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本作に登場する個性的なキャラクターのビジュアルを一挙掲載!メインキャスト3名のインタビューもお届けします!

リュウ(アンドリュー・小路)

ケン(ノア・センティネオ)

春麗(カリーナ・リャン)

ガイル(コーディ・ローデス)

エドモンド本田(後藤洋央紀)

ダルシム(ヴィドゥユト・ジャームワール)

ブランカ(ジェイソン・モモア)

ザンギエフ(オリヴィエ・リヒタース)

豪鬼(ローマン・レインズ)

ユーリ(ライナ・バランディンガム)

ベガ(デヴィッド・ダストマルチャン)

バイソン(カーティス・“50セント”・ジャクソン)

バルログ(オーヴィル・ペック)

キャミィ(メル・ジャーンソン)

ダン(アンドリュー・シュルツ)

ジョー(アレクサンダー・ヴォルカノフスキー)

ドン・ソバージュ(エリック・アンドレ)
ガチで戦える猛者が集結
リュウ役のアンドリュー・小路は、俳優としてブレイクする以前にスタントマンとして活動。格闘技経験が豊富で、本作のために松濤館流空手、柔道、柔術、キックボクシングも訓練した。さらに、ガイル役のコーディ・ローデス、豪鬼役のローマン・レインズというWWEのスーパースターに加え、ジョー役には元UFC世界フェザー級王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキーを起用。日本からも新日本プロレスの後藤洋央紀がエドモンド本田役で“参戦”している。
インタビュー
アンドリュー・小路(リュウ役)

アンドリュー・小路
Photo by Greg Doherty/Getty Images for Paramount Pictures
リュウはリアルさ×大袈裟さで追求
「ジョン・ヴァレラが率いるスタントチームは、すばらしい仕事をしてくれ、ワイヤーやリギングなどを使う(派手な)アクションにもリアリティを持たせました。リュウのアクションは、もっと現実に根付いています。彼のスタイルは松濤館恭心空手がベースで、現実的。空を飛ぶこともしません。そんな中でも僕たちはちょっと大袈裟なことをやろうともしました。
この映画では、いくつかのバリエーションの波動拳を見せます。真空波動拳、電刃波動拳、滅・波動拳が出てきます。(エフェクトなどを使って最終的に)どのようなビジュアルにするかは全然知らなかったので、実際のプロセスは興味深かったです。たとえば、ぶらぶら揺れる2本の紐に支えられた照明を持たされたこともありました。後で目安として使うために。
キタオは、良いアイデアであれば、どこから来ても採用します。彼はオープンでコラボレーションを好みます。僕はしょっちゅう彼に意見を言いました。リュウとケンの関係についてとか、リュウのバックストーリーについて僕から話したこともありました。コミックブックを見せて『こんなのを見つけたのですけれど』と提案したら、『いいね。ここで使ってみようか』と言ってくれたり。彼は本当にクールな人。みんなと力を合わせようとする人です。彼との仕事は最高です」
Andrew Koji 1987年11月10日、イギリス生まれ。父は日本人。出演作に「ウォリアー」『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』など。
ノア・センティネオ(ケン役)
ノア・センティネオ
Photo by Robby Klein/Getty Images for SCAD
スタントチーム、そして“兄弟子”からの学び
「ケンの動きの中で僕自身が一番好きなのは、『地獄車』ですね。あれは本当にかっこいい。ケンは独特の戦い方をするので、それらの動きをスタントチームから学びました。ケンのアクションを僕と一緒にやってくれるスタントダブル、ほかにもエロル、アンソニーというスタントマンです。彼らは動きのコレオグラフィーをデザインし、違ったスタイルを教えてくれました。6週間の(トレーニング期間の)うち、最初の2週間は朝2時間と午後2時間、正しいパンチのしかたや戦いのスタイルを学びました。後に、僕たちは、ワイヤーを使ったアクションや、なぐられた後ひっくり返るやり方なども練習しました。
コージからも本当に多くのことを学びました。それに、アンドリューは、アクションの面でも僕よりずっと経験が豊かです。彼は『この戦いの意味は何か』ということや、さらに、ひとつの(アクションの)流れの中でも『このパンチの、あるいはキックの意味は何か』などを教えてくれました。アクションに感情を与えられるように。僕たちは(映画の中で)お互いを嫌っているふりをしなければなりませんでしたが、それもまた兄弟愛のような絆を強めてくれました。その相性は、このふたりのキャラクターに絶対必要なものでした。彼のことはいくら褒めても褒めきれません」
Noah Centineo 1996年5月9日、米フロリダ州生まれ。「好きだった君へ」シリーズ、『ブラックアダム』などに出演。
カリーナ・リャン(春麗役)

