戦後の東京を舞台に、戦災孤児となった琴子の生きる姿を描く西川美和監督の『わたしの知らない子どもたち』。その映像を支えるのは、人物の表情を際立たせ、空間に光や色を与える照明と、風やカメラの動きを生み出す特機の技術だ。『すばらしき世界』に続いて西川監督とタッグを組んだ照明技師・宗賢次郎氏と特機部・上野隆治氏は、セットだからこそ可能になった自由なライティングや、さりげない風の演出などを通して、本作ならではの世界を作り上げた。琴子の髪を揺らす風から、ラストカットの車窓を流れる光まで――その舞台裏を2人に聞いた。(取材・文/ほりきみき)

戦後日本を自由な色彩で描く

──『すばらしき世界』に続いて西川監督の作品参加となります。脚本を読んで感じたことを教えてください。

宗賢次郎氏(以下、宗):監督は広島出身で、しかも女性の話ですから、「西川さんがやりたいのはこれなんだ」と感じましたね。

最初に渡された脚本はもっとずっと長かったので、照明というよりも、「これはすごく長いな。5時間を超えるんじゃないか」「この時代を描くとなると、予算もかかるだろうな」「配信にしたほうがいいんじゃないか」などと考え、「これは大変なことになるぞ」というのが感想でした。もちろん照明も大変なことになるだろうから、自分に対するプレッシャーもありました。

上野隆治氏(以下、上野):最初に読んだ時は、現代の女性問題や男性が起こしている戦争における犠牲者としての女性の話に通じるものを感じ、すごく重いテーマを描いた脚本だなと思いました。

ただ、どう関わっていくかというところまでは、あまり考えていなかったですね。冒頭に風を起こすシーンがあるので、「この風をどうやったらいいか」というところがまず気になっていました。

──戦後まもなくの時代を描くとなると、照明も「当時らしさ」を意識されたのではないかと思います。

宗:今回の映画のトーンについて、監督から最初に「マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』(2011)を一度観てください」と言われたんです。観てみると、アンバーとシアンがかなり強調された色彩設計の作品でした。ジャンルはまったく違うのに、監督がこれを提示してくれたということは、「戦後を実体験として知っている世代はもうほとんどいないのだから、過去のイメージにとらわれず、自由にライティングしていい」ということなのかなと受け取りました。監督ご自身も参考資料で見るようなモノトーンに近い戦後ではなく、誰も見たことがないような、自由に色を乗せた戦後の映画にしたいんじゃないかと思ったのです。

その『ヒューゴ』を参考に、カメラマンの笠松則通さんがトーンを作ってくれました。暗部にはシアンやグリーンっぽい色を乗せて、オレンジがさらに強調されるようなトーンにして、カメラテストをしながら監督とも話して色味を決めていきました。そのベースがあったので、現場ではかなり自由に色をつけていけました。最近はLEDになって、色のコントロールもかなり自由になったので、今回は特に色を強めに出しているつもりです。

──上野駅にいる琴子の衣装も色がとても鮮やかに見えました。

宗:あそこはライティングというより、衣装の小川さんの意向や、笠松さんのレンズ選定、画づくりの影響が大きいと思います。

上野:笠松さんも「衣装がパッと目立って引き立つようにフレームを意識している」と話していました。さらに、グレーディングの段階でも、服のアウトラインが少し滲むように調整していたそうです。衣装、撮影、グレーディングが一緒になって、あの色が出ているんだと思います。

画像1: 戦後日本を自由な色彩で描く

──上野駅はほぼグリーンバックの中で撮影されましたが、照明はどのように作られましたか。

宗:照明としても、事前に用意されていた歴史的な資料をもとにしたメインビジュアルがあって、「天窓とガラス窓から光が差し込んでいる」というイメージだったので、それを再現しました。グリーンバックに囲まれた状態で天窓に見立てた照明を組んで、窓から差し込む光を作ったんです。背景がないので、「この方向で合っているよね」と笠松さんと確認しながら進めました。完成するまで分からないところもありましたけど、実際に本編を観たら、狙い通りきれいにマッチしていて安心しました。

──闇市に関しては、セット撮影だからこそ、実際の太陽の方角に縛られず、画に合わせて光を作ることができたと聞きました。

宗:普段なら「こっちが東、こっちが西」というように、太陽の軌道を決めて照明を設計するんです。でも今回は笠松さんと話して、「そういう物理的な方角のルールを一度リセットして、それぞれのカットに対して一番絵になるライティングを作ろう」ということになりました。

