【インタビュー】映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』ザーラ・アミール・エブラヒミ/社会の在り方について考えるきっかけにしてほしい
2000年~2001年にイランの聖地マシュハドで16人もの犠牲者が出た連続娼婦殺人事件が起きました。その事件をベースにカンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを受賞した北欧ミステリー『ボーダー 二つの世界』のアリ・アッバシ監督が15年の構想を経て作ったのが映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』です。女性ジャーナリストが男性社会からの圧力や身の危険を感じながらも、真相を追い求め、犯人と対峙する。人間に潜在する狂気と恐怖をミステリータッチで暴き出します。主人公を演じたザーラ・アミール・エブラヒミさんに作品に対する思いをうかがいました。(取材・文/ほりきみき/カバー画像:Emma McIntyre:...