“映画を観るつもりだったのに、気づけば夜が明けていた”── そんな贅沢な没入体験こそが、今の配信ドラマの真骨頂です。名だたる巨匠やスターたちがこぞって参入し、映画の枠組みを超えた傑作が次々と誕生しています。この特集では、主要5大サービスから、一度ハマったら最後、あなたの時間を容赦なく奪い去る海外ドラマをお届けします。今回は「スパイダー・ノワール」「エル」ほかPrime Videoのおススメドラマを紹介します。(文・前田かおり、編集部(「スパイダー・ノワール」)/デジタル編集・スクリーン編集部)

カラーで魅せる躍動、モノクロで浸る情調。 ニコラス・ケイジが魅せる、全く新しい“大人のスパイダーマン”降臨! 「スパイダー・ノワール」

画像: カラーで魅せる躍動、モノクロで浸る情調。 ニコラス・ケイジが魅せる、全く新しい“大人のスパイダーマン”降臨! 「スパイダー・ノワール」

新たな“スパイダーマン”、それがスパイダー・ノワールだ。これは今までのスパイダーマン映画や一連のマーベル映画=マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは別バースの、1930年代のNYが舞台。蜘蛛の力を持ったハード・ボイルドな私立探偵が活躍する犯罪アクション。すでにこのキャラは2018年のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』に登場。その時、声を担当していたのがニコラス・ケイジ。今回この“探偵のスパイダーマン”に着想を得て、改めてニコラス・ケイジ出演で、新たな設定で実写ドラマ化したのが本シリーズだ。

この配信に先立ち、記者会見が開催。多くの海外メディアが集まり本作への期待の高さがわかる。その場でショーランナーであるオーレン・ウジエルにインタビューをする機会にめぐまれた。氏曰く「本作の主人公はこれまでの映画版スパイダーマンとは異なり、ずっと大人というところがユニークだ。酒を飲み、タバコを吸い、目的のためならどんな手段もいとわないところ。地獄のような経験を乗り越え、修羅場を生きのびてきた男なのだ。これをニコラス・ケイジが見事に演じている。新たなスパイダー伝説に期待してほしい」。まさにその言葉どおりの傑作に仕上がった。海外の批評サイトでは批評家・ファンから高い支持を得ている!なお本作はこの世界観を楽しむため通常のカラー版と往年の探偵映画の雰囲気を狙ったモノクロ版の2バージョンで配信されている。

ストーリー

1930年代、大恐慌下のNY。とある悲劇からヒーローを引退し、不運な私立探偵として生きるベン。だが謎の女性と不穏な事件の発生が彼の日常を狂わせる。探偵の現実と宿命が交錯する中、彼は過去と向き合い、街唯一の守護者として再び立ち上がる。

CHECK1:なぜ「ピーター・パーカー」ではないのか? 名前に隠された謎

画像: CHECK1:なぜ「ピーター・パーカー」ではないのか? 名前に隠された謎

ビル街の蜘蛛糸スィングなど、“スパイダーマンらしいアクション”もいっぱい。一方主人公の名前がピーター・パーカーではなくベン・ライリーなのが気になる。もともとベンはスパイダーマンのコミックにおけるピーターのクローンの名前。なぜこの名を採用したのか?さらにベンはなぜ蜘蛛の能力を得たのか?に注目したい。

CHECK2:1930〜50年代の犯罪映画の世界に、もしヒーローがいたら?

画像: CHECK2:1930〜50年代の犯罪映画の世界に、もしヒーローがいたら?

本作の“ノワール”とは30−50年代にハリウッドで作られたフィルム・ノワールに由来する。ギャングやハードボイルドな探偵を描いたモノクロの犯罪映画の総称である。今回の「スパイダー・ノワール」はこうしたフィルム・ノワールの世界にもしヒーローがいたら、という世界観で作られている。この独特の世界観を堪能したい。

キャラクター紹介

画像: ベン・ライリー/スパイダー(ニコラス・ケイジ)

ベン・ライリー/スパイダー(ニコラス・ケイジ)

ベン・ライリー/スパイダー(ニコラス・ケイジ) 第一次大戦のある出来事がきっかけで蜘蛛の力を得る。一時ヒーローを引退していたが再び超人探偵として復活。

画像: キャット・ハーディ(リー・ジュン・リー)

キャット・ハーディ(リー・ジュン・リー)

キャット・ハーディ(リー・ジュン・リー) ナイト・クラブの歌手で裏社会で暗躍する。ベンの元恋人で現在は体を砂状に変異させるフリントと付き合っている。

画像: ロビー・ロバートソン(ラモーン・モリス)

ロビー・ロバートソン(ラモーン・モリス)

ロビー・ロバートソン(ラモーン・モリス) ベンの仲間のフリージャーナリスト。ベンと対立するマフィアのボス、シルバーメインとの戦いに巻き込まれる。

「スパイダー・ノワール」

Prime Videoにて独占配信中
© Aaron Epstein © Amazon MGM Studios © Amazon Content Services LLC

映画『キューティ・ブロンド』の前日譚ドラマ 高校生時代のエル・ウッズを描く「エル」

画像: エル・ウッズ(レクシー・ミネトリー)

エル・ウッズ(レクシー・ミネトリー)

ポジティブでブロンド美人のエル・ウッズを主人公にしたコメディ映画『キューティ・ブロンド』。2001年に公開され、続編やスピンオフも制作された人気シリーズの前日譚ドラマ。ブロンドへの偏見を乗り越え、自分らしいスタイルを確立した高校時代を描く。映画版で主演したリース・ウィザースプーンが製作総指揮を務め、新たなエル役には新人女優のレクシー・ミネトリーを抜てき。すでにシーズン2までの製作も決まっている。ロサンゼルスのベルエアで青春を謳歌していたエル。だが、整形外科医の父が仕事でトラブルを起こしたことからシアトルに引っ越すことに。転入した高校はみな地味で陰鬱。ブロンドのエルは周囲から浮いてしまうが、やがてクラスメートたちを巻き込んで邁進していく。

エル・ウッズ(レクシー・ミネトリー)
ピンク色が大好きでおしゃれ好き。プロンド美人で偏見を受けがちだが頭脳明晰。明るくポジティブな性格。愛犬はチワワのブルーザー。

CHECK1:熱意溢れるオーディションテープでエル役になったレクシー

画像: CHECK1:熱意溢れるオーディションテープでエル役になったレクシー

エル役を射止めたレクシーは2016年から女優活動をスタートし、「LAW&ORDER:性犯罪特捜班」などで活躍。「エル」のオーディションに挑むに当たって『キューティ・ブロンド』を150回以上観て、リース演じるエルの仕草、演技、声のトーンなど完コピして挑んだオーディションテープを送り、それを見たリースは「私がもう一人いるの?」と驚いた。

CHECK2:若手俳優たちもゾロゾロ出演!

画像: CHECK2:若手俳優たちもゾロゾロ出演!

エル・ウッズの高校時代の仲間に「プリティ・リトル・ライアーズ シーズン1 ORIGINAL SIN」のチャンドラー・キニー、A24の『ベイビーガール』のガブリエル・ポリカーノをはじめ、ジェイコブ・モスコヴィッツ、ザック・ルッカーらフレッシュな顔ぶれが揃っている。

「エル」

7月1日(水)よりPrimeVideoにて独占配信開始
© Amazon MGM Studios © Amazon Content Services LLC

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