【インタビュー】答えのない問いに覚悟を決めて挑んだ『私はあなたを知らない、』中野量太監督
家族とは何か。失われた命の重さを、残された人々はどう受け止め、どう生きていくのか――。『湯を沸かすほどの熱い愛』以来10年ぶりの完全オリジナル作品となる『私はあなたを知らない、』で、中野量太監督は、これまで描き続けてきた「家族」というテーマをさらに深く掘り下げた。一つの事件から着想を得て、長い時間をかけて温めてきた本作。命が失われることで、その周囲の人々の人生がどう変化していくのかを丁寧に描き出す。「家族とは何か」という問いに向き合い続ける中野監督に、タイトルに込めた思い、登場人物の創造、そして坂口健太郎、早瀬憩らキャストとともに作り上げた人物像について話を聞いた。(取材・文/ほりきみき)