映画『イチケイのカラス』田中亮監督インタビュー/竹野内豊の体現した感情が作品の到達点を示す
ドラマ「イチケイのカラス」は自由奔放で型破りなクセ者裁判官・入間みちおと上昇志向が強い超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴の2人がコミカルな掛け合いを見せつつ、<真実>のみを追求し、社会の闇を暴いていく姿を描いて話題になりました。映画『イチケイのカラス』が描くのはドラマから2年後。みちおは「職権発動」が通用しない国家機密に挑み、坂間は裁判官の“他職経験制度”で弁護士に期間限定で転職し、小さな事件にも全力投球していきます。引き続き演出を担当した田中亮監督にドラマから更にスケールアップしたストーリーと、魅力的なキャラクター達についてお話をうかがいました。(取材・文/ほりきみき)