がとてもシビアだと知りました。社会の中で地位があってエリートに見えても、生きづらさを抱えているキャラクターを描きたいと思い、清恵が生まれました」と振り返る。

さらに、南沙良演じる麻由については、「優柔不断な和歌子に対して意志が強い人物です。貧困が連鎖している家庭に育ち、本人は強く生きていて自分を卑下してはいないけれど、やっぱり家庭の貧困問題から逃れられないキャラクターです」と、和歌子とは対照的に、社会構造の中であがく若い女性像を体現する存在として描いた。

「もちろん犯罪は許されません。けれど罪を犯した人を「悪」と断じるだけではなく、その背景にはどんな事情があったのだろう?と考えてみることこそが、実は大切ではないかと思います。」と天野監督は語る。

天野監督が描くのは単なる犯罪劇ではなく、それぞれに葛藤を抱えた女性たちが、自分の人生を自分で掴んでいく姿。【金の密輸】を通して、彼女たちは何を失い、何を掴むのか――。3人の女性がそれぞれに選び取る未来を、スクリーンで見届けよう。

『マジカル・シークレット・ツアー』
©2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会 
6月19日(金)全国公開
配給:アスミック・エース

This article is a sponsored article by
''.