小さな視点から見た歴史が大きな歴史と綿密に繋がっている―映画『6月0日 アイヒマンが処刑された日』ジェイク・パルトロウ監督インタビュー
第二次世界大戦下のナチス・ドイツでユダヤ人を強制収容所に送り込み抹殺する計画立案者だったアドルフ・アイヒマン。逮捕劇や裁判はすでに多くの作品で描かれてきましたが、処刑された後、どうなったのでしょうか。実は火葬が禁止されているイスラエルで火葬されていたのです。『6月0日 アイヒマンが処刑された日』はアイヒマンの遺体処理の極秘プロジェクトに巻き込まれた人々を通して、アイヒマン最期の6ヶ月を描いた作品です。驚きべき話に興味を持ち、脚本も担当したジェイク・パルトロウ監督にお話をうかがいました。(取材・文/ほりきみき)