英国を代表する豪華俳優陣の当時とその後
ヘレナ・ボナム=カーター

若き令嬢ルーシーを演じ、本作が出世作となった。当時は20歳で、抑圧された環境の中から少しずつ自分自身の人生に目覚めていくヒロインをのびやかに演じている。この後は『ハワーズ・エンド』『鳩の翼』などを経て、『ファイト・クラブ』や「ハリー・ポッター」シリーズ、『英国王のスピーチ』などで世界的な人気を獲得。個性派俳優として確固たる地位を築いている彼女の初々しい姿は、本作ならではの見どころだ。

ヘレナ・ボナム=カーター
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ジュリアン・サンズ

自由な精神を持つ青年ジョージ役を演じた。フィレンツェでルーシーと出会い、彼女がそれまで知らなかった世界へと導く存在。本作を機に国際的な知名度を高め、その後も映画、テレビで幅広く活躍。『ワーロック』『異端の鳥』などに出演し、独自の存在感を放った。2023年、登山中に行方不明となり、65歳で死去。

ジュリアン・サンズ
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ダニエル・デイ=ルイス

ルーシーの婚約者となるセシルを演じた。教養が高く優雅な物腰の紳士だが、次第にルーシーとは異なる価値観を持つ人物であることが浮かび上がる。本作出演時はまだ本格的なブレイク前だったが、この後『マイ・レフトフット』などで三度アカデミー賞主演男優賞を受賞した史上初の俳優となり、“伝説的俳優”と称される存在に。

ダニエル・デイ=ルイス
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マギー・スミス

ルーシーの年上の従姉であり、保護者でもあるシャーロットを演じた。ルーシーの人生を左右する重要な人物で、その融通のきかない滑稽さと優しさを巧みに表現した。この後も『天使にラブ・ソングを…』、「ハリー・ポッター」シリーズ、「ダウントン・アビー」シリーズなどで幅広い世代に愛された。2024年に89歳で死去。

マギー・スミス
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ジュディ・デンチ

イタリアでルーシーと出会う作家ラビッシュ役。当時すでに舞台役者として長年のキャリアを築き、本作でもひとクセあるユーモアを添える存在として確かな存在感を見せる。その後、映画でも活躍の場を広げ、1998年の『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞助演女優賞を受賞。「007」シリーズのM役などでも広く知られる。

ジュディ・デンチ
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ルパート・グレイブス

ルーシーの弟フレディ役。本作が映画デビュー作となり、姉の恋愛や婚約騒動にスパイスを添える、無邪気で率直な青年を演じた。アイヴォリー監督の次作『モーリス』にも起用され、その後『Vフォー・ヴェンデッタ』やドラマ「SHERLOCK/シャーロック」などに出演。映画やテレビ、舞台と幅広く活躍を続けている。

ルパート・グレイブス
Photo by John Phillips/Getty Images for BFI
『眺めのいい部屋 4K』
2026年9月25日(金)公開
イギリス/1986/1時間57分/配給:ザジフィルムズ
監督:ジェームズ・アイヴォリー
出演:ヘレナ・ボナム=カーター、ジュリアン・サンズ、ダニエル・デイ=ルイス、ルパート・グレイブス、ジュディ・デンチ、マギー・スミス
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