『エイリアン』『ブレードランナー』『オデッセイ』などこれまでも数々の名作を贈り続け、ついにアカデミー賞名誉賞を受賞したリドリー・スコット監督。そんな巨匠の最新作『ラスト・サバイバー』は絶望の中で「生きる」意味を問うディストピア・サバイバルです。この話題作の公開に合わせ、名匠スコットの世界を振り返ってみましょう。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『ラスト・サバイバー』 ©2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

イントロダクション

狂気が支配する終末世界で
残された希望を探す男の闘いを描くR・スコット監督作

画像: 狂気が支配する終末世界で 残された希望を探す男の闘いを描くR・スコット監督作

SF映画の新時代を切り拓いた『ブレードランナー』やアカデミー賞作品賞受賞した『グラディエーター』など数々の名作を世に送り出してきたリドリー・スコット監督が、「史上最高のディストピア小説」と呼ばれるピーター・ヘラーのベストセラーを映画化。圧倒的映像美と臨場感で終末世界に残されたわずかな希望の光を追う男の姿を描く。

出演は『フランケンシュタイン』でアカデミー賞助演男優賞候補となったジェイコブ・エロルディをはじめ、『ランニング・マン』のジョシュ・ブローリン、『サブスタンス』のマーガレット・クアリー、『ザ・クリエイター/創造者』のアリソン・ジャネイ、『ブルータリスト』のガイ・ピアース、『WEAPONS/ウェポンズ』のベネディクト・ウォンら実力派俳優が並ぶ。脚本は『ツイスターズ』のマーク・L・スミス、撮影は『Mank/マンク』のエリック・メッサーシュミット、音楽は『オデッセイ』のハリー・グレッグソン・ウィリアムズが担当する。

あらすじ

謎のパンデミックが発生し、人類の多くが死滅してしまった世界。そこでは人間性を失った者たちが、略奪しあい、殺し合う荒廃した希望のない末期的状況となっていた。パイロットのヒッグ(エロルディ)は、元軍人のバングリー(ブローリン)と共同戦線を張り、近隣の略奪者が襲い来る危険から生き延びていた。ヒッグの心の拠り所は愛犬ジャスパーと、亡き妻との懐かしい記憶だけ。彼はそんな日々に何か別のものを求めていた…。

だがある日、セスナ機の無線に届いた“謎の声”にヒッグとバングリーは驚く。外の世界に自分たち以外の人々がいるかもしれない。失われた平穏な日常をもう一度取り返すため、ヒッグはジャスパーと共に未知の空へ旅立っていく。崩壊しきった世界の果てには、まだ希望が残っているのか? やがて小型機が降り立った地で、ヒッグは過酷な世界で生き延びたシーマ(クアリー)たちが暮す共同体と出会うが…。

登場人物

ヒッグ(ジェイコブ・エロルディ)
崩壊した世界で希望の光を探す孤独な小型機パイロット。愛犬ジャスパーが相棒

画像: ヒッグ(ジェイコブ・エロルディ)

ヒッグ(ジェイコブ・エロルディ)

バングリー(ジョシュ・ブローリン)
近隣に潜む「狂気の者たち」から身を守り、ヒッグと共同戦線を張る寡黙な元軍人

画像: バングリー(ジョシュ・ブローリン)

バングリー(ジョシュ・ブローリン)

シーマ(マーガレット・クアリー)
ヒッグが外の世界で出会った共同体に暮らす女性。ヒッグ同様、希望を求めている

画像: シーマ(マーガレット・クアリー、左)

シーマ(マーガレット・クアリー、左)

MEMO

リドリー・スコットは以前、海外メディアのインタビューで、「世の中には世界の終わりを描いた物語が多すぎる」と前置きし、「だがこの『ラスト・サバイバー』には多くの希望が込められている。結局のところ人間は人間を必要としているんだ」とほかの作品との違いを語っている。絶望下にあっても「人と人の繋がり」を描く現実を反映したようなヒューマンドラマで、主人公ヒッグはどんな答えにたどり着くのかにも注目したい。

画像: MEMO

『ラスト・サバイバー』
2026年8月28日(金)公開
アメリカ/2026年/1時間59分/ウォルト・ディズニー・ジャパン配給
監督:リドリー・スコット
出演:ジェイコブ・エロルディ、ジョシュ・ブローリン、マーガレット・クアリー、アリソン・ジャネイ、ガイ・ピアース

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