セットだからこそできることなので、ルールに縛られず、映像として最も美しく、説得力のある方向から光を当てる。闇市で琴子がお兄さんと食事をしている夕方のシーンも、実際の太陽の位置ではなく、そのカットに一番夕方の情感が出る角度に光を持っていきました。

画像2: 戦後日本を自由な色彩で描く

琴子の髪を揺らす風――セットに「自然な空気」を持ち込む

──その後、琴子は女性であることを隠すために髪を切りますが、そのシーンから琴子の覚悟が伝わってきます。照明として意識されたことはありましたか。

宗:あそこは、とにかく表情が見えにくくならないように意識した記憶があります。下を向いて髪を切るので、本来ならもう少し暗くなってもおかしくないんですけど、あの場面は絶対に表情が見えなければいけない。そこはちゃんと見えるようにライティングしました。

──髪を切るシーンでは、決定的な瞬間に髪が美しく揺れるのが印象的でした。上野さんが風を起こしたそうですね。笠松さんが「上野さんの吹かせる風は、作品の要所で本当に効いていた」と話していました。

上野:特機部として、スタジオセットという人工的な空間の中に、いかに自然な空気の揺らぎやニュアンスを滑り込ませるか、という部分は意識しました。

ほんの少しだけセット内に風を吹かせることで、役者さんがそれに反応してまばたきをしたり、髪がかすかに揺れたりする。それだけでスタジオ特有の「セット感」が消えて、本物の生活の呼吸やリアリティが宿るんです。

画像: 琴子の髪を揺らす風――セットに「自然な空気」を持ち込む

カメラを載せた軽トラックで、2人の疾走を追う

──琴子が盗みを働いて捕まり、施設行きのトラックに乗せられますが、途中で脱走し、将吉と山の中を走るシーンは、カメラが二人の動きを横から追いながら、最後は大きく回り込んで正面を捉えます。上野さんが撮影用の軽トラックを運転されたそうですね。

上野:あそこは軽トラックの荷台に小さなクレーンを載せて、その先にカメラをつけました。笠松さんがカメラを遠隔操作して、助手の稲葉さんがクレーンを操作し、僕が軽トラックを運転して二人を追いかけました。

最初は横から並走して撮るのと正面から撮るので2カットの予定だったんです。でも実際にハンドルを握って動きを見たとき、その場で「これなら正面まで回り込めるな」と思いついたので、誰にも言わずに最初のテストでやってみました。

笠松さんは「横と正面の2カット分の動きを1カットにまとめられた」と言っていましたけど、他のスタッフの人たちは僕がまさか正面まで回り込むとは思っていなかったので、カメラに映り込んでしまったんです。それでもう一度、撮り直すことになりました。

宗:あそこは自然光で撮っていましたが、夕暮れが近づいていました。もう一度やり直すとは思ってもいなかったので「太陽が沈んじゃうから、早く準備して!」と、僕は大声で急かしていました(笑)。

──宗さんは声が大きくて、「現場を盛り上げるムードメーカー」でもあると笠松さんがおっしゃっていました。

宗:そうですね。現場を盛り上げてスタッフの熱量をキープするのも、照明技師の重要な仕事だと思っています(笑)。

画像: カメラを載せた軽トラックで、2人の疾走を追う

「夜」を昼間に作る――強い光とランタンの工夫

──本作には技術スタッフの方々が脚本を読んで、「これは、一体どうやって映像化するんだろう」と思ったところがあったそうですね。

宗:子どもたちが保護施設から逃げ出し、海へ向かう夜の場面です。あそこは、脚本を読んだ段階から撮影部と照明部にとって最大の課題でした。子どもたちは夜8時までしか撮影できないという時間的な制約があるのです。そこで監督とも相談して、デイ・フォー・ナイトで撮ることにしました。ただ、日中に夜を作るので、子どもたちにかなり強いライトを当てなければならない。眩しくて目が開けられないくらいの光でした。

──その強い光の中で、琴子たちが夜道を歩くために持つランタンの灯りがきちんと見えていました。

宗:西川監督は、最初は蝋燭の火という設定にしたかったんだと思います。でも、デイ・フォー・ナイトでは蝋燭の光なんて完全に負けてしまいます。そこで「ランタンを電球の設定に変えさせてほしい」と提案しました。

設定的にも電球が存在している時代なので問題ないということで、装飾の須坂文昭さんにも協力していただいて、実際のランタンの中にかなり強いLEDを仕込みました。そうすることで、強い太陽光や照明の中でも、ちゃんと「夜の灯り」として見えるようにしています。

