唐田えりか:映画『死体の人』インタビュー
映画、テレビ番組、ミュージックビデオ、ライブDVDなどを手掛ける制作プロダクション「オフィスクレッシェンド」が主催した、“まだ存在しない映画の予告編”で審査するユニークな映像コンテスト「未完成映画予告編大賞 MI-CAN3.5復活祭」最優秀作品を映画化した『死体の人』が全国順次公開中だ。演じることにかける想いは人一倍強いものの、死体役ばかりをあてがわれる男の姿を通して、理想と現実の折り合いをつけることの難しさ、そして何より“生きることと死ぬこと”という深遠なるテーマを、絶妙なバランスのユーモアとペーソスで描いた本作。主人公の〈死体の人〉が運命の出会いを果たすヒロイン・加奈を、胆大心小に演...