異様な家庭環境で純粋無垢に育ち、思春期を迎える中、秘められていた異能が表出するひとりの少女を描くスティーヴン・キング原作の小説を映画化して大きな反響を呼んだ『キャリー』が、現代的な新たな恐怖を交え、ドラマシリーズとなりました。映画版とは異なる数々の見どころを備えた注目の新作のチェックポイントをお届けしましょう。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『キャリー』より ©︎Amazon MGM Studio ©Amazon Content Services LLC
画像: 【 ハロウィン2026スペシャル 4 】スティーヴン・キング原作の傑作ホラーがドラマシリーズとなって蘇る!マイク・フラナガンが贈る新たな恐怖譚「キャリー」爆誕!

イントロダクション

ホラー小説界の帝王、スティーヴン・キングの長編小説デビュー作で、1976年にブライアン・デ・パルマ監督の手で映画化され、大ヒットを記録した「キャリー」が、『ドクター・スリープ』『サンキュー、チャック』のマイク・フラナガンの手によって再構築され、初のドラマシリーズとなって蘇る!

内に秘めたパワーを持つ主人公の少女キャリーを演じるのは新星サマー・H・ハウエル。キャリーの持つ超能力が、彼女の初めての学園生活の中で、悪意に満ちたいじめに曝され爆発に至るストーリーを現代ならではの視点で描き、彼女を囲む登場人物たちの背景も映画版よりもさらに踏み込んで描写されている。キャリーの母、マーガレットにはサマンサ・スローヤン、クラスメイトのスーにはシエナ・アグドン、クリスにはアリソン・ソーントンが扮し、さらにトミー役のジョエル・ウレット、ビリー役のアーサー・コンティ、校長役のマシュー・リラードらが共演。ショーランナーのフラナガンは、脚本と製作総指揮(キングも共同参加)を務め、第1、2、7、8話を監督する。彼の執筆した脚本により、映画版より原作に近くなった箇所、残酷なSNSによるいじめなど、現代風にアップデートされた箇所もあり、キャラクターたちの多面的な人物描写も交えて、静かな郊外の街チェンバレンで起きた恐るべき悲劇をさらにスケールアップしている。

あらすじ

ある男性が工事現場で不慮の事故で亡くなるが、彼の家を警察が捜索するとクローゼットに隠れていた母娘が発見された。母マーガレットは親子で暮らしていくために就職することになり、これまで外の世界に出たことがなかった娘のキャリーは、初めて学校に登校することになった。キャリーは、スー、クリスらの級友たちと出会うが、現代っ子の彼女たちとまるで世間を知らないキャリーの言動はなかなか嚙みあわない。さらにキャリーは自身の神経が昂ると不思議なパワーが働くことを自覚し始める。やがてそんなキャリーを標的としたいじめが行われるようになるが…。

登場人物

キャリー・ホワイト(サマー・H・ハウエル)
強力な念動力を持つ純粋無垢な少女

画像: キャリー・ホワイト(サマー・H・ハウエル)

キャリー・ホワイト(サマー・H・ハウエル)

マーガレット・ホワイト(サマンサ・スローヤン)
娘を守ることだけがすべての母親

画像: マーガレット・ホワイト(サマンサ・スローヤン)

マーガレット・ホワイト(サマンサ・スローヤン)

スー・スネル(シエナ・アグドン)
キャリーと親しくなろうとするクラスメイト

トミー・ロス(ジョエル・ウレット)
周囲も公認のスーのボーイフレンド

画像: 左からトミー・ロス(ジョエル・ウレット)、トミー・ロス(ジョエル・ウレット)

左からトミー・ロス(ジョエル・ウレット)、トミー・ロス(ジョエル・ウレット)

クリス・ハーゲンセン(アリソン・ソーントン)
スーの親友でキャリーをいじめの標的にする

画像: クリス・ハーゲンセン(アリソン・ソーントン)

クリス・ハーゲンセン(アリソン・ソーントン)

スティーヴン・キングのコメント

「このシリーズは、見るのをやめられなかった。10代の苦悩 ── そして時おり差し込む、まばゆい喜び─の革新に迫っているように感じる。原作とブライアン・デ・パルマの映画が”血”と“恐怖”を描いたものだとすれば、フラナガン版はそこをさらに深く掘り下げ“ソーシャルメディアの恐怖”を描いている。私はとても気に入った」

Photo by Getty Images

「キャリー」
Prime Videoにて独占配信中
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