80年代へのオマージュで時代を繋ぐ。『午前4時にパリの夜は明ける』ミカエル・アース監督インタビュー【髙野てるみの「シネマという生き方」VOL34】
『アマンダと僕』(2018)で、ヴェネチア国際映画祭マジック・ランタン賞、東京国際映画祭で、グランプリ&最優秀脚本賞のダブル受賞に輝いた映画監督ミカエル・アース。彼の最新作となる『午前4時にパリの夜は明ける』は、80年代に遡り、日々の暮らしの中で自分らしく生きることに懸命な“普通の人々”たちを描いて、その時代へのオマージュを捧げた。静かで美しい映画がまた一つ誕生した。80年代への熱い想いを、アース監督にうかがってみた。