スティーヴン・スピルバーグと言えば自らがハリウッドを代表する名匠ですが、そのスピルバーグ自身が敬愛する映画はどんな作品でしょうか。インタビューやベストテン企画で明かしてきたスピルバーグの「マイ・フェイバリット・ムービー」をご紹介すると共に、映画に人生を捧げてきた監督が残した珠玉の名言にも触れていきます。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
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読者が好きなスピルバーグのSF映画は?

本誌5月号で読者の皆さんに募集した「スティーヴン・スピルバーグ監督作品で、一番好きなSF映画は?」というアンケートの結果を発表します。

画像: 『E.T.』 Photo by Universal/Getty Images

『E.T.』
Photo by Universal/Getty Images

1位は圧倒的な人気を誇った1982年製作の大ヒット作『E.T.』でした。遥か宇宙の彼方から地球の探索に来た地球外生命体(E.T.)とエリオット少年の交流を感動的に描き、公開当時、世界歴代ナンバーワンヒット作になった本作は、40年以上の時を越えてファンに愛される息の長い人気作に。「自転車でE.T.と少年が空を飛ぶシーンは映画の魔法を感じる不朽の名場面です」「子供の冒険ストーリーでもあるため、誰の心にも刺さる物語」「子供の頃のピュアな感情に心が震える」「初めてスピルバーグを認識した映画」「子供ながらに宇宙人の概念を知り、衝撃とロマンを得た」「私の自転車も飛ばないかな、と想像しました」「未知の生物との出会いと冒険にワクワクしました」などなど、いただいたコメントにもそれぞれの鑑賞時の思い出があふれ出てくるようなスピルバーグの代表作の1本です。

画像: 『レディ・プレイヤー1』

『レディ・プレイヤー1』

画像: 【エポック・メイキングな名作を生み出す天才監督スティーヴン・スピルバーグ】天才監督スティーヴン・スピルバーグが影響を受けた名作と彼が残した名言集

『レディ・プレイヤー1』

デジタル配信中/ワーナー ブラザース ジャパン
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2位には比較的最近のヒット作となる『レディ・プレイヤー1』(18)が選出。VRの世界に隠された3つの謎を解いて巨万の富をゲットしようとする若者たちを主人公にしたアドベンチャー。アニメやゲームの人気キャラが多数登場しファンを魅了した。読者コメントでも「世界観が今の現実の延長線上にあるように思えてめちゃくちゃ好き!」「日本人にも馴染み深いキャラがたくさん出ていてお祭り感があり楽しい」といった観客が盛り上がるような感想が多く、21世紀を代表するスピルバーグSF作であることを証明。

画像: 『ジュラシック・パーク』 Photo by Murray Close/Getty Images

『ジュラシック・パーク』
Photo by Murray Close/Getty Images

3位は大ヒット・シリーズ「ジュラシック・パーク」で、特に第1作(93)が読者のお気に入り。現代に蘇った恐竜たちが暴走するSF小説の映画化で、映像技術的にも革命的だった一作。スピルバーグが製作に回って今も続く「ジュラシック・ワールド」シリーズも含めて大ファンという人も多く、「新しい作品が公開されるたびに見に行きます」「1作目は今見ても映像がすごいと思います」など「ずっと見続ける」と応援する声が多数。

このトップ3に続いて「インディ・ジョーンズ」シリーズ、『未知との遭遇』(77)、『宇宙戦争』(05)『A.I.』(01)『マイノリティ・リポート』(02)といずれも大ヒット作が続きました。また監督作でなく、製作に携わった作品を挙げた方もおり、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「メン・イン・ブラック」シリーズなどに票が入りました。最新作『ディスクロージャー・デイ』がスピルバーグ・ファンにどんな反響を呼ぶか、今から楽しみになります。

あなたの好きなスピルバーグ監督のSF映画ランキング

1位『E.T.』
2位『レディ・プレイヤー1』
3位「ジュラシック・パーク」シリーズ
4位「インディ・ジョーンズ」シリーズ(特に『クリスタル・スカルの王国』)
5位『未知との遭遇』
6位『宇宙戦争』
7位『A.I.』
8位『マイノリティ・リポート』
9位「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ(製作作品)
10位「メン・イン・ブラック」シリーズ(製作作品)

CHECK! 大ヒットSF大作『A.I.』が「午前十時の映画祭16」で上映

画像: 『A.I.』 ©2001 WARNER BROS.&DREAMWORKS.LLC. All Rights Reserved.

『A.I.』
©2001 WARNER BROS.&DREAMWORKS.LLC. All Rights Reserved.

ランキングでも7位に入っているスピルバーグ監督の大ヒットSF大作『A.I.』が全国で開催中の「午前十時の映画祭16」で7月10日から上映開始となる(グループA劇場は7月24〜8月6日、グループB劇場は7月10日〜23日)。これは元々、『2001年宇宙の旅』の巨匠スタンリー・キューブリックが考えていた企画で、彼の死後、スピルバーグが遺志を受け継ぎ映画化したもの。近未来、感情をプログラミングされた少年型ロボット、デヴィッドが開発会社のヘンリーとモニカの夫妻に試験的に送られる。だが不治の病で冷凍保存されていた夫妻の息子が回復したことから、デヴィッドは捨てられてしまうことに……。出演はハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウら。大スクリーンで見られる機会は久々なので、再見の方も未見の方も劇場に足を運んでは?

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