人類史上最も売れたアルバム「スリラー」はじめ、誰もが知っている大ヒット曲をいくつも生み出し、“ムーンウォーク”など革新的ダンスで世界を変えた究極のエンターテイナー、マイケル・ジャクソン。早すぎた死の後もなお無数のファンに愛され続け、国境を越えて様々なアーティストに影響を与えている“キング・オブ・ポップ”の人生に迫る話題作『Michael/マイケル』が今、世界的大ヒットを記録し、いよいよ日本上陸! 気になる本作の見どころを紹介します。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)

キャラクター紹介

マイケル・ジャクソン(幼少期:ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ)(青年期:ジャファー・ジャクソン)

画像: マイケル・ジャクソン(ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ・中央)

マイケル・ジャクソン(ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ・中央)

画像: マイケル・ジャクソン(ジャファー・ジャクソン)

マイケル・ジャクソン(ジャファー・ジャクソン)

兄たちとグループで活動し、音楽的才能を発揮した子供時代から、やがて溢れんばかりのビジョンを表現するためソロ・アーティストとして独立。数々のヒット曲を生み出し“キング・オブ・ポップ”として世界的アイコンになっていくが…。

父:ジョセフ(ジョー)・ジャクソン(コールマン・ドミンゴ)

画像: ジョセフ(ジョー)・ジャクソン(コールマン・ドミンゴ)

ジョセフ(ジョー)・ジャクソン(コールマン・ドミンゴ)

製鉄所で働く労働者だったが、子供たちを音楽の世界に熱心に売り込み、大成功をつかむ。だが子供たちの意見をきかない強権的な存在で、やがてマイケルの悩みの種に…。

母:キャサリン・ジャクソン(ニア・ロング)

画像: キャサリン・ジャクソン(ニア・ロング)

キャサリン・ジャクソン(ニア・ロング)

ジャクソン一家の精神的な中心人物となる。名声がもたらす様々な変化の中で子供たちを支え続ける。マイケルと一緒にテレビを楽しんだり家庭的な愛情を注ぐ。

チェックポイント

思い出の家、ヘイブンハーストでの撮影

画像: 思い出の家、ヘイブンハーストでの撮影

ファンの間では有名なヘイブンハーストとは、カリフォルニア州エンシノにある通りでここにジャクソン一家が70年代から住んでいた家があり、80年代にこの家をマイケルが改装、「ビリー・ジーン」「今夜はビート・イット」など数々の名曲をこの家の録音スタジオで収録したという名所。かつてジャファーもこの家で暮らしていたことがあり、ここで歌やダンスの練習することによって、より一層マイケルに近づくことを試みた。この約2エーカーの敷地で実際に撮影も行われ、絶えず期待や要求を突きつけられるマイケルたちが現実から逃れられる場所で、子供時代に得られなかった楽しさを味わえる場所でもあった。フークア監督は、「この家の門をくぐる度に、ここでいくつもの出来事が本当に起きたのだと思い、ジャクソン家の最も深い記憶の中に足を踏み入れているのだと感じた」と証言する。

ファッション・アイコン・マイケル

画像: ファッション・アイコン・マイケル

片手だけに着けるスパンコールの手袋、短めのタキシードパンツ、ストラップ付きのレザージャケット、艶やかなペニー・ローファー、身体に沿ったミリタリー調の衣装など、マイケルが身に着けるアイテムは一つ一つに特別な意味があり、一目で彼と分かるスタイルを完成していた。これらを再現した衣装デザイナーのマーシー・ロジャーズは「スリラー」の撮影で使われたオリジナルのゾンビ姿のジャケットや「BAD」ワールドツアーで着用した衣装の細部までを調べたが、中でも印象的だったのがアップルレッドに染まったV字デザインのスリラー・ジャケットだったという。このオリジナルデザイナー、デボラ・ランディスに話を聞いたロジャーズは、ビデオ撮影でマイケルが履いていたリーバイスの赤いパンツが手染めだったというレアネタを教えられたそう。

伝説のステージの再現

画像: 伝説のステージの再現

映画の後半に登場する、1988年のウェンブリー・スタジアムを埋め尽くす72000人の観衆の前で披露された「BAD」の歌唱シーンは撮影初日に行ったという。製作のグレアム・キングは大規模なパフォーマンスシーンを製作の早い時期に敢行するという手段を取ったが、このことがジャファーに大きな自信を与えることになった。もうひとつ重要なシーンが、1983年にNBCで放送されたモータウンの25周年記念特集番組で、マイケルが大ヒットしたばかりの「ビリー・ジーン」を歌唱する際にあのムーンウォークを披露する歴史的瞬間を再現する場面。パサデナ・シビック・オーディトリアムで観客を入れて撮影されたこのシーンは、当時を知る者すべてが、ジャファーのパフォーマンスもカメラのカット割りも完璧だと感じ取った。「あの瞬間を生み出したその場所で同じシーンを撮影できたことが真実味をもたらした」とプロダクション・デザイナーのバーバラ・リングは語っている。

『Michael/マイケル』
2026年6月12日(金)公開
アメリカ/2026/2時間8分/配給:キノフィルムズ
監督:アントワン・フークア
出演:ジャファー・ジャクソン、ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ、コールマン・ドミンゴ、ニア・ロング、マイルズ・テラー

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