“背中は主人公の人生の象徴”ー『ある一生』ハンス・シュタインビッヒラー監督インタビュー
激動の20世紀の中、80年にわたって暴力、戦争、貧困に耐えなければならなかったアンドレアス・エッガー。彼の人生の中にも幸福な瞬間と大きな愛があり、苦難を受け入れ、無骨に生き抜いていった。映画『ある一生』は世界40カ国以上で翻訳され、ブッカー賞最終候補にもなったローベルト・ゼーターラーの同名小説を原作とし、名もなき男の孤独な人生を描いている。メガホンを取ったハンス・シュタインビッヒラー監督に作品に対する思いや主演俳優シュテファン・ゴルスキーについて語ってもらった。(取材・文/ほりきみき)