カリーナ・リャン
Photo by Louis Grasse/Getty Images for Paramount Pictures
原作再現の“太もも”を作った食事とは?
「この役のために、私は毎日2時間トレーニングをしました。ロケ地のオーストラリアに入ってからは、毎日4時間。大変でした。役をオファーされてから撮影開始まで、3ヶ月しかなかったのです。3ヶ月という期間は、肉体を変えるには十分ではありません。時間のない中で筋肉をできるだけつけたかったので、たくさん食べなければなりませんでした。2時間おきに食事をして、1日に卵を最低12個食べました。肉もたくさん食べました。この期間に食べた肉の量は、これまでの人生で食べたものを全部合わせたより多かったです。1日4,000カロリーを摂取し、1ヶ月半で筋肉体重を20パウンド(9kg)増やしました。その部分でも、私は自分のベストを尽くしたのです。
(必殺技は)『これを実写映画でどうやるんだろう』と最初は思いました。たとえば百裂脚を、現実的にどう見せるのかと。でも、スタントコーディネーターのジョン・ヴァレラは、見事にやってみせたのです。それらをやるのはとても楽しかったです。子どもの頃、ゲームで遊んでいた時は、ボタンを押していただけでした。でも、今は実際に誰かの顔を蹴っているんですから。『これは最高!ずっとやっていたい!』と思いました。ファイトシーンは全部楽しみにしていました。人の顔を蹴るなんて楽しいですから(笑)」
Callina Liang 2000年、カナダ・バンクーバー生まれ。出演作に『プレゼンス 存在』『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』など。
繰り返されてきたCONTINUEとNEW GAME
ゲーム映画、挑戦の歴史
いまや、ハリウッドのメインストリームにも欠かせない存在となったゲーム原作映画。その現在地は、さまざまなアプローチでゲームの魅力を映画へと変換してきた、偉大な先人たちの挑戦の上にあります。CONTINUEとNEW GAMEを繰り返してきた、ゲーム映画の歴史を振り返ってみましょう。
ゲームの映画化の道を切り拓いた2つの作品
ビデオゲームを原作とした実写映画の歴史は33年めを迎えている。ジャンル最初の作品は『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』。1993年5月に全米で、同年7月には日本で、それぞれ鳴り物入りで公開された。原作は言うまでもなく、任天堂85年の大ヒットゲーム「スーパーマリオブラザーズ」。映画版の製作費は4800万ドル、当時の水準で考えればなかなかの予算だった。
しかし結果から先に言えば、映画は興行と批評の両面で失敗。評論家、一般観客にゲームのファン、公開当時は誰からも褒められることはなかった。配管工の主人公マリオが、悪のクッパ大王にさらわれたピーチ姫を助けるために冒険を繰り広げる。という原作を映画は一応なぞっているが、問題はそれ以外の部分だ。舞台はなぜか荒廃した近未来風の都市に、マリオの前に立ち塞がるのは恐竜人間に変更されている。ジャンプして走ってという、ゲームの肝ともいえたアクションの部分にしても、やけにハイテクな小道具がもろもろ導入された結果、原作とはかけ離れたものになった。映画は映画と割り切るにしてもつらい仕上がりで、何しろゲームの実写化は相当に厳しいスタートを切ったのだった。
翌年、早くも問題作が封切られた。『ストリートファイター』(94年)。こちらも世界的に大ヒットした対戦格闘ゲームが原作だ。キャラクターの造形から何から原作とはかけ離れていた『マリオ』に比べれば、少なくともビジュアル面で頑張ってはいた。ガイル(ジャン・クロード=ヴァン・ダム)にリュウとケン、春麗など、世界中から集った格闘家たちがバイソン将軍(ラウル・ジュリア)率いる悪の秘密結社と激闘を繰り広げる。そんな物語も一応ゲームの通りではあった。しかし見た目だけはお馴染みキャラクターたちに似ていなくもない面々が、焦点のぼやけたストーリーを右往左往する、まとめれば94年の『ストリートファイター』とはそんな映画だった。同作にせよ『スーパーマリオ』にせよ、この当時の映画界はビデオゲームという原作をどう扱ってよいものか、その答えを見つけていなかったように思える。
ゲームの破天荒さを武器にするという活路
そこでひとつの解決策を見出し、多くの観客を集めたのが『モータル・コンバット』(95年)だった。こちらも対戦格闘ゲームが原作で、複数の登場人物が大乱戦を繰り広げるという物語においては『ストリートファイター』とそこまで大きな違いはない。いずれも物語はあってないようなものだ。では両作品を大きく分けたものが何かと言えば、『モータル・コンバット』がゲーム・キャラクターの造形やアクション、台詞など、さまざまな要素を映画内で再現してみせたことだろう。本来ゲームというメディアでしか見られないような破天荒さをスクリーンで楽しめる。それはそれで新しかったのではないか。そんな95年の『モータル・コンバット』にも、原作が最大の売りにしていた残虐描写が大幅に抑えらてしまったという弱点があり、その点の再現に関しては21年の再映画化を待たなくてはならなかった。
