【インタビュー】杉咲花と志尊淳が原作者のイメージ以上にキャラクターを具現化―映画『52ヘルツのクジラたち』成島出監督、町田そのこ先生
幼い頃に母親から虐待を受け、高校卒業後は義父の介護を押し付けられていた女性が自分と同じように母親から虐待を受けている少年と出会い、彼を助け出そうと奮闘する。その過程で自分を助け出してくれたある男性のことを思い起こしていく。映画『52ヘルツのクジラたち』は2021年本屋大賞に輝いた町田そのこの同名小説の映画化で、〈52ヘルツのクジラ〉とは、他の仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴く世界で1頭だけのクジラのこと。主人公の三島貴瑚を杉咲花、彼女を救う岡田安吾を志尊淳が演じている。公開を機に成島出監督、町田そのこ先生にお話をうかがった。(取材・文/ほりきみき)