──琴子が海に飛び込んで溺れるシーンでは水中に「漆黒の闇の中に、一条の月光が差し込んでいる」ような映像になっていました。

宗:あそこはスキューバダイビングの練習などに使うタイル貼りのプールで撮影しましたが、プールサイドから水中にライトを一発つけています。もちろん光がなければ何も映らないので。そのうえでプールの壁などの余計なものが映り込まないように、プールの壁を全面、黒で囲い、完全な漆黒の闇の中に月光が一条だけ差し込んでいるようなトーンを作りました。

画像: 「夜」を昼間に作る――強い光とランタンの工夫

1曲を丸ごとワンカット――照明と特機を成立させる信頼関係

──2階にいた琴子が階段を下り、そのまま1階の応接間まで歩いていき、そこに置いてあるグランドピアノを弾いている人とそのまま連弾するシーンは、流れるようなワンカットでした。

上野:西川監督から「1曲まるごと、すべてワンカットで撮り切りたい」という強いリクエストがあったのです。そこで、カメラの動きに合わせて、特機としてどうすれば一連の動きを成立させられるかを考えていました。

宗:あそこはどこにもライトを入れられないんです。しかも窓がいっぱいあるので、カメラの影が出てしまう時もある。「もうちょっとカメラのセッティングを小さくできない?」と上野さんに聞いたら、「できない」と言われたので、「じゃあ、これは堂々とやりましょう」と、影が出ることよりも、カメラワークを優先しました。

そういうのは、もう信頼関係ですね。お互いにやりたいことが分かっているから、とりあえずやってみて、成立させていく。そういうコラボレーションは楽しいです。

──照明と特機が、とても密接に連携していることが伝わってきます。

上野:照明のことを考えずにカメラを動かしたりすると、結果的に360度動いていて、「どこからライトを当てるんだよ」と言われることがあったりするんです。でも宗さんはこっちがやりたいことを成立させてくれるようなライティングをしてくれるし、必要なら直してくれる。そういう信頼関係があるから、こっちもやりたいことが「できる」と思えるんです。

画像: 1曲を丸ごとワンカット――照明と特機を成立させる信頼関係

現場で生まれた「何気ない一瞬」を、光と風で作る

──階段の踊り場の実景がインサートされていました。カーテンがふわりとたなびき、差し込む日差しによって窓枠の影が美しく床に映し出される、自然で何気ないカットです。

宗:あそこは、まさに照明部と特機部が完璧にコラボレーションして作ったカットですね。もともと事前のスケジュールでカチッと決まっていたわけではなく、現場で監督から「こういうインサートカットが1発欲しい」と言われたものだったと記憶しています。

そこに差し込む太陽光と窓枠の影を最も美しいコントラストで表現できるように、ライトを微調整する。カーテンも美術部が用意したものではなくて、近くの別の場所からスタッフが「ちょっとこれを撮影用に借りよう」と持ってきたものなんです(笑)。

上野:風を当てるタイミングや、カーテンの揺れ方をコントロールして、現場ではかなりテイクを重ねました。

宗:その上で、「このスペースだったら、こういう光と動きの画が作れますよ」と監督に提案して撮影に入りました。現場で急に生まれたアイデアに対して、それぞれのセクションが技術を出し合って作ったカットですね。

──光がチラチラと動くカットもいくつかあって、印象に残りました。

宗:琴子とユキが映画を観ている場面や、ユキが黙って帰ったことに気づかずに高架下で琴子が眠っている場面、ユキの弟が昼寝をしているところの木漏れ日、孤児院の階段の踊り場などで自然に見える光の揺らぎ作っています。

最近の照明機材は光が動いたり、影が動いたり、色が変わっていったりというのができようになりました。光によって演出にプラスアルファできればいいなと思っていたので、今回、演出に関わるような光を作れたのは、自分的にはすごく良かったと思っています。

画像: 現場で生まれた「何気ない一瞬」を、光と風で作る

キャッチライトと車窓の光――琴子の表情に宿る希望

──琴子の目力も非常に印象的でした。キャッチライトが入っているカットもありましたが、意識的に入れていたのでしょうか。

宗:以前はキャッチライトが嫌いだったんですよ。でも、最近は黒目に表情がない時はキャッチライトを入れたほうがいいと思うようになって、狙って入れている時もあります。例えば、琴子が夜の逃亡に必要なランタンを眠っている刑務官から奪おうとしたところ。目を覚ましかけた刑務官に琴子が子守唄を歌って聞かせ、もう一度眠らせますが、寝ぼけまなこの刑務官が琴子を見つめるカットで、カメラがトラックアップして琴子に近づいていく。あそこはうまくキャッチライトが入ってくれました。

