“映画を観るつもりだったのに、気づけば夜が明けていた”── そんな贅沢な没入体験こそが、今の配信ドラマの真骨頂です。名だたる巨匠やスターたちがこぞって参入し、映画の枠組みを超えた傑作が次々と誕生しています。この特集では、主要5大サービスから、一度ハマったら最後、あなたの時間を容赦なく奪い去る海外ドラマをお届けします。まずはPrime Videoの「ザ・ボーイズ」ファイナルシーズンから、その禁断の扉を開けていきましょう!(文・杉山すぴ豊/デジタル編集・スクリーン編集部)

血みどろ、下ネタ、社会風刺、全部盛り!アドレナリン沸騰のラストを見届けろ!「ザ・ボーイズ」ファイナル・シーズン

「ザ・ボーイズ」は2019年7月から配信が始まったヒーローをテーマにしたブラック・コメディ。瞬く間に人気シリーズとなり、7年に渡って5つのレギュラーシーズンと1つのスピンオフが作られた。(ファイナル・シーズン=シーズン5は今年の4月8日から配信開始)。一見スーパーヒーロー物のようだが、これはヒーローがいる世界を舞台にした超過激な人間ドラマ。大企業ヴォートによって生み出された超人=能力者がセレブとしてもてはやされ国の中枢を牛耳ろうと過激化する中、この暴走を止めるべくはぐれ者集団〈ザ・ボーイズ〉が立ち上がった。かくして危険な能力者たちとザ・ボーイズの戦いが始まる。

能力者の中心人物はホームランダー。飛行能力、怪力、目から破壊光線と無敵。しかしその本性は残虐なサイコ。一方、ザ・ボーイズのリーダーはブッチャー。元CIAの武闘派だが目的のためには汚い手を平気で使う男であり、能力者、特にホームランダーを憎んでいる。ここに、ある事件がきっかけでザ・ボーイズのメンバーとなる心優しき若者ヒューイ、ヒューイの恋人で能力者として活躍するアニーらが絡む。全編にわたり血まみれのバイオレンスや強烈な下ネタが炸裂。それ故レイティングは18禁。ぶっとんだストーリー展開とエログロ描写満載だが、行き過ぎたコマーシャリズムの危険性、社会の分断の危機、偶像や情報に振り回される混乱等の今日的なテーマも盛り込み、社会風刺ドラマとしても見応え十分。

「ザ・ボーイズ」は本シーズンでファイナルとなるがスピンオフとなるドラマ「ヴォート・ライジング」の配信が2027年に決定。これは1950年代を舞台に巨大企業ヴォートの誕生と第一世代とも言うべき能力者たちの台頭を描く前日譚。「ザ・ボーイズ」でも強烈な印象を残したホームランダーの父ソルジャー・ボーイらを描く。「ザ・ボーイズ」の衝撃と興奮はまだまだ続くのだ。

PLAYBACK:最強最悪の超人・ホームランダー vs 満身創痍のブッチャー 「ザ・ボーイズ」7年の闘いが迎える衝撃のクライマックスへ

画像1: PLAYBACK:最強最悪の超人・ホームランダー vs 満身創痍のブッチャー 「ザ・ボーイズ」7年の闘いが迎える衝撃のクライマックスへ

ホームランダーは自らを新しいアメリカの神と位置づけアメリカ社会そのものを支配しようと企む。一方、ブッチャーたちはホームランダーを倒すために能力者だけを殺すウィルスを開発しようとする。ただ、そのウィルスはV1と呼ばれる伝説の超人血清を打った者には効かないことがわかる。かくしてV1をめぐりホームランダーらとザ・ボーイズの争奪戦が始まる。果たしてザ・ボーイズは最強最悪無敵の超人ホームランダーを倒すことが出来るのか?ザ・ボーイズのメンバーの運命は?7年に渡る両者の戦いがついに衝撃のクライマックスを迎える。

画像2: PLAYBACK:最強最悪の超人・ホームランダー vs 満身創痍のブッチャー 「ザ・ボーイズ」7年の闘いが迎える衝撃のクライマックスへ

チェックポイント

世界はすでに「ザ・ボーイズ」化している? 現実のアメリカ社会を鋭く抉る痛烈な風刺!

画像: 世界はすでに「ザ・ボーイズ」化している? 現実のアメリカ社会を鋭く抉る痛烈な風刺!

このドラマはもちろんフィクションであるが、ここで描かれるアメリカは極端な排他主義がはびこり、体制に対し批判的だったりすると弾圧をうける等、社会の分断化が進んでいる。世界各地で戦争も起きておりアメリカは武器の代わりに超人を派遣して介入する等、いままさに現実社会で起きていることと重なりあう部分も多い。

生き残るのは誰だ? ザ・ボーイズを襲う、容赦なき洗礼!

画像: 生き残るのは誰だ? ザ・ボーイズを襲う、容赦なき洗礼!

これまでも重要キャラがあっさり殺され退場することを繰り返してきたシリーズなだけにこのファイナルシーズンにおいて、最後の戦いを挑むザ・ボーイズ側にかなりの犠牲者が出ることが予想される。これまで応援し続けてきたメンバーであるブッチャー、ヒューイ、アニー、キミコ、フレンチー、MMの中で果たして生き残るのは誰か?

スーパーマンにスパイダーマン!? 「ザ・ボーイズ」に仕掛けられたヒーローパロディ

アメコミ・ヒーロー物のパロディ的な面があるため登場する各キャラの元ネタ(モデル)を考えるのも面白い。ホームランダーは明らかにスーパーマン、ディープはアクアマン、キミコの能力はウルヴァリン、アニー/スターライトはX-MEN系、ソルジャー・ボーイはキャプテン・アメリカ、ブラック・ノワールはスネークアイズ。筆者が大笑いしたのはウェブウィーバー。ウェブ(蜘蛛糸)という名やコスチュームからしてスパイダーマンのパロディ。

「ザ・ボーイズ」ファイナル・シーズン

Prime Videoにて独占配信中
© Amazon MGM Studios © Amazon Content Services LLC

This article is a sponsored article by
''.