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スティーヴン・スピルバーグ監督
Steven Spielberg
「これがすべて真実だと
皆が知ることができたら素晴らしくないか?」
「『未知との遭遇』の時は『これがすべて真実だったら素晴らしくないか?』と考えた。だが半世紀近く経ったいま、『これがすべて真実であると皆が知ることができたら素晴らしくないか?』という考えに変わったんだ」というスティーヴン・スピルバーグは、子供の頃、父親を通じてSFと天文学に触れたことから、宇宙には他の文明が存在するのかと興味を持つようになったそうだ。その彼が2017年にニューヨークタイムズ紙に掲載された一つの記事によって再びUAP(UFO)に対する興味に火が付いたと明かしている。その記事にはUAPを調査する極秘計画に米国防省が資金を投じているという暴露などが記されていた。
「あの記事で私だけでなく、元々UAPを信じない人や、自分たちに知らされていない何かがあると信じている人の疑問と関心が高まった。『私たち以外に文明が存在するのか? もしそれを政府が知っているなら、なぜそれを隠すのか?』これがきっかけで、新たな地球外生命体のストーリーを作る時が来たのかもしれないと思ったんだ」
と語るスピルバーグは、『未知との遭遇』の時と同じように、脚本をエンディングから書き始め、徐々にその終幕に向かうためのキャラクターを作りだしていったという。
「本作では冒頭から、キャビンがむき出しのジェット機で飛ぶようなスリリングな映画体験を観客に楽しんでほしいと思った。それは『この世界で何が起きているのか』『どんな真実が隠蔽されているのか』『いま何が明らかになったのか』という疑問が氷塊するフィナーレで終着する」とミステリアスな本作の構想を明かすスピルバーグ。
「この映画は、権力者が真実と虚偽をうやむやにする手段を行使できる状況を突破してまで真実を明らかにすることの難しさを語っている。さらに世界に関する我々の理解を拡げるであろう真実が、もしかして宗教などの信念を揺るがすものかもしれないとしたら、我々はそれとどう向き合うのかという事態も問いかけている。結局、本作で描きたかったのは“共感”というものは、世界中で分かち合うべき素晴らしい資質で、それは私利私欲のために独占したり、自分の近親者だけに向けるものではないということなんだ」
エミリー・ブラント(マーガレット役)
Emily Blunt
「脚本を読んだ時、衝撃を受けたわ。その壮大な世界観と人間味に溢れていて、特別な作品だと分かった。私が演じるマーガレットはごく普通の人なのに、急にとんでもない事態に放り込まれ、戸惑いながら必死に対応するのだけど、彼女には人間らしさがあって共感できたわ。スティーヴン(スピルバーグ)はいつも話を聞いてくれて、何でも一緒に考えてくれる監督。私の矢継ぎ早の細かい質問にも、物語を知り尽くしているから何でも答えてくれる。あんなエネルギッシュな人はいないわ。映像にも彼にしかない独自性がある。俳優の演技を見て直感的に判断し、その場で形にしていくの。この映画で私が好きなのは列車と車のチェイス・シーンだけど、きっと皆さんも気に入ってくれると思うわ」
コリン・ファース(スキャンロン役)
Colin Firth
「脚本のデヴィッド(コープ)とは『アパートメント・ゼロ』(89)で一緒に仕事をしたことがあり、彼にこの作品に誘われたんだ。その脚本を読んだら引き込まれて一気に読み、さらに理解を深めるために再読した。この脚本には『未知との遭遇』だけでなく『ブリッジ・オブ・スパイ』『ミュンヘン』など様々なスピルバーグ作品の要素が組み込まれていた。スキャンロンは最初は悪者のように映るキャラだが、物語が進むうちに、開示されると世界が混沌のスパイラルに陥る可能性を持つ情報を守ろうとしている彼の真意がわかってくる。最終的には彼を非常に人間味のある人物だと感じたよ。スティーヴンは特に厳しいと思われるような場面の撮影でさえ、やりやすく楽しいものにしてくれる監督だった」
『ディスクロージャー・デイ』
2026年10月1日(木)公開
アメリカ/2026年/2時間25分/東宝東和配給
監督/スティーヴン・スピルバーグ
出演/エミリー・ブラント、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、イヴ・ヒューソン、コールマン・ドミンゴ
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