──ラストの琴子の表情に希望を感じました。ここもキャッチライトが入っていますね。

宗:あそこは、監督が「本当の空を見上げたい」と言って、ロケで撮れないかという相談が一度あったんです。でも、それだと大変なので、「セットの中でちゃんと光を作ります。長崎の映像もスクリーンプロセスで出して雰囲気を作るので、セットでやらせてください」とお願いしました。実際に汽車に乗っていると、外の景色によって車内に差し込む光がちょっと動きますよね。それを再現したかったんです。

そこで照明クレーンを作って、光を少し動かして、車窓から差し込む光の移動や明暗の変化を作りました。汽車が走っている時の、あの光の動きを再現したつもりです。

あのカットは自分の中ですごく気に入っていて、「見どころは?」と言われたら、いつもそこを取り上げています。

──そこでは風も吹いていますよね。上野さんが吹かせたのでしょうか。また、風の強さなどで意識したことはありますか。

上野:私はスイッチを入れただけです(笑)。最後のトラックアップカットだったので僕は移動車を押すという本業をやっていました(笑)。風は汽車の走行風の表現でしたけど、助手の稲葉さんに「モデルさんに風を当てるつもりでやって」と言って、美しい風をやってもらいました。

画像: キャッチライトと車窓の光――琴子の表情に宿る希望

「どこから撮ってもいい」――セットだからこそ、やりたい照明をやり倒す

──宗さんは以前、「画面の中の光をすべてコントロールしたい」とおっしゃっていましたが、照明技術として、大切にしている現場での姿勢を教えてください。

宗:機材がなくても明るくするというか、現場の雰囲気作りも全部含めて、役者がお芝居しやすいような雰囲気と環境を作って、その中でライティングしたいと思っています。そのためにも、画面の中の光をすべてコントロールしたい。

「カメラがこっちに変わったら、こっちを強くする」と毎回ライトを動かしていたら時間がかかるので、どこにカメラを向けてもライティングできるよう、機材の量も配置も全部じっくり考え、やりたいことはすべてやり倒しました(笑)。どこを向いても、どこから撮ってもいいようになっています。

画像1: 「どこから撮ってもいい」――セットだからこそ、やりたい照明をやり倒す

──宗さんは映画『#拡散』や連続ドラマ「田鎖ブラザーズ」(2026、TBS)などでは撮影もされています。今後の方向性としては撮影と照明のどちらをメインに考えていますか。

宗:いや、分かんないです(笑)。でも、宗賢次郎という人間を「照明で呼びたい」という人がいたら、もちろん照明で現場に行きますし、「撮影で」と言われたら撮影で行きます。

「田鎖ブラザーズ」だけでなく劇場版「虎に翼」(2027、NHK)の撮影もしたのですが、「虎に翼」では上野さんに特機をやってもらっているんです。撮影監督をやる時には、上野さんに来てほしい。上野さんがやってくれないと困るんです(笑)。

──上野さんの魅力はどんなところでしょうか。

宗:機材を用意する、移動車を押す、風を作るだけじゃない。上野さんの仕事は普通の特機の範疇を超えているんですよ。

たとえば、単純にカットバックを撮る時も「このくらいでいいかな」とちょっと悩んでいると、上野さんが「こっちのほうがいいよ」「このほうが目線が来るじゃないか」とちゃんと言ってくれるんです。演出にも絡みますし、僕もそうですけど、特機プラスアルファのことを考えてくれているんです。

僕が照明をやっていて、「このカット、このシーンを撮り切って、早く終わるようにするには、ここにライトがあった方がいい」とか、「ここの美術物をどかした方がいい」とか、いろいろやるんですけど、そういうことも全部一緒にやってくれる。だから特機は絶対に上野さんを指名します。

──上野さんは、特機の仕事をどのように捉えているのでしょうか。

上野:カメラマンのサポート役、カメラマンの助手で、移動車を押したり、クレーンを操作したりするのが特機の仕事だと思うんですけど、でも、暇なんですよ。それだけだと(笑)。手が空いているから、「ちょっと風やってみるか」とか。

宗:「頼んでいない」と言ったら失礼ですけど、「風を起こして」と誰も言っていないのに、後ろで風をやっていたりするんですよ。でも、画を見ると格段にクオリティが上がっている。勝手にいいことばっかりやるんですよ(笑)。

