菅田将暉が整として言葉を発したことで映像作品として成立―映画『ミステリと言う勿れ』松山博昭監督インタビュー
天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整。時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りだけで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みや事件の謎を解いてしまう。そんな整が広島を訪れた際、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家の遺産相続事件に巻き込まれていく。菅田将暉主演の映画『ミステリと言う勿れ』は同名ドラマの映画化です。ドラマに引き続き演出を務めた松山博昭監督に、ドラマ化のきっかけから映画を作るにあたっての苦労、伝えたいことなどうかがいました。(取材・文/ほりきみき)