ゼロ年代には大型のゲーム実写映画がやってきた。アクション巨篇『トゥームレイダー』(01年)はアンジェリーナ・ジョリーというスターを主演に迎えてヒット。アクションゲーム史上に残るアイコン、ララ・クロフトをジョリーが演じる、という以上には突出したところのない佳作だったが、現実離れしたキャラクターを見事に再現したことだけで十分だったのかもしれない。それから重要なのが『バイオハザード』(02年)だ。『モータル・コンバット』でゲーム実写化のノウハウを掴んだポール・W・S・アンダーソンが監督のこちらは、ゾンビ・サバイバルという原作のエッセンスは維持しながらほとんど映画オリジナルの要素で成り立っていた。もちろんゲームのファンから反発はあったにせよ、映画は映画として人気を集め、16年の第6部まで続く一大シリーズとなった。考えてみればビデオゲームというメディアも映画以上のスピードで進化を遂げてきている。ゲーム機の性能が増すほどグラフィックは美麗さを増し、重厚長大な物語を伝えることも可能になった。もはや自分でプレイできる映画……と呼ぶべき作品も無数に存在する。そうなるとゲームを実写化するにおいて、映画は映画にしかできないことを模索せざるを得なくなる。
ゲームを咀嚼して魅力をスクリーンで増幅
『アサシンクリード』(16年)や『アンチャーテッド』(22年)を思い出してみる。いずれも大ヒットゲームに忠実な、立派な実写化ではあった。しかし映画なりの魅力は薄かったのではないか。思えばすでに大予算アクション映画に引けを取らないダイナミックな映像や物語性を備えたゲームをそのままスクリーンに移し替えたところで、勝負は見えていたのかもしれない。
その点でブレイクスルーと言えたのが『ランペイジ 巨獣大乱闘』(18年)と『名探偵ピカチュウ』(19年)だった。前者はタイトル通りに大怪獣が暴れる80年代のアーケードゲームからその前提だけを借り、完全オリジナルのアクションに仕上げた。ドウェイン・ジョンソンが巨大ゴリラと手を組み、巨大ワニと戦う映画など、ゲーム原作でもなければ実現しえなかったと言える。後者は言うまでもない「ポケモン」が原作だが、人気のゲームキャラクターたちが実写の人間社会に生きていたら……という、映画というメディアの特性を活かした実写化作品となっていた。原作をいちど咀嚼して、映画だけにできる表現を追求するという路線は『マインクラフト/ザ・ムービー』(25年)に続いている。一方でゲームの物語を愚直に伝えながら、その「気持ちいいところ」を取り出して増幅、映画館の巨大な画面に叩きつけた『モータルコンバット ネクストラウンド』(26年)のような快作もある。『スーパーマリオ』から33年。ビデオゲームの実写化、その歴史はこれからも続いていく。
主なゲーム原作映画(抜粋/続編除く)
〈1990年代〉
▶︎『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』(1993)
▶︎『ストリートファイター』(1994)
▶︎『モータル・コンバット』(1995)
〈2000年代〉
▶︎『トゥームレイダー』(2001)
▶︎『バイオハザード』(2002)
▶︎『サイレントヒル』(2006)
〈2010年代〉
▶︎『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』(2010)
▶︎『ウォークラフト』(2016)
▶︎『アサシン クリード』(2016)
▶︎『名探偵ピカチュウ』(2019)
〈2020年代〉
▶︎『ソニック・ザ・ムービー』(2020)
▶︎『モンスターハンター』(2020)
▶︎『モータルコンバット』(2021)
▶︎『アンチャーテッド』(2022)
▶︎『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)
▶︎『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2023)
▶︎『マインクラフト/ザ・ムービー』(2025)
▶︎『バイオハザード』(2026)
▶︎『ストリートファイター/ザ・ムービー』(2026)
▶︎「ゼルダの伝説」実写映画(2027)
『ストリートファイター/ザ・ムービー』
2026年10月16日(金)公開
アメリカ=日本/2026/配給:東和ピクチャーズ=東宝
監督:キタオ・サクライ
出演:ノア・センティネオ、アンドリュー・小路、カリーナ・リャン、ローマン・レインズ、デヴィッド・ダストマルチャン、コーディ・ローデス、後藤洋央紀、50セント、ジェイソン・モモア
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