上野:一丁噛みしたい性格なので、なんか、急にやりたくなるんですよ(笑)。だから「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」で、余計なこともいっぱいやっているんでしょうけど。

宗:いや、上野さんがいると本当に作品が良くなります。演じている人にとっても、その風を起こしてくれたことで、演じるリアルも生まれると思います。

──これからご覧になる方に向けて、一言お願いします。

宗:照明で言うと、やっぱり色のトーンですね。今回はかなり意識してやっているので、ティール&オレンジの色味を楽しんでもらえればと思います。

上野:ちょっとこの題名からはなかなか想像できないかもしれないですけど、僕が見た感想は、めちゃくちゃ可愛い映画なんです。ライティングも映像も、「こんなワークしたっけな、俺ら」って思うぐらい、自分がやったワークすら可愛く見えるのが印象的だったんですね。それは小川久美子さんの衣装とか、三ツ松けいこさんの美術とかもあって、その中に原摩利彦さんの音楽が混ざってきて、不思議な気持ちになる、いい映画です。

画像2: 「どこから撮ってもいい」――セットだからこそ、やりたい照明をやり倒す

<PROFILE> 

宗賢次郎 
1977年生まれ、北九州市出身。2019年「散り椿」、2020年「蜜蜂と遠雷」、2021年に映画『すばらしき世界』、2022年に映画『ある男』で日本アカデミー賞優秀照明賞受賞。ほかには、『愚行録』(17年)、『幼な子われらに生まれ』(17年)、『エルネスト』(17年)、『半世界』(19年)、『ある船頭の話』(19年)、『アイ・アムまきもと』(22年)、『ゴールド・ボーイ』(24年)などに参加。撮影監督として『#拡散』、また公開待機作に『劇場版 虎に翼』などがある。

画像1: 【インタビュー】光と風で生み出した、誰も見たことのない戦後『わたしの知らない子どもたち』宗賢次郎氏、上野隆治氏

上野隆治
1974年生まれ、宮崎県出身。1993年NK特機(現NKL)に入社。『ビリケン』(1996)にて初めて笠松氏に従事。以降『顔』(2000)『KT』(02)『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オカン〜』(07)『悪人』(10)『許されざる者』(13)『すばらしき世界』(21)や『てっぺんの向こうにあなたがいる』(21)などに参加。『踊る大捜査線THE MOVIE』(1998)など藤石修氏の作品や『流浪の月』(22)『国宝』(25)などに参加。

画像2: 【インタビュー】光と風で生み出した、誰も見たことのない戦後『わたしの知らない子どもたち』宗賢次郎氏、上野隆治氏

『わたしの知らない子どもたち』2026年10月16日(金) 全国公開

画像: 映画『わたしの知らない子どもたち』【10月16日公開】本予告映像 www.youtube.com

映画『わたしの知らない子どもたち』【10月16日公開】本予告映像

www.youtube.com

<STORY> 
琴子は音楽家の父のもとで、普通の暮らしをしていた。しかし戦争と敗戦によってすべてを失い、 「生きるために、自分自身を手放す」という選択を迫られる。
そして、曽根は、かつて教師として軍国主義教育に加担していた側だったが、敗戦とともに、信じていたものも立場もすべてを失っていく。生徒を棄て、自らの生き方さえも手放しながら、それでもなお、今日という一日を生き延びていく。過去に背負ったものと、抗うことのできない現実のあいだで揺れながら、加害でも被害でも割り切れない、その両方を抱えたまま、生きるしかない過酷な運命を辿っていく。 
琴子は、少女を隠し“少年”としてどこへ向かうのか。 曽根は、再び人として立ち上がれるのか。

<STAFF&CAST> 
原案・脚本・監督:西川美和 
撮影:笠松則通 
照明:宗賢次郎 
特機:上野隆治
音響:白取貢  
美術:三ツ松けいこ 
装飾:須坂文昭 
衣装デザイン:小川久美子 
出演:小八重葵美 二階堂ふみ 坂東龍汰 櫻井海音 花瀬琴音 羽山由一郎 小林丞之介 岩田龍門 渋谷そらじ 武内ひなた 北村有起哉 吉田 羊 竹野内 豊 岡田准一 / 田中裕子 役所広司 
2026年/日本/カラー/5.1ch/シネマスコープ/150分 
配給:K2 Pictures 
©2026 K2 Pictures・AOI Pro.  

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