【インタビュー】映画『ガール・ピクチャー』思春期独特の気持ちの揺れを丁寧に描いたとアッリ・ハーパサロ監督が語る
17歳から18歳という子どもと大人のはざまに差し掛かった3人の少女が〈こうあるべき自分〉を思い描き、つまずき、ぶつかり、失敗しながらも誰かと寄り添い、自由を獲得する方法を学んでいく。映画『ガール・ピクチャー』は若い世代の感覚を反映させ、ヘテロセクシュアル(異性愛)やシスジェンダー(割り当てられた性別と性自認が一致している人)を前提とせず、それぞれに異なる恋愛指向があることを当たり前として物語が進む時代を反映した青春映画です。脚本開発にも関わったアッリ・ハーパサロ監督に作品の核となる思いについて語っていただきました。(取材・文/ほりきみき)